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第5話 意外な一面
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朝食を食べた後、僕はやる事もなかったので、今朝のエリちゃんとリエラさんのおっぱいを思い出してニヤニヤしていた。
ーーあぁ、もっと見ていたかったなあ。
そんな事を考えていると、廊下の方からおっぱいの匂いがしてくる。
これはエリちゃんかな?
コンコンッ
「失礼します。国王様がお呼びです。」
ドアを開けると予想通りエリちゃんの姿があった。
数時間ぶりだが相変わらずの破壊力抜群のおっぱいだ。
「では、行きましょうか。」
「うん。」
「聞いてもいいですか。」
国王様の元へ向かう最中、エリちゃんは珍しく話しかけてきてくれた。
「え、何何?エリちゃんの聞く事なら何でも答えるよ。僕のチャームポイントからムダ毛処理の仕方まで教えるよ。」
「.......なぜ、私を学園に通わせるような条件を出したんですか?」
僕の軽口まざりの冗談はガン無視でちょっとショックだった。
まぁ、ドMの僕としてはいい刺激なんだけど。
それはそれとして、エリちゃんの質問に正直に答えたい気持ちもあったが、正直に話すと色々まずい。
なにしろ、僕は心の中で散々国王をディスっていた。
「お願いします。どうしても理由が知りたいんです。」
とても真剣な声だった。
どうしてエリちゃんがそこまで真剣になるのかは分からなかったが、正直に答えるべきだと感じた。
「笑わないでね」
そう言い、僕はエリちゃんに理由を話した。
「え、そんな理由ですか?」
「う、うん。」
エリちゃんはとても驚いた表情をしていた。
無理もない。なんたって、理由がくだらないすぎるんだもん。
「ふふっ。」
ーーえ?いま、エリちゃんが.......
「い、いま、笑っ……」
「全く、乙女の顔を凝視とは紳士としてあるまじき行動なのでは?」
心なしかエリちゃんの雰囲気が和らいだ気がした。
ーーか、可愛い
普段のクールなエリちゃんもいいけど、優しげなエリちゃんはもっといい。
ドMとしてはあるまじき考えだが認めざるを得ない。
これがいわゆるギャップ萌え、というやつなのか?
なんて強力なんだ。危うく心を持っていかれるところだった。
そんな事を考えている内に、いつの間にか国王様の部屋の前まできていた。
コンコンッ
「失礼します。お客様を連れてきました。」
「よいぞ、入れ。」
中に入ると、国王様の横にはリエラさんの姿もあった。
こちらも相変わらずいいおっぱいを持っている。
「失礼しました。」
「まて」
エリちゃんが部屋から出ようとすると、国王様が呼び止める。
「エリ、お前にも関係する話だ。そのままここにいろ。」
「かしこまりました。」
エリちゃんは開けかけたドアを閉め、僕の横に並んだ。
ーー横アングルからのおっぱいも中々乙なものだな。
これは新たな発見だ。
今度リエラさんのも見てみよう。
そんな事を考えてるのが伝わったのか、エリちゃんにジトーとした目で睨まれてしまった。
「今日呼び出したのは他でもない、学園についてだ。早速本題に入りたいところだが、一つ確認する事がある。客人よ、歳はいくつだ?」
「今年で16歳になります。」
「リエラやエリと同い年か。ならば、問題はないな。一人でも歳が違うと手続きが面倒になるからな。」
ーーリエラさんもエリちゃんも同い年なんだ。
なんだか嬉しいな。
「では、今日呼び出した本題に入ろう。突然で悪いが2人には明日から2日間、実技と座学の入学試験を受けてもらう。」
入学試験?
不味いかもしれない。実技はともかく、僕は勉強なんてしたことがない。強いて言うなら、パーティーにいた頃に神官ちゃんと一緒にいる口実として勉強してたくらいだ。
え?じゃあ、もしかして僕だけ1人入学できないかもしれないの?リエラさんとエリちゃんと一緒にイチャイチャうはうは学園生活は送れないかもしれないの?
「うーん」とうなだれる僕を見かねてか、国王様が口を開く。
「なに、安心せい。入学試験といっても形式上で必要なだけだ。クラス分けはその成績で振り分けられるが、入学自体はもう決まっておる。」
な、なんだ。それならよかった。
ーーでもそれって国王権限じゃないのか?
なんか悪いことしてる気がするけど、まぁいっか。
「して、リエラよ。お主は明日、高等部入学式のスピーチのリハーサルがあるらしい。ついでに、2人の面倒を見てやってくれ。」
「かしこまりました。」
そのまま話は終わり、僕は部屋に戻った。
ーーあぁ、もっと見ていたかったなあ。
そんな事を考えていると、廊下の方からおっぱいの匂いがしてくる。
これはエリちゃんかな?
コンコンッ
「失礼します。国王様がお呼びです。」
ドアを開けると予想通りエリちゃんの姿があった。
数時間ぶりだが相変わらずの破壊力抜群のおっぱいだ。
「では、行きましょうか。」
「うん。」
「聞いてもいいですか。」
国王様の元へ向かう最中、エリちゃんは珍しく話しかけてきてくれた。
「え、何何?エリちゃんの聞く事なら何でも答えるよ。僕のチャームポイントからムダ毛処理の仕方まで教えるよ。」
「.......なぜ、私を学園に通わせるような条件を出したんですか?」
僕の軽口まざりの冗談はガン無視でちょっとショックだった。
まぁ、ドMの僕としてはいい刺激なんだけど。
それはそれとして、エリちゃんの質問に正直に答えたい気持ちもあったが、正直に話すと色々まずい。
なにしろ、僕は心の中で散々国王をディスっていた。
「お願いします。どうしても理由が知りたいんです。」
とても真剣な声だった。
どうしてエリちゃんがそこまで真剣になるのかは分からなかったが、正直に答えるべきだと感じた。
「笑わないでね」
そう言い、僕はエリちゃんに理由を話した。
「え、そんな理由ですか?」
「う、うん。」
エリちゃんはとても驚いた表情をしていた。
無理もない。なんたって、理由がくだらないすぎるんだもん。
「ふふっ。」
ーーえ?いま、エリちゃんが.......
「い、いま、笑っ……」
「全く、乙女の顔を凝視とは紳士としてあるまじき行動なのでは?」
心なしかエリちゃんの雰囲気が和らいだ気がした。
ーーか、可愛い
普段のクールなエリちゃんもいいけど、優しげなエリちゃんはもっといい。
ドMとしてはあるまじき考えだが認めざるを得ない。
これがいわゆるギャップ萌え、というやつなのか?
なんて強力なんだ。危うく心を持っていかれるところだった。
そんな事を考えている内に、いつの間にか国王様の部屋の前まできていた。
コンコンッ
「失礼します。お客様を連れてきました。」
「よいぞ、入れ。」
中に入ると、国王様の横にはリエラさんの姿もあった。
こちらも相変わらずいいおっぱいを持っている。
「失礼しました。」
「まて」
エリちゃんが部屋から出ようとすると、国王様が呼び止める。
「エリ、お前にも関係する話だ。そのままここにいろ。」
「かしこまりました。」
エリちゃんは開けかけたドアを閉め、僕の横に並んだ。
ーー横アングルからのおっぱいも中々乙なものだな。
これは新たな発見だ。
今度リエラさんのも見てみよう。
そんな事を考えてるのが伝わったのか、エリちゃんにジトーとした目で睨まれてしまった。
「今日呼び出したのは他でもない、学園についてだ。早速本題に入りたいところだが、一つ確認する事がある。客人よ、歳はいくつだ?」
「今年で16歳になります。」
「リエラやエリと同い年か。ならば、問題はないな。一人でも歳が違うと手続きが面倒になるからな。」
ーーリエラさんもエリちゃんも同い年なんだ。
なんだか嬉しいな。
「では、今日呼び出した本題に入ろう。突然で悪いが2人には明日から2日間、実技と座学の入学試験を受けてもらう。」
入学試験?
不味いかもしれない。実技はともかく、僕は勉強なんてしたことがない。強いて言うなら、パーティーにいた頃に神官ちゃんと一緒にいる口実として勉強してたくらいだ。
え?じゃあ、もしかして僕だけ1人入学できないかもしれないの?リエラさんとエリちゃんと一緒にイチャイチャうはうは学園生活は送れないかもしれないの?
「うーん」とうなだれる僕を見かねてか、国王様が口を開く。
「なに、安心せい。入学試験といっても形式上で必要なだけだ。クラス分けはその成績で振り分けられるが、入学自体はもう決まっておる。」
な、なんだ。それならよかった。
ーーでもそれって国王権限じゃないのか?
なんか悪いことしてる気がするけど、まぁいっか。
「して、リエラよ。お主は明日、高等部入学式のスピーチのリハーサルがあるらしい。ついでに、2人の面倒を見てやってくれ。」
「かしこまりました。」
そのまま話は終わり、僕は部屋に戻った。
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