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旅立ち~オードゥス出立まで
3人パーティ
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クロラさんが焼き菓子を食べ終えた直後バッツとガッツと一緒にいた3人パーティがやってきた。
クロラも気付いて慌てて目を擦る。
3人パーティのリーダーらしき剣士がクロラの前に立つ。
「すまなかった。
知らなかったとはいえ、間接的にあなたを傷付けてしまった。」
謝られた事に慌ててクロラも返答する。
「い、いえ。元々私とあの2人の問題なのですから逆に巻き込んでしまってすいませんでした。」
「正直この街に来るまでの間にうんざりしていてね。何故かあの2人はパーティの一員のつもりだったのだろうが、元々切るつもりだった。
あなたはギルドでパーティ募集をしていたそうだが、もし良ければ私たちのパーティに入らないか?」
突然のパーティの誘いに目をぱちくりさせるクロラ。
「え、私が…ですか?」
「私たちのパーティは見ての通り、剣士、双剣士、魔法使いの3人で構成されているが遠距離の攻撃役を探していた。」
「でも私まだそんなに「私だってまだ両方の剣を駆使しての戦闘は慣れてないわよ。」」
後ろの双剣士が剣士の話に割って入る。
更に魔法使いが追加される。
「私も悪口は流暢に喋れるけど、呪文はたまに噛むわ。」
「誰しも初めから完璧など求めてない。安心してくれ。」
3人の話を聞いたクロラは服装をただし3人に向き直り頭を下げる。
「クロラと言います。これからよろしくお願いします。」
「ジェイルと言う。これからよろしく。」
「ロゼって呼んでね。これからよろしく。」
「ポーラって言うわ。これからよろしくね。」
上手いこと話が進んだ様だ。
「ノアくーん!パーティ登録行ってくるねー!」
クロラが満面の笑みで3人と一緒にギルドの方に向かう。
ノアは手を振って送り出す。
今まで足元で黙って座り込んでいたレーヴァが口を開く。
「坊や、あの時2人に殴り掛からせる為に焚き付けたね?」
「正直1発ぶん殴りたかったのでわざと煽りました。まずかったですか?」
「内容はどうあれ殴り掛かったのはあっちだ。お咎めは無いだろうよ。(まぁ、アイツが来てるんだ。もう上には話通ってんだろうしね。)」
なら良かったと大きなため息を吐き出すノア。
「それじゃ僕は後でギルド戻って依頼受けたらダンジョンに潜ろうと思ってますがレーヴァさんは今日予定入ってますか?」
「この時期は大抵空いてるよ。」
「では今日はガッツリ3階、4階辺りまで進めようと思いますけどどうですか?」
「進めるねぇ。んで、いつ行く?」
「30分後にダンジョン前にしましょう。」
「分かったよ。準備してくる。」
おばさんにお金を払い、各々準備を始める。
レーヴァは装備を取りに、ノアはある店に向かう。
「すいませーん!ガーラさんいますかー?」
「あいよー!おお!坊主どうしたよ?」
「またダンジョン潜るので武器を新調しに来ました。このショートソードと同じものと矢を20本、ダガー4本、腰にダガーを差せるベルトありますか?」
ノアからの注文にガーラは淀み無く動き次々とカウンターに置いていく。
「ショートソードに矢20、ダガー4な!ダガーは投擲用、共用どちらが良い?
あとお前さん、弓担いでっから腰の両端に2本ずつで良いかい?」
ノアの装備状態を見てガーラが意見を聞く。
「ダガーは共用、両端に2本ずつでお願いします。」
意見を聞いたガーラはノアの体にベルトを宛がい、ベルトの位置を調整する。
少ししてノアはベルトを装着。カウンターに並んだダガーを両手で持ち、握り、軽く振る。鞘の位置を確認しつつ体に慣らしていく。
次に新調したショートソードを持ち、握り具合を確かめる。慣れた動きで腰に下げる。矢を矢筒に収める。
「全部で2万2000ガルだ!」
お金を払ったノアは店を出る。
次にその足で向かったのは冒険者ギルドだ。
中に入ると職員が3名いた。クロラ達の登録は既に終わったのだろう。
「先程はご迷惑お掛けしました!」
勢いよく頭を下げるノア。
職員の1人が出て来てノアに告げる。
「先程の話にあった押し付けの件ですが情報屋からの報告で事実である事が確認されました。
ですが被害者であるノアさんからの要望によりギルドとしてはクロラさんは不問とします。
残りのバッツとガッツについてはどうされますか?
通常ですと冒険者資格の剥奪もしくは追放等がございますが。」
「別に追放とかしなくても良いです。他人に迷惑掛けなければ冒険者になって貰っても良いですよ。」
「畏まりました。当人にはその様に伝えます。もし破った場合はこちらの方で判断させて貰います。」
「因みにあの2人はどうしましたか?」
「2人共気を失っているので目を覚まし次第調書を取れるよう守衛所にて勾留しています。」
職員から2人の所在を聞いた後、依頼を確認しにカウンター横に向かう。
内容を確認し幾つか依頼票を取る。
カウンターに持って行き職員に渡す。
「え?これ全部ですか?」
職員が驚きを隠さずノアに確認を取る。
ノアが受けたクエストは以下の通り
『ウルフの狩猟 最低8頭』
『猪または猪モンスターの狩猟 最低5頭(上位モンスターの場合報酬金変動)』
『鹿または鹿モンスターの狩猟 最低7頭(上位モンスターの場合報酬金変動)』
『熊または熊モンスターの狩猟 最低2頭(上位モンスターの場合報酬金変動)』
『毒蛇の狩猟(体内の毒袋の有無で報酬金変動)』
※全て期限無し
「はい。これでお願いします。」
クロラも気付いて慌てて目を擦る。
3人パーティのリーダーらしき剣士がクロラの前に立つ。
「すまなかった。
知らなかったとはいえ、間接的にあなたを傷付けてしまった。」
謝られた事に慌ててクロラも返答する。
「い、いえ。元々私とあの2人の問題なのですから逆に巻き込んでしまってすいませんでした。」
「正直この街に来るまでの間にうんざりしていてね。何故かあの2人はパーティの一員のつもりだったのだろうが、元々切るつもりだった。
あなたはギルドでパーティ募集をしていたそうだが、もし良ければ私たちのパーティに入らないか?」
突然のパーティの誘いに目をぱちくりさせるクロラ。
「え、私が…ですか?」
「私たちのパーティは見ての通り、剣士、双剣士、魔法使いの3人で構成されているが遠距離の攻撃役を探していた。」
「でも私まだそんなに「私だってまだ両方の剣を駆使しての戦闘は慣れてないわよ。」」
後ろの双剣士が剣士の話に割って入る。
更に魔法使いが追加される。
「私も悪口は流暢に喋れるけど、呪文はたまに噛むわ。」
「誰しも初めから完璧など求めてない。安心してくれ。」
3人の話を聞いたクロラは服装をただし3人に向き直り頭を下げる。
「クロラと言います。これからよろしくお願いします。」
「ジェイルと言う。これからよろしく。」
「ロゼって呼んでね。これからよろしく。」
「ポーラって言うわ。これからよろしくね。」
上手いこと話が進んだ様だ。
「ノアくーん!パーティ登録行ってくるねー!」
クロラが満面の笑みで3人と一緒にギルドの方に向かう。
ノアは手を振って送り出す。
今まで足元で黙って座り込んでいたレーヴァが口を開く。
「坊や、あの時2人に殴り掛からせる為に焚き付けたね?」
「正直1発ぶん殴りたかったのでわざと煽りました。まずかったですか?」
「内容はどうあれ殴り掛かったのはあっちだ。お咎めは無いだろうよ。(まぁ、アイツが来てるんだ。もう上には話通ってんだろうしね。)」
なら良かったと大きなため息を吐き出すノア。
「それじゃ僕は後でギルド戻って依頼受けたらダンジョンに潜ろうと思ってますがレーヴァさんは今日予定入ってますか?」
「この時期は大抵空いてるよ。」
「では今日はガッツリ3階、4階辺りまで進めようと思いますけどどうですか?」
「進めるねぇ。んで、いつ行く?」
「30分後にダンジョン前にしましょう。」
「分かったよ。準備してくる。」
おばさんにお金を払い、各々準備を始める。
レーヴァは装備を取りに、ノアはある店に向かう。
「すいませーん!ガーラさんいますかー?」
「あいよー!おお!坊主どうしたよ?」
「またダンジョン潜るので武器を新調しに来ました。このショートソードと同じものと矢を20本、ダガー4本、腰にダガーを差せるベルトありますか?」
ノアからの注文にガーラは淀み無く動き次々とカウンターに置いていく。
「ショートソードに矢20、ダガー4な!ダガーは投擲用、共用どちらが良い?
あとお前さん、弓担いでっから腰の両端に2本ずつで良いかい?」
ノアの装備状態を見てガーラが意見を聞く。
「ダガーは共用、両端に2本ずつでお願いします。」
意見を聞いたガーラはノアの体にベルトを宛がい、ベルトの位置を調整する。
少ししてノアはベルトを装着。カウンターに並んだダガーを両手で持ち、握り、軽く振る。鞘の位置を確認しつつ体に慣らしていく。
次に新調したショートソードを持ち、握り具合を確かめる。慣れた動きで腰に下げる。矢を矢筒に収める。
「全部で2万2000ガルだ!」
お金を払ったノアは店を出る。
次にその足で向かったのは冒険者ギルドだ。
中に入ると職員が3名いた。クロラ達の登録は既に終わったのだろう。
「先程はご迷惑お掛けしました!」
勢いよく頭を下げるノア。
職員の1人が出て来てノアに告げる。
「先程の話にあった押し付けの件ですが情報屋からの報告で事実である事が確認されました。
ですが被害者であるノアさんからの要望によりギルドとしてはクロラさんは不問とします。
残りのバッツとガッツについてはどうされますか?
通常ですと冒険者資格の剥奪もしくは追放等がございますが。」
「別に追放とかしなくても良いです。他人に迷惑掛けなければ冒険者になって貰っても良いですよ。」
「畏まりました。当人にはその様に伝えます。もし破った場合はこちらの方で判断させて貰います。」
「因みにあの2人はどうしましたか?」
「2人共気を失っているので目を覚まし次第調書を取れるよう守衛所にて勾留しています。」
職員から2人の所在を聞いた後、依頼を確認しにカウンター横に向かう。
内容を確認し幾つか依頼票を取る。
カウンターに持って行き職員に渡す。
「え?これ全部ですか?」
職員が驚きを隠さずノアに確認を取る。
ノアが受けたクエストは以下の通り
『ウルフの狩猟 最低8頭』
『猪または猪モンスターの狩猟 最低5頭(上位モンスターの場合報酬金変動)』
『鹿または鹿モンスターの狩猟 最低7頭(上位モンスターの場合報酬金変動)』
『熊または熊モンスターの狩猟 最低2頭(上位モンスターの場合報酬金変動)』
『毒蛇の狩猟(体内の毒袋の有無で報酬金変動)』
※全て期限無し
「はい。これでお願いします。」
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