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南プロシアン王国編
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宮殿オルジュの王の間に通されたフロリアーナはシュミット国王と接見した。
「フロリアーナ王女、ようこそタスタニアにいらっしゃいました。私が国王のシュミットです」
「南プロシアン王国王女フロリアーナ・アリゲッティです。シュミット国王、お会いできて光栄でございます。また私を受け入れてくれて大変感謝しています」
「おおよその事情はそこにいるマリアとパトリシアから聞きましたが、この度は父君アルベルト一世国王はご愁傷様でした。それから日も浅いのに大変な事になりましたな」
「私の身の不徳と言う事でございましょう。反乱を起こした宰相ナサレノとは父アルベルト一世の生前から不仲でしたが、相手の動きが予想外に早く、恥ずかしながらこの身一つでやっと国から脱出出来たという有様でございます」
「あなたの身はこのタスタニアが保護致します。何か必要な物があれば遠慮なく申して下さい。そこにいるパトリシアとシャローラ、マリアの三人が滞在中あなたのお世話を致します」
シュミットがそう言うとパトリシアたち三人がひざまづいてお辞儀をした。
「お心遣い感謝致します」
「フロリアーナ様、あなたの来国の理由はわかっているつもりです。お力添えをしたいのはやまやまですが、我が国にも事情がございます。パトリシア、王女に詳しいご説明を」
シュミットがそこまで言うと、パトリシアがそこから先の話しを説明し始めた。
「フロリアーナ様に我が国の置かれている立場を説明するためにお時間を頂きお話しさせて頂きます」
パトリシアはタスタニアの現状を説明した。
「ご存知の通り、現在タスタニアはロマリア帝国と交戦中でございます。今は膠着状態でありますが、もし我が国がフロリアーナ様に協力するとなると二つの問題に直面します。
一つはロマリア帝国。我が国が南プロシアンに軍を派兵したと知ればすぐに攻撃を仕掛けてくるでしょう。それに対応しようにも、新興国の我が国が軍を二分してロマリア帝国と南プロシアンの反乱組織と戦うには厳しいと言う事。
もう一つは南プロシアンが屈指の海軍を保有している事です。
我が国と南プロシアン王国はザラメス自由都市が間にあるため、互いに行き来するには船を使って海を渡らなければなりません。
しかし我が国は海軍を保有しておらず、反乱組織と戦うとなると、間違いなく船を動かしての海上での戦いとなるでしょう。
そうなりますと、たとえ急造で軍船を作って兵士を乗せたところで、我が国は南プロシアンの海軍に勝てる可能性は低いでしょう。この二つの問題をクリアしなければ、フロリアーナ様への協力は難しいと言わざるを得ません」
「さらに考えられるのは、反乱組織がこの情報をロマリア帝国に流出させ、帝国と我が国を戦わせて漁夫の利を得ようとする可能性もある事です」
シャローラがパトリシアの説明に捕捉する。
「シュミット国王、私もその二点については存じ上げておりました。しかしそれを承知の上でタスタニアに助けを求めたのは、タスタニア以外に頼れる国がなかったからでございます」
フロリアーナの言う通りで、彼女がこの状況でどこに助けを求めるかを考えると選択肢はロマリア帝国かタスタニア王国しかなかった。
ザラメスは自由都市で国ではないし、そもそも軍隊を保有していない。
残った二ヶ国だがロマリア帝国の皇帝ルーファスに頼んだどころで、助けてくれるどころか南プロシアンを征服するいい機会だと、反乱組織に手を貸してフロリアーナとその側近を殲滅させにくるだろう。
そしてその後は反乱組織も討ち取って南プロシアンを自国の占領下に置くであろう。
そうなると残る選択肢はタスタニア一択となる。
「もし力添え出来ないと言うのであれば、私の世話人でマルコ伯爵という人物を探して頂きたい。マルコが見つかるまでご迷惑でございましょうが、ここに滞在させて頂きたく存じます」
「フロリアーナ様、私たちはまだ協力しないとは申し上げておりません。私たちがフロリアーナ様に協力するにつきましては条件がございます」
シャローラがフロリアーナに条件を提示する。
「その条件とは?」
「フロリアーナ様が内乱を制して国に戻る事が出来た時には、タスタニアと同盟を結んで南プロシアンの海軍に力を貸して頂きたく存じます。その条件をお聞き入れ下さるなら、私たちは状況が厳しいのは承知の上で、フロリアーナ様を我が国で保護し、兵力をお貸しして南プロシアンの反乱軍を制圧するお助けを致します」
「そのような事で良いのか?」
「はい。フロリアーナ様が必要なのは私たちの兵力。私たちが必要なのは南プロシアンの海軍力でございます。いかがでしょうか?」
「こちらに申し分はない。承知致した」
フロリアーナは途方もない大金か南プロシアンの土地の相当部分を請求されると予想していたが、同盟を結び海軍力を提供するだけという予想外の好条件に、それならお安い御用と即答した。
「国王、フロリアーナ様より同盟のお約束を頂いたからには、私たちもそれにお応えしなければなりません。フロリアーナ様を助けるためにお力添えする事をご許可頂きたくご裁断をお願い致します」
「パトリシア、シャローラ。お主たちはフロリアーナ王女に協力して南プロシアン王国を助けた方が良いと考えるのだな」
シュミットの問いに二人は「はい」と明確に回答した。
南プロシアンとの同盟を結んで陸と海からロマリア帝国を攻撃出来るのは戦略面で非常に大きい事を二人は最重要視したのだ。
「それではロマリア帝国との戦争はどうするのだ?何か打開案があるのか?」
シュミットの問いにシャローラが回答する。
「ティファニーとレイラ姉妹をこちらに呼び戻して対南プロシアンとの戦いに専念してもらい、代わりに私がブラウゼンに出向いて、ティファニーが新たに仲間に加えたロズヴィータとソフィアと共にロマリア帝国の進撃を食い止めます。私たちが遅延戦闘で時間稼ぎをして、その間にティファニーたちに南プロシアン反乱軍を制圧してもらう。これが私とパトリシアが考える案件でございます」
シュミットは腕組みをしてしばらく考えていた。
これは一歩間違えれば、タスタニアはフロリアーナと共倒れの危険な賭けにも思えた。
しかしフロリアーナ王女を保護した以上、こちらが望んでなかろうと南プロシアンの反乱軍は王女の命を狙うであろうし、ロマリア帝国も進撃してくるだろう。
ここはパトリシアとシャローラの言う二面作戦に掛けてみようとシュミットは決断した。
「わかった。二人の意見を尊重しよう。フロリアーナ王女、我が国はあなたの国賓としてお迎え入れ、お守りすると共に最大限のご協力をする事をお約束しましょう」
「シュミット国王、感謝致します。もし私が無事南プロシアンに戻る事ができた暁には、この御恩に必ずや報いるだけの御礼を致します」
「同盟成立ですな」
シュミットがそう言うとフロリアーナはようやく笑顔を見せた。
こうして、フロリアーナは無事に国に戻れた際にはタスタニアと同盟を結び、海軍にロマリア帝国攻撃の協力をさせる事でタスタニアの軍事力を借りるという提携を結んだ。
「フロリアーナ王女、いろいろあってお疲れでしょう。まだ先は長いです。今後の事はまた明日にでも話すとして、まずはごゆっくりお休み下さい」
「ありがたきご配慮に感謝致します」
「フロリアーナ王女、ようこそタスタニアにいらっしゃいました。私が国王のシュミットです」
「南プロシアン王国王女フロリアーナ・アリゲッティです。シュミット国王、お会いできて光栄でございます。また私を受け入れてくれて大変感謝しています」
「おおよその事情はそこにいるマリアとパトリシアから聞きましたが、この度は父君アルベルト一世国王はご愁傷様でした。それから日も浅いのに大変な事になりましたな」
「私の身の不徳と言う事でございましょう。反乱を起こした宰相ナサレノとは父アルベルト一世の生前から不仲でしたが、相手の動きが予想外に早く、恥ずかしながらこの身一つでやっと国から脱出出来たという有様でございます」
「あなたの身はこのタスタニアが保護致します。何か必要な物があれば遠慮なく申して下さい。そこにいるパトリシアとシャローラ、マリアの三人が滞在中あなたのお世話を致します」
シュミットがそう言うとパトリシアたち三人がひざまづいてお辞儀をした。
「お心遣い感謝致します」
「フロリアーナ様、あなたの来国の理由はわかっているつもりです。お力添えをしたいのはやまやまですが、我が国にも事情がございます。パトリシア、王女に詳しいご説明を」
シュミットがそこまで言うと、パトリシアがそこから先の話しを説明し始めた。
「フロリアーナ様に我が国の置かれている立場を説明するためにお時間を頂きお話しさせて頂きます」
パトリシアはタスタニアの現状を説明した。
「ご存知の通り、現在タスタニアはロマリア帝国と交戦中でございます。今は膠着状態でありますが、もし我が国がフロリアーナ様に協力するとなると二つの問題に直面します。
一つはロマリア帝国。我が国が南プロシアンに軍を派兵したと知ればすぐに攻撃を仕掛けてくるでしょう。それに対応しようにも、新興国の我が国が軍を二分してロマリア帝国と南プロシアンの反乱組織と戦うには厳しいと言う事。
もう一つは南プロシアンが屈指の海軍を保有している事です。
我が国と南プロシアン王国はザラメス自由都市が間にあるため、互いに行き来するには船を使って海を渡らなければなりません。
しかし我が国は海軍を保有しておらず、反乱組織と戦うとなると、間違いなく船を動かしての海上での戦いとなるでしょう。
そうなりますと、たとえ急造で軍船を作って兵士を乗せたところで、我が国は南プロシアンの海軍に勝てる可能性は低いでしょう。この二つの問題をクリアしなければ、フロリアーナ様への協力は難しいと言わざるを得ません」
「さらに考えられるのは、反乱組織がこの情報をロマリア帝国に流出させ、帝国と我が国を戦わせて漁夫の利を得ようとする可能性もある事です」
シャローラがパトリシアの説明に捕捉する。
「シュミット国王、私もその二点については存じ上げておりました。しかしそれを承知の上でタスタニアに助けを求めたのは、タスタニア以外に頼れる国がなかったからでございます」
フロリアーナの言う通りで、彼女がこの状況でどこに助けを求めるかを考えると選択肢はロマリア帝国かタスタニア王国しかなかった。
ザラメスは自由都市で国ではないし、そもそも軍隊を保有していない。
残った二ヶ国だがロマリア帝国の皇帝ルーファスに頼んだどころで、助けてくれるどころか南プロシアンを征服するいい機会だと、反乱組織に手を貸してフロリアーナとその側近を殲滅させにくるだろう。
そしてその後は反乱組織も討ち取って南プロシアンを自国の占領下に置くであろう。
そうなると残る選択肢はタスタニア一択となる。
「もし力添え出来ないと言うのであれば、私の世話人でマルコ伯爵という人物を探して頂きたい。マルコが見つかるまでご迷惑でございましょうが、ここに滞在させて頂きたく存じます」
「フロリアーナ様、私たちはまだ協力しないとは申し上げておりません。私たちがフロリアーナ様に協力するにつきましては条件がございます」
シャローラがフロリアーナに条件を提示する。
「その条件とは?」
「フロリアーナ様が内乱を制して国に戻る事が出来た時には、タスタニアと同盟を結んで南プロシアンの海軍に力を貸して頂きたく存じます。その条件をお聞き入れ下さるなら、私たちは状況が厳しいのは承知の上で、フロリアーナ様を我が国で保護し、兵力をお貸しして南プロシアンの反乱軍を制圧するお助けを致します」
「そのような事で良いのか?」
「はい。フロリアーナ様が必要なのは私たちの兵力。私たちが必要なのは南プロシアンの海軍力でございます。いかがでしょうか?」
「こちらに申し分はない。承知致した」
フロリアーナは途方もない大金か南プロシアンの土地の相当部分を請求されると予想していたが、同盟を結び海軍力を提供するだけという予想外の好条件に、それならお安い御用と即答した。
「国王、フロリアーナ様より同盟のお約束を頂いたからには、私たちもそれにお応えしなければなりません。フロリアーナ様を助けるためにお力添えする事をご許可頂きたくご裁断をお願い致します」
「パトリシア、シャローラ。お主たちはフロリアーナ王女に協力して南プロシアン王国を助けた方が良いと考えるのだな」
シュミットの問いに二人は「はい」と明確に回答した。
南プロシアンとの同盟を結んで陸と海からロマリア帝国を攻撃出来るのは戦略面で非常に大きい事を二人は最重要視したのだ。
「それではロマリア帝国との戦争はどうするのだ?何か打開案があるのか?」
シュミットの問いにシャローラが回答する。
「ティファニーとレイラ姉妹をこちらに呼び戻して対南プロシアンとの戦いに専念してもらい、代わりに私がブラウゼンに出向いて、ティファニーが新たに仲間に加えたロズヴィータとソフィアと共にロマリア帝国の進撃を食い止めます。私たちが遅延戦闘で時間稼ぎをして、その間にティファニーたちに南プロシアン反乱軍を制圧してもらう。これが私とパトリシアが考える案件でございます」
シュミットは腕組みをしてしばらく考えていた。
これは一歩間違えれば、タスタニアはフロリアーナと共倒れの危険な賭けにも思えた。
しかしフロリアーナ王女を保護した以上、こちらが望んでなかろうと南プロシアンの反乱軍は王女の命を狙うであろうし、ロマリア帝国も進撃してくるだろう。
ここはパトリシアとシャローラの言う二面作戦に掛けてみようとシュミットは決断した。
「わかった。二人の意見を尊重しよう。フロリアーナ王女、我が国はあなたの国賓としてお迎え入れ、お守りすると共に最大限のご協力をする事をお約束しましょう」
「シュミット国王、感謝致します。もし私が無事南プロシアンに戻る事ができた暁には、この御恩に必ずや報いるだけの御礼を致します」
「同盟成立ですな」
シュミットがそう言うとフロリアーナはようやく笑顔を見せた。
こうして、フロリアーナは無事に国に戻れた際にはタスタニアと同盟を結び、海軍にロマリア帝国攻撃の協力をさせる事でタスタニアの軍事力を借りるという提携を結んだ。
「フロリアーナ王女、いろいろあってお疲れでしょう。まだ先は長いです。今後の事はまた明日にでも話すとして、まずはごゆっくりお休み下さい」
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