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Ver 1.1 京の街をご案内 キャラクターストーリー 「式神に懐かれない呪術使い 天若円《あまわか まどか》」
第3話 むくれ顔は反抗心の証
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いたいたい。ほっぺ引っ張らないで……。悪かったって。悪かったって。そんなことになっているのは知らなかったんだよ。
だって御門の呪術師には式神がついてその人の戦いをサポートしてくれるって。書いてあったんだもん。
信じられないくらいに握力があるよこの子。
「あなた、柔らかいほっぺね。触ってて楽しい」
「離せぇ」
「は? 生意気ね。私の痛いところをついたお前は黙って……いや初対面に近い相手にさすがにそれは無茶か。いいわ、この程度にしておいてあげる」
手が離れ、つねられていたところがまだ痛みを訴えている。
「そうよ。私には自分の式神がいないの。だから……仲間のみんなが羨ましい。私には呪術師として生きる才能も権利もない、みたいに思えて辛いの。そこは分かってよね。君にも非があるんだから」
その気持ちは少し分かる気がする。結果が出ないと敗北感と劣等感が湧き出して心が疲弊する。涙を流したくなったり狂いたくなったりする。
「悪かったよ」
辛さというのは他人には真に理解できないものだ。俺はそれをよく知っている。
例えば、何度も失敗する俺を見て、俺の為を思ってか、近所のおせっかいな大人や姉貴は『戦いの勉強をやめてみろ』と言う。やめれば気持ちも楽になるし、未来が明るくなるかもしれないと。
その言葉こそ俺が聞いていて一番辛い。まるでこれまでの努力を、自分がこう生きたいという夢を、全て踏みにじられている気分になる。
思い立っただけの親切心は爆弾になりがちだ。俺はそうならないように気を付けないといけないな。
「なんでいないんだ?」
「さあ。兄や姉はなにも心配いらないって言ってくるし、式神のみんなも平気だとしか言ってくれないし」
円の顔はそれでも落ち込んだというよりはむくれていた。
「ちょっと愚痴になっちゃうけど。これでも式神に嫌われているわけじゃないのよ。他の人の式神とは仲良くできるし」
「そうなのか」
「でも、いざ私自身のってなると困ったことになるの。召喚しても、式神側から『無理、荷が重すぎる』とか『私では役に立てない』って言われるし、野良の奴を捕まえても『お前のものになるくらいならここで自爆する』とか言うのよ。ひどくない?」
「なんでまたそんな……」
「分かれば苦労してないわよ巫女ぉ!」
ごめんなさい。それにしても、別に彼女が力不足だって言われ方じゃないようだ。何か他に原因があるってことだ。
そして彼女の現在、むくれている顔は反抗心の表れだろうか。であれば、彼女も式神いないことで絶望しているわけではなく、単に気に入らないという感じのようだ。
「前は、いや最近もか。たまに式神のいない人間が天若家本家の人間として生きられるはずがなしっていじけてるけど、それだけにはならないように行動あるのみよ」
「現に呪術師として働いてるもんな。俺たちの監視にも来てるわけだし」
「そういうこと。実績を上げまくって天若家の伝説になってやることに決めたわ。式神なんていなくても呪術師はやっていける。わたしは例外になってやるんだって」
凄い覚悟だな、と思った。
憧れではなく、誰も踏破していない、あるいはその道を歩いた者が少なく安全が保障されない道を堂々と突き進むと彼女は言ったのだ。
無いことを欠点とみるのではなく、それを受け入れだから、それに価値をつけること。それこそ賞賛に値する心構えだ。俺の見習わないとな、同じような道を歩き出した者として。
「いいと思う。俺は応援するよ。それ」
円は目を細め、口の形を真っ平にする。どんな表情か読めない謎な顔で俺が何かまた余計なことを言ってしまったか、その表情からくみ取ることすらできない。
「あなた、自分が観察対象になってるって理解してる? そんな状態の奴にそう言われてもこっちが困るんだけど」
「えぇ……。いいじゃないか、嘘は言っていないぞ」
「そう? ならありがと」
たしかにまだ友達ってわけじゃないもんね……。監視対象にいきなり馴れ馴れしく褒められても反応に困るのは理解できなくもない。
実際俺だったら間違いなく疑っていると思うよ。あの反応も仕方ないと割りきるしかないか。
「そういえば、お茶のお礼をしないと礼に欠けるね。さっき貴方、妙に御門家について興味津々だったけど、何かあるの? 少しくらいなら答えてあげるわ」
おお、まさかのチャンス到来だ。
「俺は悪霊狩りの技を学んで強くなりたい。その過程で呪術についてもいくらか学んだんだけど、やっぱり呪術といえば御門家とその傘下の家の話はセットだし」
彼女の方からそのように言ってくれたのは嬉しい限りだ。ここは少し強欲に興味を示しておきべきだろう。あわよくば何か本物の呪術師からいいことを訊けるかもしれない。
完全にインタビュアー気分だな、俺。
「特に強力な呪術や式神と言えば御門家ってくらいだし、その戦い方を少しでも学べれば俺ももっと強くなれるんじゃないかなって。前々から興味は持ってたんだ」
「あなた、鬼娘の巫女やってるわりに、そこら辺の考えかたは俗っぽいのねー」
返しの言い方で分かる。呆れられた……。
「呪術と言えば御門家なんでしょ? なら御門家かその傘下に生まれて、子供のころから長い間修業をしてようやく使えるようになるから専売特許なのだって考えはないの?」
「あ、はい……ソウデスネ……おっしゃるとおりで」
まさに正論! かも。
円は袴の腰に吊るしてあるケースから1枚の短冊を取り出す。
短冊には不思議な模様が描かれていて、今俺に見せてくれたものは城に黒の塗られた丸と塗られていない丸、その間を黒の細い線と太い線が行き交っている。
「これは呪符って言って、強力な呪術を使ったり、式神を自分の近くに召喚したりするときに使う呪術道具」
「それは知ってる。けどどういう仕組みかは知らないな……」
「それこそ御門家の呪術師に修業が必要な理由だからね。この呪符には呪術そのものを宿させることができる。道具のように取り出したりしまったりできる道具にできる」
そう言うメリットもどこかで読んだな。呪術は本来、発生する実証をものすごく具体的に想像して使わないと威力や効果が減衰したりそもそも発動しなかったりするらしい。
呪符にあらかじめ呪術を込めていれば、その想像をする手間が省けるので戦いの途中に想像に脳の処理を使われず、意識を戦いに向け続けやすくなるそうだ。
「だけど、呪術を符に閉じ込めるのが一番大変なのよ。具体的にどうやってかは機密だから言わないけど、それができるようになるまでには凄い時間がかかる」
「へえ、これってそんなに凄い技術なんだなぁ……」
「御門家が戦い以外に普段表に出てこないのは忙しいからよ。呪符は1回使ったら効果を失う。紙は使いまわしできるけど、呪術を封入するのに時間がかかるし、普通に別に仕事あるし、それで日中は外に出る時間がない人が多いの」
「そうなんだ……」
てか呪符の使い方は機密事項なのか……しょんぼり。
「残念だったね。もしかして私にお近づきになって呪符のつかり方を教われば強くなれるーなんて浅い考え持ってたなら諦めなさい」
めっちゃ見抜かれてるー。俺ってやっぱり単純なんだなぁ。
「でも、方法がないわけじゃないわ。京都総合高等学校ではある程度呪符の作り方とか、御門家で学ぶべきことを学べるわよ」
なんですと?
京都総合高等学校。俺が以前入学に失敗しいじけていたあそこ。巫女姿ならあるいは、というたくらみを現在抱いていたが、なんと入学すればそんなメリットもあるのか。
「なんか嬉しそうね」
「ああ、いいこと聞いた。でも機密事項じゃないのか?」
「あの学校は特別なのよ。私も学生だけど、あそこ御門家本家がスポンサーやってるから。その代わりに卒業生のうち見込みがある子を御門家に入門させてほしいらしい」
「へぇ」
それはまた、あの学校に行く意味も増えた。やはり強くなるという目的を果たすにも良い環境が整ってそうだと期待が膨らむ。
夜の闇も消えはじめ、朝がやってくる。
「……ちょっと話しこんじゃった。悪いわ。結構長話しちゃった」
「いや、なかなかストレス抱えてるね……」
まさかあの後、普段のお家暮らしの愚痴がどんどん出てくるただの世間話をすることになるとは。彼女、思ったよりおしゃべりなタイプなのかも。
「お茶もなくなったしそろそろ部屋に戻れば。少し眠そうだし」
「ああ、そろそろ小腹も空いたし、朝ごはんを。君も一緒にどう?」
「さすがに中に入るのは躊躇われるわ。一応観察対象だし、連れ込まれて変なことされても困るもん」
「それもそうか」
別にしないのだが、まあ仕方ないだろう。また差し入れを持ってくることに決めて俺は家の中に戻ろうとする。
――その時。
近くで大きな爆発が起こった。
「うそなに?」
その後、叫び声と、
「たすけてぇええええええ!」
助けを求める声。
前言撤回。すぐに向かわないと!
あ、でも剣がない。一度部屋には戻らないと……。
「なんで、もう朝なのに……!」
なんと観察任務中のはずの円さんはすぐにその現場へと走り出した。俺たちの観察はどうする気なのか。
でも、助けを求められて走り出せるのはいい奴だ。俺も加勢をするべく部屋に残した刀を取りに戻り、跳ね返るかのようにまた部屋を出た。
だって御門の呪術師には式神がついてその人の戦いをサポートしてくれるって。書いてあったんだもん。
信じられないくらいに握力があるよこの子。
「あなた、柔らかいほっぺね。触ってて楽しい」
「離せぇ」
「は? 生意気ね。私の痛いところをついたお前は黙って……いや初対面に近い相手にさすがにそれは無茶か。いいわ、この程度にしておいてあげる」
手が離れ、つねられていたところがまだ痛みを訴えている。
「そうよ。私には自分の式神がいないの。だから……仲間のみんなが羨ましい。私には呪術師として生きる才能も権利もない、みたいに思えて辛いの。そこは分かってよね。君にも非があるんだから」
その気持ちは少し分かる気がする。結果が出ないと敗北感と劣等感が湧き出して心が疲弊する。涙を流したくなったり狂いたくなったりする。
「悪かったよ」
辛さというのは他人には真に理解できないものだ。俺はそれをよく知っている。
例えば、何度も失敗する俺を見て、俺の為を思ってか、近所のおせっかいな大人や姉貴は『戦いの勉強をやめてみろ』と言う。やめれば気持ちも楽になるし、未来が明るくなるかもしれないと。
その言葉こそ俺が聞いていて一番辛い。まるでこれまでの努力を、自分がこう生きたいという夢を、全て踏みにじられている気分になる。
思い立っただけの親切心は爆弾になりがちだ。俺はそうならないように気を付けないといけないな。
「なんでいないんだ?」
「さあ。兄や姉はなにも心配いらないって言ってくるし、式神のみんなも平気だとしか言ってくれないし」
円の顔はそれでも落ち込んだというよりはむくれていた。
「ちょっと愚痴になっちゃうけど。これでも式神に嫌われているわけじゃないのよ。他の人の式神とは仲良くできるし」
「そうなのか」
「でも、いざ私自身のってなると困ったことになるの。召喚しても、式神側から『無理、荷が重すぎる』とか『私では役に立てない』って言われるし、野良の奴を捕まえても『お前のものになるくらいならここで自爆する』とか言うのよ。ひどくない?」
「なんでまたそんな……」
「分かれば苦労してないわよ巫女ぉ!」
ごめんなさい。それにしても、別に彼女が力不足だって言われ方じゃないようだ。何か他に原因があるってことだ。
そして彼女の現在、むくれている顔は反抗心の表れだろうか。であれば、彼女も式神いないことで絶望しているわけではなく、単に気に入らないという感じのようだ。
「前は、いや最近もか。たまに式神のいない人間が天若家本家の人間として生きられるはずがなしっていじけてるけど、それだけにはならないように行動あるのみよ」
「現に呪術師として働いてるもんな。俺たちの監視にも来てるわけだし」
「そういうこと。実績を上げまくって天若家の伝説になってやることに決めたわ。式神なんていなくても呪術師はやっていける。わたしは例外になってやるんだって」
凄い覚悟だな、と思った。
憧れではなく、誰も踏破していない、あるいはその道を歩いた者が少なく安全が保障されない道を堂々と突き進むと彼女は言ったのだ。
無いことを欠点とみるのではなく、それを受け入れだから、それに価値をつけること。それこそ賞賛に値する心構えだ。俺の見習わないとな、同じような道を歩き出した者として。
「いいと思う。俺は応援するよ。それ」
円は目を細め、口の形を真っ平にする。どんな表情か読めない謎な顔で俺が何かまた余計なことを言ってしまったか、その表情からくみ取ることすらできない。
「あなた、自分が観察対象になってるって理解してる? そんな状態の奴にそう言われてもこっちが困るんだけど」
「えぇ……。いいじゃないか、嘘は言っていないぞ」
「そう? ならありがと」
たしかにまだ友達ってわけじゃないもんね……。監視対象にいきなり馴れ馴れしく褒められても反応に困るのは理解できなくもない。
実際俺だったら間違いなく疑っていると思うよ。あの反応も仕方ないと割りきるしかないか。
「そういえば、お茶のお礼をしないと礼に欠けるね。さっき貴方、妙に御門家について興味津々だったけど、何かあるの? 少しくらいなら答えてあげるわ」
おお、まさかのチャンス到来だ。
「俺は悪霊狩りの技を学んで強くなりたい。その過程で呪術についてもいくらか学んだんだけど、やっぱり呪術といえば御門家とその傘下の家の話はセットだし」
彼女の方からそのように言ってくれたのは嬉しい限りだ。ここは少し強欲に興味を示しておきべきだろう。あわよくば何か本物の呪術師からいいことを訊けるかもしれない。
完全にインタビュアー気分だな、俺。
「特に強力な呪術や式神と言えば御門家ってくらいだし、その戦い方を少しでも学べれば俺ももっと強くなれるんじゃないかなって。前々から興味は持ってたんだ」
「あなた、鬼娘の巫女やってるわりに、そこら辺の考えかたは俗っぽいのねー」
返しの言い方で分かる。呆れられた……。
「呪術と言えば御門家なんでしょ? なら御門家かその傘下に生まれて、子供のころから長い間修業をしてようやく使えるようになるから専売特許なのだって考えはないの?」
「あ、はい……ソウデスネ……おっしゃるとおりで」
まさに正論! かも。
円は袴の腰に吊るしてあるケースから1枚の短冊を取り出す。
短冊には不思議な模様が描かれていて、今俺に見せてくれたものは城に黒の塗られた丸と塗られていない丸、その間を黒の細い線と太い線が行き交っている。
「これは呪符って言って、強力な呪術を使ったり、式神を自分の近くに召喚したりするときに使う呪術道具」
「それは知ってる。けどどういう仕組みかは知らないな……」
「それこそ御門家の呪術師に修業が必要な理由だからね。この呪符には呪術そのものを宿させることができる。道具のように取り出したりしまったりできる道具にできる」
そう言うメリットもどこかで読んだな。呪術は本来、発生する実証をものすごく具体的に想像して使わないと威力や効果が減衰したりそもそも発動しなかったりするらしい。
呪符にあらかじめ呪術を込めていれば、その想像をする手間が省けるので戦いの途中に想像に脳の処理を使われず、意識を戦いに向け続けやすくなるそうだ。
「だけど、呪術を符に閉じ込めるのが一番大変なのよ。具体的にどうやってかは機密だから言わないけど、それができるようになるまでには凄い時間がかかる」
「へえ、これってそんなに凄い技術なんだなぁ……」
「御門家が戦い以外に普段表に出てこないのは忙しいからよ。呪符は1回使ったら効果を失う。紙は使いまわしできるけど、呪術を封入するのに時間がかかるし、普通に別に仕事あるし、それで日中は外に出る時間がない人が多いの」
「そうなんだ……」
てか呪符の使い方は機密事項なのか……しょんぼり。
「残念だったね。もしかして私にお近づきになって呪符のつかり方を教われば強くなれるーなんて浅い考え持ってたなら諦めなさい」
めっちゃ見抜かれてるー。俺ってやっぱり単純なんだなぁ。
「でも、方法がないわけじゃないわ。京都総合高等学校ではある程度呪符の作り方とか、御門家で学ぶべきことを学べるわよ」
なんですと?
京都総合高等学校。俺が以前入学に失敗しいじけていたあそこ。巫女姿ならあるいは、というたくらみを現在抱いていたが、なんと入学すればそんなメリットもあるのか。
「なんか嬉しそうね」
「ああ、いいこと聞いた。でも機密事項じゃないのか?」
「あの学校は特別なのよ。私も学生だけど、あそこ御門家本家がスポンサーやってるから。その代わりに卒業生のうち見込みがある子を御門家に入門させてほしいらしい」
「へぇ」
それはまた、あの学校に行く意味も増えた。やはり強くなるという目的を果たすにも良い環境が整ってそうだと期待が膨らむ。
夜の闇も消えはじめ、朝がやってくる。
「……ちょっと話しこんじゃった。悪いわ。結構長話しちゃった」
「いや、なかなかストレス抱えてるね……」
まさかあの後、普段のお家暮らしの愚痴がどんどん出てくるただの世間話をすることになるとは。彼女、思ったよりおしゃべりなタイプなのかも。
「お茶もなくなったしそろそろ部屋に戻れば。少し眠そうだし」
「ああ、そろそろ小腹も空いたし、朝ごはんを。君も一緒にどう?」
「さすがに中に入るのは躊躇われるわ。一応観察対象だし、連れ込まれて変なことされても困るもん」
「それもそうか」
別にしないのだが、まあ仕方ないだろう。また差し入れを持ってくることに決めて俺は家の中に戻ろうとする。
――その時。
近くで大きな爆発が起こった。
「うそなに?」
その後、叫び声と、
「たすけてぇええええええ!」
助けを求める声。
前言撤回。すぐに向かわないと!
あ、でも剣がない。一度部屋には戻らないと……。
「なんで、もう朝なのに……!」
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