46 / 98
第46話
しおりを挟む
ルイス家に現れたのは他でもない、今やこのあたり一帯ではそれなりに有名になっているラルクと、その妹のセイラだった。
「セ、セイラ…!?なんでこんなところに…!?」
「そ、それにとなりの男って…!?」
セイラたちの姿を見るや否や、二人はその体をこわばらせる。
「先日、私がお呼びしたのですよ。この国に住まう困った人々のために、その力を遺憾なく発揮されているラルク様と、それを支えておられるセイラ様。ぜひともそのお話をお聞きしたく思いましてね」
…実際の二人の役割はその正反対なのだが、その事はルイスも知らない様子…。そしてルイスの話を聞いてなお、ボルトとシャルフはセイラたちに敵対的な視線を送っていた。
「……セイラ、僕ら完全に敵対視されているけれど、知り合いかい?」
「さぁ?会ったこともありませんので…」
伯爵家でも位の低い二人。かつて伯爵の婚約者であったセイラからしてみれば、当然のようになんの印象も持ってはいない様だった。
「こ、こいつ…!伯爵に捨てられた分際のくせに、生意気な口を…!」
「おいボルト!ちょ、ちょっと耳を貸せ!」
感情を高ぶらせるボルトをいったん落ち着かせ、シャルフは自身の考えを彼に耳打ちで伝える。
「この状況は願ってもないものだ…。セイラの隣にいる男、噂じゃ王族の関係者か貴族令息らしいじゃないか…。魔獣を使って一瞬のうちにセイラを人質にとって脅せば、きっと相当な金をゆすることができるとは思わないか…?」
「な、なるほど…それは確かに…!」
二人は互いに不敵な笑みを浮かべ、そのまま手で魔獣に合図を送った。次の瞬間、彼らのもとに控えていた魔獣は猛スピードでセイラめがけて発進し、その首元に牙を突き付けようとした。………ものの…。
「ふんっ!!!!!」
セイラは魔獣の攻撃を一瞬のうちに伏せてかわすと、そのまま強烈なアッパーカットを魔獣のお腹にお見舞いした。その威力はひとたまりもなかったようで、魔獣は一撃だけでノックダウンしてしまう…。
「「………………へ?」」
ラルクをのぞく男三人は、そろいもそろって開いた口がふさがらない様子…。
「(お、おいおい…。セイラって確か、気弱で面白みがないから伯爵に捨てられたんだったよな…?こ、これはいったい何の冗談なんだ…?)」
「(お、俺たち……夢でも見てるんじゃないだろうか……)」
ボルトとシャルフは魔獣の生成を担当するノドレーの部下だったが、セイラが魔獣を倒しているという事実は隠されていて知らなかった。信じがたい現実を目にして固まる二人だったものの、すぐに気持ちを切り替える。
「こ、このまま金を得ずに帰ることなんてできるわけがねぇ!このことがバレたなら、きっと俺たちは伯爵家を追放されるんだからな…!」
「あ、あぁ…!魔獣でだめなら仕方ない、俺たちが直接やるしかねぇ!」
自らを奮い立たせるようにそう言葉を発する二人。男ふたりの力づくでセイラを人質としようとした様子だったが、そんな二人の前に一人の男が立ちふさがる。
「この僕を目の前にして、そんな事ができるとでも?」
「「っ!?」」
「君たちには最初に言っておこうか。今までこの僕と相対した人間で、無事に帰った人間など誰もいはしないんだ。…自分たちだけは例外だとでも思っているのかい?」
額に手を当て、自分が思うカッコいいポーズを見せびらかすラルク。…そんな姿は妹のセイラには、非常に恥ずかしく映っている様子…。
「(お兄様、さすがに恥ずかしすぎる…!ここには財界への影響力を持つ、ルイス様もいらっしゃるというのに…。その姿が噂にでもなったら、私まで痛い性格なんだと思われるかもしれないのに…!)」
しかし一方で、他の男三人たちは正反対の事を想っている様子…。
「(こ、こいつやっぱり噂の男に違いない…!こんなに余裕でいられるのは、もうすでに勝利を確信しているからだろう…)」
「(な、なんで俺たちはこうなるんだ…!せっかく魔獣を盗み出してきて金持ちになって、遊んで暮らせると思っていたのに…!)」
「(ラ。ラルク様…。構えはあまり強そうには見えないものの、だからこそ相手につけ入る隙を与えないのだろう…!なんとレベルの高い技術をお持ちなのか…!)」
「さぁ、来ないのかい??まぁ仕方ないか。かわいいかわいいひよこ二匹では、目の前に立ちふさがる恐竜を倒すことなどできないだろうからね♪」
「「っ!?」」
ラルクが見せつけたただのかっこつけのどや顔が、二人には鳥肌が立つほど不気味なのもに見えたらしい。…それは決して間違った感情ではないのだが、二人にしてみればこれほど恐ろしいものはなかったようで…。
「こ、ここでやられるくらいならまだましだ!!逃げるぞ!!!」
「く、くそったれ!!!」
……先ほどまでの勢いはどこへやら、二人は息をぴったりと合わせてカタリーナ家から飛び出していった…。そんな二人の姿を見届けた後、ラルクはセイラに振り返って決めセリフを放つ。
「どうだいセイラ?これで僕への愛をより深いものに」「殺しますよ?」「すみません…」
すぐに調子に乗ろうとするラルクと、そうはさせまいとくぎを刺すセイラ。行きぴったりな二人の様子を見て、ルイスは心の中にこうつぶやかずにはいられなかった。
「(こ、この兄妹はいったい何者なのか…)」
しかし二人の勢いに押されてしまっては、カタリーナ家に仕える召し使い長の名が泣くというもの。ルイスは少し深呼吸をしたのち、二人に向けて言葉を発した。
「それではあらためて…。本日はこの屋敷までおいでくださったこと、誠に感謝申し上げます。私、この屋敷で召し使い長をしております、ルイスと申します」
ルイスの挨拶を受けて、セイラとラルクもまたそれぞれ挨拶を返した。そしてルイスの口から、二人をここに呼び寄せた理由が語られたのだった。
「実は……主人であるアーロン様のご令嬢であられるシャルナ様について、お二人に相談したいことがございまして…」
「セ、セイラ…!?なんでこんなところに…!?」
「そ、それにとなりの男って…!?」
セイラたちの姿を見るや否や、二人はその体をこわばらせる。
「先日、私がお呼びしたのですよ。この国に住まう困った人々のために、その力を遺憾なく発揮されているラルク様と、それを支えておられるセイラ様。ぜひともそのお話をお聞きしたく思いましてね」
…実際の二人の役割はその正反対なのだが、その事はルイスも知らない様子…。そしてルイスの話を聞いてなお、ボルトとシャルフはセイラたちに敵対的な視線を送っていた。
「……セイラ、僕ら完全に敵対視されているけれど、知り合いかい?」
「さぁ?会ったこともありませんので…」
伯爵家でも位の低い二人。かつて伯爵の婚約者であったセイラからしてみれば、当然のようになんの印象も持ってはいない様だった。
「こ、こいつ…!伯爵に捨てられた分際のくせに、生意気な口を…!」
「おいボルト!ちょ、ちょっと耳を貸せ!」
感情を高ぶらせるボルトをいったん落ち着かせ、シャルフは自身の考えを彼に耳打ちで伝える。
「この状況は願ってもないものだ…。セイラの隣にいる男、噂じゃ王族の関係者か貴族令息らしいじゃないか…。魔獣を使って一瞬のうちにセイラを人質にとって脅せば、きっと相当な金をゆすることができるとは思わないか…?」
「な、なるほど…それは確かに…!」
二人は互いに不敵な笑みを浮かべ、そのまま手で魔獣に合図を送った。次の瞬間、彼らのもとに控えていた魔獣は猛スピードでセイラめがけて発進し、その首元に牙を突き付けようとした。………ものの…。
「ふんっ!!!!!」
セイラは魔獣の攻撃を一瞬のうちに伏せてかわすと、そのまま強烈なアッパーカットを魔獣のお腹にお見舞いした。その威力はひとたまりもなかったようで、魔獣は一撃だけでノックダウンしてしまう…。
「「………………へ?」」
ラルクをのぞく男三人は、そろいもそろって開いた口がふさがらない様子…。
「(お、おいおい…。セイラって確か、気弱で面白みがないから伯爵に捨てられたんだったよな…?こ、これはいったい何の冗談なんだ…?)」
「(お、俺たち……夢でも見てるんじゃないだろうか……)」
ボルトとシャルフは魔獣の生成を担当するノドレーの部下だったが、セイラが魔獣を倒しているという事実は隠されていて知らなかった。信じがたい現実を目にして固まる二人だったものの、すぐに気持ちを切り替える。
「こ、このまま金を得ずに帰ることなんてできるわけがねぇ!このことがバレたなら、きっと俺たちは伯爵家を追放されるんだからな…!」
「あ、あぁ…!魔獣でだめなら仕方ない、俺たちが直接やるしかねぇ!」
自らを奮い立たせるようにそう言葉を発する二人。男ふたりの力づくでセイラを人質としようとした様子だったが、そんな二人の前に一人の男が立ちふさがる。
「この僕を目の前にして、そんな事ができるとでも?」
「「っ!?」」
「君たちには最初に言っておこうか。今までこの僕と相対した人間で、無事に帰った人間など誰もいはしないんだ。…自分たちだけは例外だとでも思っているのかい?」
額に手を当て、自分が思うカッコいいポーズを見せびらかすラルク。…そんな姿は妹のセイラには、非常に恥ずかしく映っている様子…。
「(お兄様、さすがに恥ずかしすぎる…!ここには財界への影響力を持つ、ルイス様もいらっしゃるというのに…。その姿が噂にでもなったら、私まで痛い性格なんだと思われるかもしれないのに…!)」
しかし一方で、他の男三人たちは正反対の事を想っている様子…。
「(こ、こいつやっぱり噂の男に違いない…!こんなに余裕でいられるのは、もうすでに勝利を確信しているからだろう…)」
「(な、なんで俺たちはこうなるんだ…!せっかく魔獣を盗み出してきて金持ちになって、遊んで暮らせると思っていたのに…!)」
「(ラ。ラルク様…。構えはあまり強そうには見えないものの、だからこそ相手につけ入る隙を与えないのだろう…!なんとレベルの高い技術をお持ちなのか…!)」
「さぁ、来ないのかい??まぁ仕方ないか。かわいいかわいいひよこ二匹では、目の前に立ちふさがる恐竜を倒すことなどできないだろうからね♪」
「「っ!?」」
ラルクが見せつけたただのかっこつけのどや顔が、二人には鳥肌が立つほど不気味なのもに見えたらしい。…それは決して間違った感情ではないのだが、二人にしてみればこれほど恐ろしいものはなかったようで…。
「こ、ここでやられるくらいならまだましだ!!逃げるぞ!!!」
「く、くそったれ!!!」
……先ほどまでの勢いはどこへやら、二人は息をぴったりと合わせてカタリーナ家から飛び出していった…。そんな二人の姿を見届けた後、ラルクはセイラに振り返って決めセリフを放つ。
「どうだいセイラ?これで僕への愛をより深いものに」「殺しますよ?」「すみません…」
すぐに調子に乗ろうとするラルクと、そうはさせまいとくぎを刺すセイラ。行きぴったりな二人の様子を見て、ルイスは心の中にこうつぶやかずにはいられなかった。
「(こ、この兄妹はいったい何者なのか…)」
しかし二人の勢いに押されてしまっては、カタリーナ家に仕える召し使い長の名が泣くというもの。ルイスは少し深呼吸をしたのち、二人に向けて言葉を発した。
「それではあらためて…。本日はこの屋敷までおいでくださったこと、誠に感謝申し上げます。私、この屋敷で召し使い長をしております、ルイスと申します」
ルイスの挨拶を受けて、セイラとラルクもまたそれぞれ挨拶を返した。そしてルイスの口から、二人をここに呼び寄せた理由が語られたのだった。
「実は……主人であるアーロン様のご令嬢であられるシャルナ様について、お二人に相談したいことがございまして…」
126
お気に入りに追加
3,160
あなたにおすすめの小説
【本編完結】さようなら、そしてどうかお幸せに ~彼女の選んだ決断
Hinaki
ファンタジー
16歳の侯爵令嬢エルネスティーネには結婚目前に控えた婚約者がいる。
23歳の公爵家当主ジークヴァルト。
年上の婚約者には気付けば幼いエルネスティーネよりも年齢も近く、彼女よりも女性らしい色香を纏った女友達が常にジークヴァルトの傍にいた。
ただの女友達だと彼は言う。
だが偶然エルネスティーネは知ってしまった。
彼らが友人ではなく想い合う関係である事を……。
また政略目的で結ばれたエルネスティーネを疎ましく思っていると、ジークヴァルトは恋人へ告げていた。
エルネスティーネとジークヴァルトの婚姻は王命。
覆す事は出来ない。
溝が深まりつつも結婚二日前に侯爵邸へ呼び出されたエルネスティーネ。
そこで彼女は彼の私室……寝室より聞こえてくるのは悍ましい獣にも似た二人の声。
二人がいた場所は二日後には夫婦となるであろうエルネスティーネとジークヴァルトの為の寝室。
これ見よがしに少し開け放たれた扉より垣間見える寝台で絡み合う二人の姿と勝ち誇る彼女の艶笑。
エルネスティーネは限界だった。
一晩悩んだ結果彼女の選んだ道は翌日愛するジークヴァルトへ晴れやかな笑顔で挨拶すると共にバルコニーより身を投げる事。
初めて愛した男を憎らしく思う以上に彼を心から愛していた。
だから愛する男の前で死を選ぶ。
永遠に私を忘れないで、でも愛する貴方には幸せになって欲しい。
矛盾した想いを抱え彼女は今――――。
長い間スランプ状態でしたが自分の中の性と生、人間と神、ずっと前からもやもやしていたものが一応の答えを導き出し、この物語を始める事にしました。
センシティブな所へ触れるかもしれません。
これはあくまで私の考え、思想なのでそこの所はどうかご容赦して下さいませ。
仲の良かったはずの婚約者に一年無視され続け、婚約解消を決意しましたが
ゆらゆらぎ
恋愛
エルヴィラ・ランヴァルドは第二王子アランの幼い頃からの婚約者である。仲睦まじいと評判だったふたりは、今では社交界でも有名な冷えきった仲となっていた。
定例であるはずの茶会もなく、婚約者の義務であるはずのファーストダンスも踊らない
そんな日々が一年と続いたエルヴィラは遂に解消を決意するが──
御機嫌ようそしてさようなら ~王太子妃の選んだ最悪の結末
Hinaki
恋愛
令嬢の名はエリザベス。
生まれた瞬間より両親達が創る公爵邸と言う名の箱庭の中で生きていた。
全てがその箱庭の中でなされ、そして彼女は箱庭より外へは出される事はなかった。
ただ一つ月に一度彼女を訪ねる5歳年上の少年を除いては……。
時は流れエリザベスが15歳の乙女へと成長し未来の王太子妃として半年後の結婚を控えたある日に彼女を包み込んでいた世界は崩壊していく。
ゆるふわ設定の短編です。
完結済みなので予約投稿しています。
旦那様に離婚を突きつけられて身を引きましたが妊娠していました。
ゆらゆらぎ
恋愛
ある日、平民出身である侯爵夫人カトリーナは辺境へ行って二ヶ月間会っていない夫、ランドロフから執事を通して離縁届を突きつけられる。元の身分の差を考え気持ちを残しながらも大人しく身を引いたカトリーナ。
実家に戻り、兄の隣国行きについていくことになったが隣国アスファルタ王国に向かう旅の途中、急激に体調を崩したカトリーナは医師の診察を受けることに。
婚約者が病弱な妹に恋をしたので、私は家を出ます。どうか、探さないでください。
待鳥園子
恋愛
婚約者が病弱な妹を見掛けて一目惚れし、私と婚約者を交換できないかと両親に聞いたらしい。
妹は清楚で可愛くて、しかも性格も良くて素直で可愛い。私が男でも、私よりもあの子が良いと、きっと思ってしまうはず。
……これは、二人は悪くない。仕方ないこと。
けど、二人の邪魔者になるくらいなら、私が家出します!
自覚のない純粋培養貴族令嬢が腹黒策士な護衛騎士に囚われて何があっても抜け出せないほどに溺愛される話。
好きでした、さようなら
豆狸
恋愛
「……すまない」
初夜の床で、彼は言いました。
「君ではない。私が欲しかった辺境伯令嬢のアンリエット殿は君ではなかったんだ」
悲しげに俯く姿を見て、私の心は二度目の死を迎えたのです。
なろう様でも公開中です。
あなたの嫉妬なんて知らない
abang
恋愛
「あなたが尻軽だとは知らなかったな」
「あ、そう。誰を信じるかは自由よ。じゃあ、終わりって事でいいのね」
「は……終わりだなんて、」
「こんな所にいらしたのね!お二人とも……皆探していましたよ……
"今日の主役が二人も抜けては"」
婚約パーティーの夜だった。
愛おしい恋人に「尻軽」だと身に覚えのない事で罵られたのは。
長年の恋人の言葉よりもあざとい秘書官の言葉を信頼する近頃の彼にどれほど傷ついただろう。
「はー、もういいわ」
皇帝という立場の恋人は、仕事仲間である優秀な秘書官を信頼していた。
彼女の言葉を信じて私に婚約パーティーの日に「尻軽」だと言った彼。
「公女様は、退屈な方ですね」そういって耳元で嘲笑った秘書官。
だから私は悪女になった。
「しつこいわね、見て分かんないの?貴方とは終わったの」
洗練された公女の所作に、恵まれた女性の魅力に、高貴な家門の名に、男女問わず皆が魅了される。
「貴女は、俺の婚約者だろう!」
「これを見ても?貴方の言ったとおり"尻軽"に振る舞ったのだけど、思いの他皆にモテているの。感謝するわ」
「ダリア!いい加減に……」
嫉妬に燃える皇帝はダリアの新しい恋を次々と邪魔して……?
私はただ一度の暴言が許せない
ちくわぶ(まるどらむぎ)
恋愛
厳かな結婚式だった。
花婿が花嫁のベールを上げるまでは。
ベールを上げ、その日初めて花嫁の顔を見た花婿マティアスは暴言を吐いた。
「私の花嫁は花のようなスカーレットだ!お前ではない!」と。
そして花嫁の父に向かって怒鳴った。
「騙したな!スカーレットではなく別人をよこすとは!
この婚姻はなしだ!訴えてやるから覚悟しろ!」と。
そこから始まる物語。
作者独自の世界観です。
短編予定。
のちのち、ちょこちょこ続編を書くかもしれません。
話が進むにつれ、ヒロイン・スカーレットの印象が変わっていくと思いますが。
楽しんでいただけると嬉しいです。
※9/10 13話公開後、ミスに気づいて何度か文を訂正、追加しました。申し訳ありません。
※9/20 最終回予定でしたが、訂正終わりませんでした!すみません!明日最終です!
※9/21 本編完結いたしました。ヒロインの夢がどうなったか、のところまでです。
ヒロインが誰を選んだのか?は読者の皆様に想像していただく終わり方となっております。
今後、番外編として別視点から見た物語など数話ののち、
ヒロインが誰と、どうしているかまでを書いたエピローグを公開する予定です。
よろしくお願いします。
※9/27 番外編を公開させていただきました。
※10/3 お話の一部(暴言部分1話、4話、6話)を訂正させていただきました。
※10/23 お話の一部(14話、番外編11ー1話)を訂正させていただきました。
※10/25 完結しました。
ここまでお読みくださった皆様。導いてくださった皆様にお礼申し上げます。
たくさんの方から感想をいただきました。
ありがとうございます。
様々なご意見、真摯に受け止めさせていただきたいと思います。
ただ、皆様に楽しんでいただける場であって欲しいと思いますので、
今後はいただいた感想をを非承認とさせていただく場合がございます。
申し訳ありませんが、どうかご了承くださいませ。
もちろん、私は全て読ませていただきます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる