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学内対抗戦
宿主、トレーニング!
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家に帰り、部屋に戻ると、魔王が話しかけてきた。
<学内戦というのは、学生同士で戦うのだよな。>
(はい、そうですけど、どうかしましたか?)
<弘太は、あの魔法を使いたいか?この前話した通り、我としてはなるべく使わせたくはないのだが。>
(!? はい、できれば使いたいです。駄目ですかね。)
<まぁ、とりあえず、鍛錬を始めるか!それについても、今後の戦い方などを考えている。それも踏まえて話そう。>
(はい!)
< 暗黒魔法 孤独牢 >
「これから、弘太には、魔法の装備と、体術を覚えてもらいたい。理由としては、魔法を纏うことにより、消費を抑えられるから、我の魔法でなくても鍛錬次第でやりようがあること、そして、肉体的強さは魔力の維持にも影響するからだ。」
やはり、魔王は弘太に自分の魔法を使ってはほしくないようだ。弘太は、使いたい気持ちを抑え、魔王の話を聞くことに決めた。
「わかりました。具体的にはどうすればいいのでしょうか。」
「この空間では、体の動かし方と、魔力の調整、現実ではトレーニングによる筋力等の肉体の強化をしてくれ。」
いままでの、この空間でのトレーニングや、実戦で成長した弘太は、1年以上分のトレーニングを行うことができた。
翌日学校へ行くと、瞬が話しかけてきた。
「弘太、学内戦は誰と出るんだ?」
「斎藤と、前田と出ようと思う。瞬はもう決まってるの?」
「あぁ、伊達から誘われてな。みんなの前で弘太を倒さないといけないもんな。」
笑いながら、瞬はそう言っていたが、本気のようで目は笑ってはいなかった。
「僕も負けるわけにはいかない。瞬に勝てるように頑張るよ。」
瞬の使っていた魔法を思い出しながら、気合を入れ直した。
その日の放課後、春と康太と3人でトレーニングすることになった。
「お互いの今できることを確認しあわない?」
「僕は、今、魔法を装備できるようにトレーニングをしてるんだ。拳法を生かすなら、それが一番いいと思うし!できることは魔法に初歩と拳法くらいだよ。弘太君は?」
「僕も実は同じで装備のトレーニングをしている。魔力量が少ないから、なるべく、消費せずに戦えるようになりたくてね。予選まではそのための体作りを重点的に鍛えたいと思ってるんだ。」
「そうなのね・・・。この前みたいな魔法は使えないの?私は遠距離からの魔法が得意だから、二人の援護をしようと思っている。」
「あぁ、それでいいと思うぞ。この前みたいな魔法は、負担が大きすぎて使えないんだ、すまん。」
「僕も賛成!3日に一回だけ時間を取ってそれ以外は各自でトレーニングでいいかな?」
「えぇ、それでいいわよ。」
それから僕らは、それぞれトレーニングをするのであった。
<学内戦というのは、学生同士で戦うのだよな。>
(はい、そうですけど、どうかしましたか?)
<弘太は、あの魔法を使いたいか?この前話した通り、我としてはなるべく使わせたくはないのだが。>
(!? はい、できれば使いたいです。駄目ですかね。)
<まぁ、とりあえず、鍛錬を始めるか!それについても、今後の戦い方などを考えている。それも踏まえて話そう。>
(はい!)
< 暗黒魔法 孤独牢 >
「これから、弘太には、魔法の装備と、体術を覚えてもらいたい。理由としては、魔法を纏うことにより、消費を抑えられるから、我の魔法でなくても鍛錬次第でやりようがあること、そして、肉体的強さは魔力の維持にも影響するからだ。」
やはり、魔王は弘太に自分の魔法を使ってはほしくないようだ。弘太は、使いたい気持ちを抑え、魔王の話を聞くことに決めた。
「わかりました。具体的にはどうすればいいのでしょうか。」
「この空間では、体の動かし方と、魔力の調整、現実ではトレーニングによる筋力等の肉体の強化をしてくれ。」
いままでの、この空間でのトレーニングや、実戦で成長した弘太は、1年以上分のトレーニングを行うことができた。
翌日学校へ行くと、瞬が話しかけてきた。
「弘太、学内戦は誰と出るんだ?」
「斎藤と、前田と出ようと思う。瞬はもう決まってるの?」
「あぁ、伊達から誘われてな。みんなの前で弘太を倒さないといけないもんな。」
笑いながら、瞬はそう言っていたが、本気のようで目は笑ってはいなかった。
「僕も負けるわけにはいかない。瞬に勝てるように頑張るよ。」
瞬の使っていた魔法を思い出しながら、気合を入れ直した。
その日の放課後、春と康太と3人でトレーニングすることになった。
「お互いの今できることを確認しあわない?」
「僕は、今、魔法を装備できるようにトレーニングをしてるんだ。拳法を生かすなら、それが一番いいと思うし!できることは魔法に初歩と拳法くらいだよ。弘太君は?」
「僕も実は同じで装備のトレーニングをしている。魔力量が少ないから、なるべく、消費せずに戦えるようになりたくてね。予選まではそのための体作りを重点的に鍛えたいと思ってるんだ。」
「そうなのね・・・。この前みたいな魔法は使えないの?私は遠距離からの魔法が得意だから、二人の援護をしようと思っている。」
「あぁ、それでいいと思うぞ。この前みたいな魔法は、負担が大きすぎて使えないんだ、すまん。」
「僕も賛成!3日に一回だけ時間を取ってそれ以外は各自でトレーニングでいいかな?」
「えぇ、それでいいわよ。」
それから僕らは、それぞれトレーニングをするのであった。
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