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旅立ち~オードゥス出立まで
目覚め
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「あ、ロゼちゃんが目覚めたよ!」
「…ロゼ、大丈夫か?」
「うーん…気持ち悪い…
あ!?ノア君、ノアく、う!?ぐぅっ!?」
「ロゼ、まだ安静にしてなさい、回復魔法を掛けたとは言え猛毒大蛇に吹っ飛ばされたのよ?」
「そう!猛毒大蛇の凪払いを食らってあたしは…
それにノア君は?」
ズズン!バキバキッ! 「ひっ!」
地面を伝わる振動と木々を薙ぎ倒す音で身を強張らせるロゼ。
監視と警戒を行っているクロラは不安そうな顔で坂の方を見詰めていた。
ふらつきながらもジェイルの肩を借り、クロラが見詰める先を見る。
「な…!?」
ロゼは絶句した。
無理もない、顔から血を噴き出したノアが2頭の猛毒大蛇の攻撃を掻い潜りつつ反撃を行っていた。
「ち、ちょっと、助けに行かないと…」
「ロゼ、ノア君…いや、彼から言われた。
"足元も覚束無いお前と手負いを庇いながらの戦闘が出来る程余裕は無い"とね。
確かに今の状態で俺とロゼが行っても足手纏いになるだけだ。
すまない、体調を考えず探索を強行したばかりに…」
「あたしも…素材が欲しくって後先考えずに…」
「2人共、謝罪するなら本人に直接伝えなさい。
あの子、何も言わず黙って彼の帰りを待ってるんだから。」
皆はその後何も話さずにノアの戦いを見ていた。
「お、ロゼさん目覚めたみたいだな。」
(『アホか『俺』は!自分の心配しろ!自分の!後3分以内に何とかしないと死ぬんだぞ?』)
「分かってるけどアイツらお互いの弱点カバーして全然首元に近寄れ無いんだよ。」
先程から比較的柔らかい首元に接近するチャンスは多々あったのだが、その都度もう1匹が狙い、噛み付きを仕掛けてくる。
面倒だがこのまま戦闘を継続して鱗による受け流しを無視してぶった斬る事も出来るがその速度に達するには暫く掛かる。
その前に毒で殺られてしまう。
(『最悪呑み込まれる覚悟で特攻してみるのも手だぜ?』)
「特攻か…その手があったか。」
(『ん?ちょっと待て今のは冗談だぞ?
おい!?冗談だからな!』)
『俺』の静止を聞かず再び高速で猛毒大蛇への接近を図る。
首元まで接近すると別個体が大口を開け、迫って来たので
「とりあえずこれでも呑んどけ。」
<集中><渾身><投擲術>を発動、猛毒大蛇の口の中へ阿羅亀噛をぶん投げる。
ゴヂュッ! ゲジャァアアアアアッ!
呑み込むというより喉の奥に突き立てると言った表現が正しく、猛毒大蛇は思いがけない攻撃に我を忘れのたうち回っている隙にもう1匹に接近を図る。
途中地面に落ちていた何て事無い掌大の岩を掴む。
猛毒大蛇の尻尾の凪払いや噛み付きを掻い潜りながら頭の上まで来ると<渾身>を発動して猛毒大蛇の眼に腕を肘の辺りまで突っ込む。
ジャアアアアアアアアアアアアアアアアッ!?
暴れ狂う猛毒大蛇、ノアもただ眼を潰しに来た訳ではなく、岩を握り込んだ拳に魔力を流す。
想像する形は近所の木に生えていた栗の木の毬栗(いがぐり)。
猛毒大蛇の頭の中で凄惨な破壊活動が行われたのだろう、急激に脱力して地面に崩れ落ちた。
ノアは眼から腕を引き抜き、未だにのたうち回るもう1匹に接近。
近寄らせまいと尻尾を大振りに振るうが大雑把過ぎて避けるのも訳無い。
苦し紛れに噛み付きを仕掛けて来ると喉の奥に突き立った阿羅亀噛を発見。
「返して貰うよ。」
そう言って自ら猛毒大蛇の口内に侵入、阿羅亀噛の柄を掴むと両足で踏ん張って両手両足各所で<渾身>を発動、勢いよく突き進むと体内から突き破り外へと脱出。
体を突き破られた猛毒大蛇は激痛と大量出血を伴い少しして地面に崩れ落ちた。
ノアは直ぐに【一気呵成】を解除、猛烈な虚脱感に苛まれるが何とか持ち堪えつつ皆の元へ戻る。
その途中でアイテムボックスから毒消しを数枚取り出し、口に一気に頬張る。
体から徐々に毒毒しい色が抜けていく。
「ぶっ!」と口から毒消しに吸着した毒を吐き出し毒状態を解除。
続けてアイテムボックスから回復玉を3個取り出して口に放り込み、バリバリと食べる。
徐々に背中の傷が塞がっていき、傷も癒えた。
その頃には皆の元に辿り着く。
ジェイルとロゼはとても申し訳なさそうな顔をしていた。
「すまない。
メンバーの体調を考慮せず探索を強行した。
それに…ロゼを助けようと後先考えずに<挑発>を発動して逆にメンバー達に危険な橋を渡らせる事になりそうだった。」
「あたしも…素材欲しさに体調考えずに戦ったりしてごめんなさい。」
「あー…まぁ気にしないで下さい。
と言っても気にするだろうからこれだけは言っておきます。
素材がもう少しで手に入るなら多少無理してでも取りに行きたくなる気持ちは分かります。
仲間が酷い目に合いそうなら無意識に反応するのも分かります。
やってしまった事はしょうがない、次回気を付けてくれればそれで良いです。」
確実に罵詈雑言が飛んで来ると思っていたジェイル、ロゼの気持ちとは裏腹に非常にさっぱりとした返答に固まる両名。
そんな2人にポーラとロゼが話しに入ってくる。
「まぁ2人ならそんな事2度としそうに無いしね。」
「ロゼちゃんは普段はああだけど根は真面目だからね。」
「ちょっとー、ああって何よ、ああって。」
そこから女性3人のいつもの絡みが始まり、ジェイルはやれやれと言った感じで眺める。
ジェイルの事だからロゼ程すっぱりと気持ちを切り替えるのは難しいだろう。
「さてジェイルさん、この後探索の方はどうしますか?
さっき僕が殺気を飛ばしたせいか猛毒大蛇は下に行ったみたいですが。」
3階への坂を見ると先程まで猛毒大蛇で犇めいていたのが嘘の様にしんと静まり返っており、<気配感知>の範囲には何もいない様だ。
「いや、一旦街へ戻って装備や体調を万全に整えてまた次来よう。
食事、休憩、見張りや戦闘面でも今回はノア君に頼りすぎな面もあった。
欲を出して危険な目にあったから色々考える時間が欲しいという理由もあるしね。」
このジェイルの判断に異を唱える者はいなかった。
各々身支度を整え、帰還の為の準備を進める。
ちなみに少しの間とはいえパーティを組んだ為、倒した2匹の猛毒大蛇の内1匹はロゼに渡した。
ロゼは受け取れないと言ったが無理矢理押し付けた。
皆の準備が整うまでの間ノアは近くの岩に腰掛け、全ての<耐性スキル>を解除すると出血が多かった為直ぐに激しいめまいや頭痛が襲う。
アイテムボックスを探り、念の為薬草小屋で買っておいたチノアラシの針を2本取り出す。
ブスッ!ブスッ!
首の付け根と手首に刺して輸血する。
「う~痛ぇ~…けど痛みが引いて来た…」
「…ノア君大丈夫?」
隣に座ったのはクロラだった。
「あー絵面は酷いですが輸血してるだけですのでお気になさらず…」
「まーた無茶して…顔中血塗れだよ?」
「え?あ!?」
「ふふ、待って今顔拭いてあげる。」
「いやいや、血で汚れますから自分の服で拭きますよ。
ってああ!?服も血でガビガビだ。
そうだ、後でクリーン掛けるから良いですよ。」
「良いから!」
クロラに強く言われると拒否出来ないノアはなすがままに顔を拭かれる。
「はい、綺麗になったよ。」
「ありがとうございます、クロラふぁ、ん?」
顔を拭き終わったクロラが抱き付いてきて耳元で囁く。
「無茶する時は一言言うって言わなかったっけ?」
「うっ!?すいません、緊急事態だったもので…」
「ふふ、でもいい!ちゃんと帰って来てくれたから。
でももうちょっとこのままね。」
「良いですよ。どのみち輸血完了まで掛かりますので。」
(『おい、チノアラシの針はもう空だぞ?』)
(しっ!黙ってて。)
「…ロゼ、大丈夫か?」
「うーん…気持ち悪い…
あ!?ノア君、ノアく、う!?ぐぅっ!?」
「ロゼ、まだ安静にしてなさい、回復魔法を掛けたとは言え猛毒大蛇に吹っ飛ばされたのよ?」
「そう!猛毒大蛇の凪払いを食らってあたしは…
それにノア君は?」
ズズン!バキバキッ! 「ひっ!」
地面を伝わる振動と木々を薙ぎ倒す音で身を強張らせるロゼ。
監視と警戒を行っているクロラは不安そうな顔で坂の方を見詰めていた。
ふらつきながらもジェイルの肩を借り、クロラが見詰める先を見る。
「な…!?」
ロゼは絶句した。
無理もない、顔から血を噴き出したノアが2頭の猛毒大蛇の攻撃を掻い潜りつつ反撃を行っていた。
「ち、ちょっと、助けに行かないと…」
「ロゼ、ノア君…いや、彼から言われた。
"足元も覚束無いお前と手負いを庇いながらの戦闘が出来る程余裕は無い"とね。
確かに今の状態で俺とロゼが行っても足手纏いになるだけだ。
すまない、体調を考えず探索を強行したばかりに…」
「あたしも…素材が欲しくって後先考えずに…」
「2人共、謝罪するなら本人に直接伝えなさい。
あの子、何も言わず黙って彼の帰りを待ってるんだから。」
皆はその後何も話さずにノアの戦いを見ていた。
「お、ロゼさん目覚めたみたいだな。」
(『アホか『俺』は!自分の心配しろ!自分の!後3分以内に何とかしないと死ぬんだぞ?』)
「分かってるけどアイツらお互いの弱点カバーして全然首元に近寄れ無いんだよ。」
先程から比較的柔らかい首元に接近するチャンスは多々あったのだが、その都度もう1匹が狙い、噛み付きを仕掛けてくる。
面倒だがこのまま戦闘を継続して鱗による受け流しを無視してぶった斬る事も出来るがその速度に達するには暫く掛かる。
その前に毒で殺られてしまう。
(『最悪呑み込まれる覚悟で特攻してみるのも手だぜ?』)
「特攻か…その手があったか。」
(『ん?ちょっと待て今のは冗談だぞ?
おい!?冗談だからな!』)
『俺』の静止を聞かず再び高速で猛毒大蛇への接近を図る。
首元まで接近すると別個体が大口を開け、迫って来たので
「とりあえずこれでも呑んどけ。」
<集中><渾身><投擲術>を発動、猛毒大蛇の口の中へ阿羅亀噛をぶん投げる。
ゴヂュッ! ゲジャァアアアアアッ!
呑み込むというより喉の奥に突き立てると言った表現が正しく、猛毒大蛇は思いがけない攻撃に我を忘れのたうち回っている隙にもう1匹に接近を図る。
途中地面に落ちていた何て事無い掌大の岩を掴む。
猛毒大蛇の尻尾の凪払いや噛み付きを掻い潜りながら頭の上まで来ると<渾身>を発動して猛毒大蛇の眼に腕を肘の辺りまで突っ込む。
ジャアアアアアアアアアアアアアアアアッ!?
暴れ狂う猛毒大蛇、ノアもただ眼を潰しに来た訳ではなく、岩を握り込んだ拳に魔力を流す。
想像する形は近所の木に生えていた栗の木の毬栗(いがぐり)。
猛毒大蛇の頭の中で凄惨な破壊活動が行われたのだろう、急激に脱力して地面に崩れ落ちた。
ノアは眼から腕を引き抜き、未だにのたうち回るもう1匹に接近。
近寄らせまいと尻尾を大振りに振るうが大雑把過ぎて避けるのも訳無い。
苦し紛れに噛み付きを仕掛けて来ると喉の奥に突き立った阿羅亀噛を発見。
「返して貰うよ。」
そう言って自ら猛毒大蛇の口内に侵入、阿羅亀噛の柄を掴むと両足で踏ん張って両手両足各所で<渾身>を発動、勢いよく突き進むと体内から突き破り外へと脱出。
体を突き破られた猛毒大蛇は激痛と大量出血を伴い少しして地面に崩れ落ちた。
ノアは直ぐに【一気呵成】を解除、猛烈な虚脱感に苛まれるが何とか持ち堪えつつ皆の元へ戻る。
その途中でアイテムボックスから毒消しを数枚取り出し、口に一気に頬張る。
体から徐々に毒毒しい色が抜けていく。
「ぶっ!」と口から毒消しに吸着した毒を吐き出し毒状態を解除。
続けてアイテムボックスから回復玉を3個取り出して口に放り込み、バリバリと食べる。
徐々に背中の傷が塞がっていき、傷も癒えた。
その頃には皆の元に辿り着く。
ジェイルとロゼはとても申し訳なさそうな顔をしていた。
「すまない。
メンバーの体調を考慮せず探索を強行した。
それに…ロゼを助けようと後先考えずに<挑発>を発動して逆にメンバー達に危険な橋を渡らせる事になりそうだった。」
「あたしも…素材欲しさに体調考えずに戦ったりしてごめんなさい。」
「あー…まぁ気にしないで下さい。
と言っても気にするだろうからこれだけは言っておきます。
素材がもう少しで手に入るなら多少無理してでも取りに行きたくなる気持ちは分かります。
仲間が酷い目に合いそうなら無意識に反応するのも分かります。
やってしまった事はしょうがない、次回気を付けてくれればそれで良いです。」
確実に罵詈雑言が飛んで来ると思っていたジェイル、ロゼの気持ちとは裏腹に非常にさっぱりとした返答に固まる両名。
そんな2人にポーラとロゼが話しに入ってくる。
「まぁ2人ならそんな事2度としそうに無いしね。」
「ロゼちゃんは普段はああだけど根は真面目だからね。」
「ちょっとー、ああって何よ、ああって。」
そこから女性3人のいつもの絡みが始まり、ジェイルはやれやれと言った感じで眺める。
ジェイルの事だからロゼ程すっぱりと気持ちを切り替えるのは難しいだろう。
「さてジェイルさん、この後探索の方はどうしますか?
さっき僕が殺気を飛ばしたせいか猛毒大蛇は下に行ったみたいですが。」
3階への坂を見ると先程まで猛毒大蛇で犇めいていたのが嘘の様にしんと静まり返っており、<気配感知>の範囲には何もいない様だ。
「いや、一旦街へ戻って装備や体調を万全に整えてまた次来よう。
食事、休憩、見張りや戦闘面でも今回はノア君に頼りすぎな面もあった。
欲を出して危険な目にあったから色々考える時間が欲しいという理由もあるしね。」
このジェイルの判断に異を唱える者はいなかった。
各々身支度を整え、帰還の為の準備を進める。
ちなみに少しの間とはいえパーティを組んだ為、倒した2匹の猛毒大蛇の内1匹はロゼに渡した。
ロゼは受け取れないと言ったが無理矢理押し付けた。
皆の準備が整うまでの間ノアは近くの岩に腰掛け、全ての<耐性スキル>を解除すると出血が多かった為直ぐに激しいめまいや頭痛が襲う。
アイテムボックスを探り、念の為薬草小屋で買っておいたチノアラシの針を2本取り出す。
ブスッ!ブスッ!
首の付け根と手首に刺して輸血する。
「う~痛ぇ~…けど痛みが引いて来た…」
「…ノア君大丈夫?」
隣に座ったのはクロラだった。
「あー絵面は酷いですが輸血してるだけですのでお気になさらず…」
「まーた無茶して…顔中血塗れだよ?」
「え?あ!?」
「ふふ、待って今顔拭いてあげる。」
「いやいや、血で汚れますから自分の服で拭きますよ。
ってああ!?服も血でガビガビだ。
そうだ、後でクリーン掛けるから良いですよ。」
「良いから!」
クロラに強く言われると拒否出来ないノアはなすがままに顔を拭かれる。
「はい、綺麗になったよ。」
「ありがとうございます、クロラふぁ、ん?」
顔を拭き終わったクロラが抱き付いてきて耳元で囁く。
「無茶する時は一言言うって言わなかったっけ?」
「うっ!?すいません、緊急事態だったもので…」
「ふふ、でもいい!ちゃんと帰って来てくれたから。
でももうちょっとこのままね。」
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