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そして何もなかった
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それ以降、学校生活は淡々と過ぎていった。付属の筆記試験も、定期試験のような気持ちで乗り切り、高校内の推薦枠も保持していたので、不安や焦りもなく日々が過ぎていった。青子は高校内の推薦枠に落ち、不安そうに進路相談をしてきたのを覚えている。これが、記憶にある最後の会話だった。
「推薦枠、落ちちゃったよ」
「筆記試験で頑張れば、きっといけるよ」
「自信ない」
「君なら大丈夫、絶対にうまくいくよ」
「ありがとう」
そう言って、会話は終わった。
合否の日、青子は第二志望の学部に合格したと聞いた。それが最後の会話だった。
その後の日々も淡々と過ぎ、気づけば卒業式。あっという間だった。その後、青子がどうなったかはわからない。こうして、僕たちの高校生活は終わった。後悔はない。
ただ、今でも考える。もしお互いに意地を張らず、素直になっていたらどうなっていただろう。そうすれば、今でもお互いのそばにいたかもしれない。その未来は、想像の中でしか存在しない。お互いの意地の張り合いで結ばれなかったが、学生時代で最大の恋愛経験ができたと総括する。そして、何もなかった…。
「推薦枠、落ちちゃったよ」
「筆記試験で頑張れば、きっといけるよ」
「自信ない」
「君なら大丈夫、絶対にうまくいくよ」
「ありがとう」
そう言って、会話は終わった。
合否の日、青子は第二志望の学部に合格したと聞いた。それが最後の会話だった。
その後の日々も淡々と過ぎ、気づけば卒業式。あっという間だった。その後、青子がどうなったかはわからない。こうして、僕たちの高校生活は終わった。後悔はない。
ただ、今でも考える。もしお互いに意地を張らず、素直になっていたらどうなっていただろう。そうすれば、今でもお互いのそばにいたかもしれない。その未来は、想像の中でしか存在しない。お互いの意地の張り合いで結ばれなかったが、学生時代で最大の恋愛経験ができたと総括する。そして、何もなかった…。
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