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第6話
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――エピローグ――
セリーナが王宮に入ることは間違いないとばかり思っていた両親は、それまで夢中になっていたセリーナの存在に違和感を抱き始める。
その違和感は時間と共に大きく成長していき、セリーナと両親の間に大きな不和ができるのは自然な流れであった。
もともとレベッカに対する共通の敵といった形で結ばれていただけであるので、そこからレベッカがいなくなったらどうなるのかは、誰の目にも明らかな事だった。
「完全に立場が逆転しちゃったみたいですねぇ。レベッカ様の根気勝ちってところですか?」
「それにしても、クルーレ様もよく見抜いたなぁ。実際あの後セリーナの本性が次々に明らかになっていって、もしもあの時婚約が果たされていたらって考えたら震えるよ…」
「だなぁ…」
レベッカはクルーレと結ばれ、幸せな関係を築き上げている。
一方、セリーナと二人の両親はそれはそれは悲惨な末路をたどることとなるのだった…。
セリーナが王宮に入ることは間違いないとばかり思っていた両親は、それまで夢中になっていたセリーナの存在に違和感を抱き始める。
その違和感は時間と共に大きく成長していき、セリーナと両親の間に大きな不和ができるのは自然な流れであった。
もともとレベッカに対する共通の敵といった形で結ばれていただけであるので、そこからレベッカがいなくなったらどうなるのかは、誰の目にも明らかな事だった。
「完全に立場が逆転しちゃったみたいですねぇ。レベッカ様の根気勝ちってところですか?」
「それにしても、クルーレ様もよく見抜いたなぁ。実際あの後セリーナの本性が次々に明らかになっていって、もしもあの時婚約が果たされていたらって考えたら震えるよ…」
「だなぁ…」
レベッカはクルーレと結ばれ、幸せな関係を築き上げている。
一方、セリーナと二人の両親はそれはそれは悲惨な末路をたどることとなるのだった…。
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