5 / 23
はじまり「鬼娘との出会いと巫女契約」
第5話 添い遂げる覚悟はあるか?(前)
しおりを挟む
そのまま俺は力づくで投げ飛ばされる。地面にたたきつけられて激痛が走った。
「きゃぁ!」
俺の声じゃない。レイの?
それを考える暇もなかった。なんとかひざ立ちになった俺の脳天に拳骨が飛んでくる。両腕でそれを防いだがめちゃくちゃいたい。さらに隙を晒した脇腹に回し蹴り。見えたけど体がついて行かなかった。
声も出ない。めっちゃ痛い。何とか気合を入れて立ち上がろうとする。
「戦い方が若いな。真っすぐ来るだけじゃ、それこそ体を得ても破壊の意志のない悪霊の単純さと同じだ。……ほう? 見てみろ。お前の守りたい彼女を」
言われるがままに、痛みを我慢して彼女を見た。
嘘だ。いったい誰があんなことを。彼女がその場で苦しそうにうずくまっている。そして俺が今めっちゃ痛いところをおさえている。
「契約故か。どうやら痛みを共有しているらしい」
それはつまり俺がやられればやられるほど……?
「俺がこいつを殺せばお前も死ぬかもしれんと。なら……俺も覚悟を決めるときか」
こいつイカれてる。鬼を殺すためなら人殺しも遠慮なしとかサイコパスかよ!
「やめて!」
「鬼、命乞いか?」
こっちを向いてない。俺だって殺されてやるつもりはない。向こうが殺しに来るなら……剣を向けてでも生き残るしかない!
「うおお!」
振り抜く。一応みねうちに――刃を……掴まれてる?
「いい振りだ。だが不意打ちに気を付けていれば防げる」
刀から手を離さなかったのが仇になったと気づくのは、剣を通じで腕をひねられてからだった。掌打を受けて、さらに仰向けにねじ伏せられた。めちゃくちゃ痛い。
「あぁ……がぁ、はぁ」
「ぎゃあ!」
レイの苦しそうな声。彼女の方を向こうを顔を向けようとする。
なんだこの状況は。さっき嬉しかったのは無力を嘆く必要がないからじゃないのか……? これじゃあ、よわよわな男の俺と何も変わらな――?
体に何かが入り込んでくる。それが奴の剣の刃だと分かって――。
「がああああああああああ!」
痛いどころの騒ぎじゃない。左肩が溶ける。ぐちゃぐちゃにされる。無理無理無理!
「ひい……! ぐぅ」
守りたい彼女が苦しんでいるのが分かる。立てよ、痛みなんて気にしないで立てって。死んじゃうんだぞ。
こんなことで立てないなら俺に、窮地の誰かを救える善き味方になる、夢を持つ資格はない! ――でも、立てない……!
「契約を解け鬼! こいつを殺したくないと思っているのならな!」
「やめて、そんなことしたら、死んじゃう……」
「巻き込んだのはお前だ。それに心臓が損傷していても治せる。お前の脅しは通用しない。ただでさえ今は外の神からの侵略が過激化している。お前に付き合っている暇はない」
「く……それは」
「もう諦めろ。神に呪われてまで生きる必要はない。もう楽になっていいんだ。お前にとってこの世は地獄そのものだろう。あとで後悔しないためにもな」
「いや……いや! 私は、悪じゃない! 生きたい!」
初めて叫んだ声を聞こえた。強い意志が籠っている。なら、その声に応えずして……何がヒーローだ!
剣を! ――剣が蹴り飛ばされた。
「があ! ぐぅ!」
完全に俺を殺す気だ。突き立てた剣先を動かすな……! 動こうとした俺の体からまた力がなくなっていく。
「さすが夢原希子の弟、といったところだな。姉と弟揃って狂人とは恐れ入る。こんな状況で他人優先とは、少しは己のことを大事にしろというんだ」
「お前、姉貴、ぐぁ……」
「痛いのはいやだろう。助言しておいてやる。姉孝行するのなら、お前はまっとうな人間に戻ることだ。ヒーローなんてやめておけ。お前の目指すそれは姉同様、殺人者を意味する」
「何……?」
「多くの人々の幸福のために、敵の考えをその命ごと否定する。そこに喜びを得て決して相手に同情してはならない。勝者こそが正義となり、後に英雄ともてはやされる。どうだ、そんな存在が、お前の憧れか?」
それは。それは違う。
俺は『助けて』と言われたらちゃんと助けられる善い人間になりたい。それだけだ!
「違う、という顔だな?」
「俺は、助けられたときに嬉しかったんだ。だから、今度は自分が助ける。本当に生きたいと思っている人に命を諦めてほしくないから……!」
「そうか。悪くはないが、アレにも当てはまるのか?」
「だから、俺は! 鬼であっても、彼女を助けるんだ!」
何者かが走ってくる足音が聞こえる。
「はあ!」
蹴り飛ばされた剣を拾って、俺を這いつくばらせた男に挑んだのは、体がないはずのレイだった。めちゃくちゃ痛いだろうに、歯を食いしばって走ってきてくれたのか。
男は俺から剣を抜き、襲い掛かってきたレイに相対する。
俺は何とか立ち上がってレイが挑んでいく姿を見る。
そこからは、なんというか……凄まじかった。安住は俺の時も手加減してたのだとすぐに分かった。
レイの俺とは違う隙なんかほとんどない猛攻を、後ろに下がりながら的確にしのいでいく。1秒に2回もありそうな剣戟が遅く見えるわけがない。
「ほう? 今は実体か!」
「はぁあ!」
踏み込んで水平切り、それを躱して安住が攻勢に出る。
3回の攻撃を、一度は躱し、残りは捌き、突きを後ろへ跳躍して躱す。
「〈空割《そらわり》〉」
小さな声でつぶやいてすぐ、安住は刀を振り下ろす。刃はレイに届かなくても、レイはその斬撃を横に動いて躱した。
今の俺には見える。剣が振り下ろした一瞬だけ、刃の先から何か透明なものが伸びていた。そしてここからはるか遠くの木を数本両断する。
安住はすかさず斬りかかり、レイがその刃を己の剣で受け止めた。
「なるほど。剣を媒介に契約者の力を吸収して体を実体化できたといったところか」
「彼は……殺させない!」
「人間を演じるのはやめろ。そういうふうに剣で戦って人間らしく振る舞うのも気に入らない。お前はこの男を利用しただけの屑だ」
「でも彼は私を助けると言ってくれた! それが私は嬉しかった! だから彼と生きるためだったら命をかけます」
彼女を弾き飛ばし、安住は恐ろしい顔で鬼を睨んでいる。
「現世はお前が生きることを許さない。どうあれ鬼ならば、この京都を滅ぼす脅威になりうる。それを許す理由はない。お前はここで死ね」
「死ぬわけにはいかない。私は……人間として生きたいから」
「お前の願いは叶わない。今はそれを理解できなくてもいずれは分かる事だ。絶望し人を恨む悪となる前に引導を渡すのが筋と言うものだ」
「私は、自分の願いもかなえたい。だから我が儘に彼を巻き込みました。その責任を果たしながら……」
「御託はいい! 消えろと言っている」
脚が震えている。見ると徐々に体がまたさっきと同じように輪郭がぼやけ始めている。霊体に戻ろうとしているのだ。
それでも俺のために、剣を向けてくれている。
「こんなところで、倒れてられるか!」
「きゃぁ!」
俺の声じゃない。レイの?
それを考える暇もなかった。なんとかひざ立ちになった俺の脳天に拳骨が飛んでくる。両腕でそれを防いだがめちゃくちゃいたい。さらに隙を晒した脇腹に回し蹴り。見えたけど体がついて行かなかった。
声も出ない。めっちゃ痛い。何とか気合を入れて立ち上がろうとする。
「戦い方が若いな。真っすぐ来るだけじゃ、それこそ体を得ても破壊の意志のない悪霊の単純さと同じだ。……ほう? 見てみろ。お前の守りたい彼女を」
言われるがままに、痛みを我慢して彼女を見た。
嘘だ。いったい誰があんなことを。彼女がその場で苦しそうにうずくまっている。そして俺が今めっちゃ痛いところをおさえている。
「契約故か。どうやら痛みを共有しているらしい」
それはつまり俺がやられればやられるほど……?
「俺がこいつを殺せばお前も死ぬかもしれんと。なら……俺も覚悟を決めるときか」
こいつイカれてる。鬼を殺すためなら人殺しも遠慮なしとかサイコパスかよ!
「やめて!」
「鬼、命乞いか?」
こっちを向いてない。俺だって殺されてやるつもりはない。向こうが殺しに来るなら……剣を向けてでも生き残るしかない!
「うおお!」
振り抜く。一応みねうちに――刃を……掴まれてる?
「いい振りだ。だが不意打ちに気を付けていれば防げる」
刀から手を離さなかったのが仇になったと気づくのは、剣を通じで腕をひねられてからだった。掌打を受けて、さらに仰向けにねじ伏せられた。めちゃくちゃ痛い。
「あぁ……がぁ、はぁ」
「ぎゃあ!」
レイの苦しそうな声。彼女の方を向こうを顔を向けようとする。
なんだこの状況は。さっき嬉しかったのは無力を嘆く必要がないからじゃないのか……? これじゃあ、よわよわな男の俺と何も変わらな――?
体に何かが入り込んでくる。それが奴の剣の刃だと分かって――。
「がああああああああああ!」
痛いどころの騒ぎじゃない。左肩が溶ける。ぐちゃぐちゃにされる。無理無理無理!
「ひい……! ぐぅ」
守りたい彼女が苦しんでいるのが分かる。立てよ、痛みなんて気にしないで立てって。死んじゃうんだぞ。
こんなことで立てないなら俺に、窮地の誰かを救える善き味方になる、夢を持つ資格はない! ――でも、立てない……!
「契約を解け鬼! こいつを殺したくないと思っているのならな!」
「やめて、そんなことしたら、死んじゃう……」
「巻き込んだのはお前だ。それに心臓が損傷していても治せる。お前の脅しは通用しない。ただでさえ今は外の神からの侵略が過激化している。お前に付き合っている暇はない」
「く……それは」
「もう諦めろ。神に呪われてまで生きる必要はない。もう楽になっていいんだ。お前にとってこの世は地獄そのものだろう。あとで後悔しないためにもな」
「いや……いや! 私は、悪じゃない! 生きたい!」
初めて叫んだ声を聞こえた。強い意志が籠っている。なら、その声に応えずして……何がヒーローだ!
剣を! ――剣が蹴り飛ばされた。
「があ! ぐぅ!」
完全に俺を殺す気だ。突き立てた剣先を動かすな……! 動こうとした俺の体からまた力がなくなっていく。
「さすが夢原希子の弟、といったところだな。姉と弟揃って狂人とは恐れ入る。こんな状況で他人優先とは、少しは己のことを大事にしろというんだ」
「お前、姉貴、ぐぁ……」
「痛いのはいやだろう。助言しておいてやる。姉孝行するのなら、お前はまっとうな人間に戻ることだ。ヒーローなんてやめておけ。お前の目指すそれは姉同様、殺人者を意味する」
「何……?」
「多くの人々の幸福のために、敵の考えをその命ごと否定する。そこに喜びを得て決して相手に同情してはならない。勝者こそが正義となり、後に英雄ともてはやされる。どうだ、そんな存在が、お前の憧れか?」
それは。それは違う。
俺は『助けて』と言われたらちゃんと助けられる善い人間になりたい。それだけだ!
「違う、という顔だな?」
「俺は、助けられたときに嬉しかったんだ。だから、今度は自分が助ける。本当に生きたいと思っている人に命を諦めてほしくないから……!」
「そうか。悪くはないが、アレにも当てはまるのか?」
「だから、俺は! 鬼であっても、彼女を助けるんだ!」
何者かが走ってくる足音が聞こえる。
「はあ!」
蹴り飛ばされた剣を拾って、俺を這いつくばらせた男に挑んだのは、体がないはずのレイだった。めちゃくちゃ痛いだろうに、歯を食いしばって走ってきてくれたのか。
男は俺から剣を抜き、襲い掛かってきたレイに相対する。
俺は何とか立ち上がってレイが挑んでいく姿を見る。
そこからは、なんというか……凄まじかった。安住は俺の時も手加減してたのだとすぐに分かった。
レイの俺とは違う隙なんかほとんどない猛攻を、後ろに下がりながら的確にしのいでいく。1秒に2回もありそうな剣戟が遅く見えるわけがない。
「ほう? 今は実体か!」
「はぁあ!」
踏み込んで水平切り、それを躱して安住が攻勢に出る。
3回の攻撃を、一度は躱し、残りは捌き、突きを後ろへ跳躍して躱す。
「〈空割《そらわり》〉」
小さな声でつぶやいてすぐ、安住は刀を振り下ろす。刃はレイに届かなくても、レイはその斬撃を横に動いて躱した。
今の俺には見える。剣が振り下ろした一瞬だけ、刃の先から何か透明なものが伸びていた。そしてここからはるか遠くの木を数本両断する。
安住はすかさず斬りかかり、レイがその刃を己の剣で受け止めた。
「なるほど。剣を媒介に契約者の力を吸収して体を実体化できたといったところか」
「彼は……殺させない!」
「人間を演じるのはやめろ。そういうふうに剣で戦って人間らしく振る舞うのも気に入らない。お前はこの男を利用しただけの屑だ」
「でも彼は私を助けると言ってくれた! それが私は嬉しかった! だから彼と生きるためだったら命をかけます」
彼女を弾き飛ばし、安住は恐ろしい顔で鬼を睨んでいる。
「現世はお前が生きることを許さない。どうあれ鬼ならば、この京都を滅ぼす脅威になりうる。それを許す理由はない。お前はここで死ね」
「死ぬわけにはいかない。私は……人間として生きたいから」
「お前の願いは叶わない。今はそれを理解できなくてもいずれは分かる事だ。絶望し人を恨む悪となる前に引導を渡すのが筋と言うものだ」
「私は、自分の願いもかなえたい。だから我が儘に彼を巻き込みました。その責任を果たしながら……」
「御託はいい! 消えろと言っている」
脚が震えている。見ると徐々に体がまたさっきと同じように輪郭がぼやけ始めている。霊体に戻ろうとしているのだ。
それでも俺のために、剣を向けてくれている。
「こんなところで、倒れてられるか!」
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
特に呼ばれた記憶は無いが、異世界に来てサーセン。
黄玉八重
ファンタジー
水無月宗八は意識を取り戻した。
そこは誰もいない大きい部屋で、どうやら異世界召喚に遭ったようだ。
しかし姫様が「ようこそ!」って出迎えてくれないわ、不審者扱いされるわ、勇者は1ヶ月前に旅立ってらしいし、じゃあ俺は何で召喚されたの?
優しい水の国アスペラルダの方々に触れながら、
冒険者家業で地力を付けながら、
訪れた異世界に潜む問題に自分で飛び込んでいく。
勇者ではありません。
召喚されたのかも迷い込んだのかもわかりません。
でも、優しい異世界への恩返しになれば・・・。
チート薬学で成り上がり! 伯爵家から放逐されたけど優しい子爵家の養子になりました!
芽狐@書籍発売中
ファンタジー
⭐️チート薬学3巻発売中⭐️
ブラック企業勤めの37歳の高橋 渉(わたる)は、過労で倒れ会社をクビになる。
嫌なことを忘れようと、異世界のアニメを見ていて、ふと「異世界に行きたい」と口に出したことが、始まりで女神によって死にかけている体に転生させられる!
転生先は、スキルないも魔法も使えないアレクを家族は他人のように扱い、使用人すらも見下した態度で接する伯爵家だった。
新しく生まれ変わったアレク(渉)は、この最悪な現状をどう打破して幸せになっていくのか??
更新予定:なるべく毎日19時にアップします! アップされなければ、多忙とお考え下さい!
ちっちゃくなった俺の異世界攻略
鮨海
ファンタジー
あるとき神の采配により異世界へ行くことを決意した高校生の大輝は……ちっちゃくなってしまっていた!
精霊と神様からの贈り物、そして大輝の力が試される異世界の大冒険?が幕を開ける!
間違い転生!!〜神様の加護をたくさん貰っても それでものんびり自由に生きたい〜
舞桜
ファンタジー
「初めまして!私の名前は 沙樹崎 咲子 35歳 自営業 独身です‼︎よろしくお願いします‼︎」
突然 神様の手違いにより死亡扱いになってしまったオタクアラサー女子、
手違いのお詫びにと色々な加護とチートスキルを貰って異世界に転生することに、
だが転生した先でまたもや神様の手違いが‼︎
神々から貰った加護とスキルで“転生チート無双“
瞳は希少なオッドアイで顔は超絶美人、でも性格は・・・
転生したオタクアラサー女子は意外と物知りで有能?
だが、死亡する原因には不可解な点が…
数々の事件が巻き起こる中、神様に貰った加護と前世での知識で乗り越えて、
神々と家族からの溺愛され前世での心の傷を癒していくハートフルなストーリー?
様々な思惑と神様達のやらかしで異世界ライフを楽しく過ごす主人公、
目指すは“のんびり自由な冒険者ライフ‼︎“
そんな主人公は無自覚に色々やらかすお茶目さん♪
*神様達は間違いをちょいちょいやらかします。これから咲子はどうなるのか?のんびりできるといいね!(希望的観測っw)
*投稿周期は基本的には不定期です、3日に1度を目安にやりたいと思いますので生暖かく見守って下さい
*この作品は“小説家になろう“にも掲載しています
その悪役令嬢はなぜ死んだのか
キシバマユ
ファンタジー
前世で死を迎えた菊池奈緒は異世界で転生した。
奈緒は満身創痍の体で目覚め、助けてもらった先生の元で治療魔法の見習いとして新たな人生を歩み始める。
しかし、自分が今宿っている体の前の持ち主が「重大な悪事」を繰り返していたらしいことを知り、次第に運命の謎に巻き込まれていく。
奈緒は自身の過去と向き合い今の体の秘密を探る中で、この異世界でどのように生き延びるかを模索していく。
奈緒は「悪役令嬢」としての運命とどう向き合うのか__
表紙はillustACのものを使わせていただきました
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる