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第二章 巣立ち編
それぞれの巣立ち
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タスタニアの首都オルジュではベンタインで山賊を見事な作戦で撃滅させたティファの話題で連日持ちきりだった
「さすがティファ殿だ。レイラ、お主の姉は凄い人物じゃな」
ミュラー将軍も喜びレイラにお祝いの言葉をかけた
騎士学校でも卒業生のティファの活躍に教授たちは後輩学生に「お前たちも早く先輩のように第一線で活躍出来るよう一層精進せよ」とまるで自分の事のようにいう始末であった。
それを教室で聴いていたレジーナは、(よく言うよ。ティファの戦術をまるでハンターに狙われた獲物みたいに逃げるだけの戦法とか言ってた連中が)と心の中で思った。と同時に(ティファやったね)と祝福した。
「私もティファみたいに第一線で活躍出来るようになりたい」
レジーナは年明けのキルス歴一〇九六年八月末の卒業で、近日中には配属場所も決定するということもあって「早くティファやシャローラと一緒に仕事がしたい」その想いが強くなっていくのだった。
ティファがベンタインで活躍したすぐあと、レイラもミュラー将軍から独り立ちをして騎士としての道をスタートさせていた。
レイラは騎士学校を途中で中退して十月という半端な時期ではあったが、同じ歳のレジーナよりひと足先にブラウゼンへの出向が決定していた。
学問よりも実践の騎士として戦う事を優先させて、軍へ志願兵として加入することになったからである。
その裏には後見人であるシスターアンジェラの手配があった事は言うまでもない。
「レイラよ、お前にはわしが教えられる事はすべて教え込んだつもりだ。あとはお前自身で日々精進していつかわしを超える騎士になってくれれば本望じゃよ」
「将軍。今日まで色々とお世話になりました。師である将軍を超えるなどと大それた事は申せませんが、必ずご恩に報いるよう精進し騎士として、人としてひとつでも成長していくよう努力致します」
レイラがミュラー将軍と挨拶を済ませるとパトリシアが顔を見せた。
「レイラ!」
「パトリシアさん」
パトリシアは友人であるティファの妹のレイラを見送りに来てくれたのだ。隣にはもう一人女性騎士が一緒にいた。
「マリア!」
「レイラ、しばらくぶり」
マリアはレイラと同じくミュラー将軍に育てられた騎士であるが、ミュラー将軍に直接付いて師事を受けたレイラと違いマリアはシスターアンジェラの主催する教会の学校で戦術を学んでいたためミュラー将軍が学校へ出向して教えていたのでアンジェラの弟子でありミュラーの弟子でもあった。
マリアの武器は独自に考案してザラメス自由都市の武器屋に特注で作らせたもので、大太刀が塚の部分から二分割される長剣であった。
これは相手により大太刀で対したり二刀流で対したり出来る優れもので、マリアはこの剣を「サラマンダー」と名付けていた。
二人は度々手合わせをしていたのでお互いの実力を認め合うよきライバルであり盟友であった。
「レイラ、私も学校を中退して軍に加わるつもりだ」
「そうか、マリアが一緒とは心強い」
「お互い新たな地で頑張るとしよう」
「二人とも、ティファに負けないように頑張ってね」
「パトリシアさん、いままで色々ありがとうございました」
「何言ってるの?あなたたちはこれから軍に行くんだからまだまだ私と繋がりはあるわよ。これからもよろしくね」
「あ、そうだった」
レイラとマリアは思わず笑みがこぼれた。
マリアもまたレイラ同様、実践で戦う戦士タイプである。
卓上の学問を学ぶよりも実践で戦果を上げたい気持ちがあったため、レイラと共に軍へ赴く決意をしたのだ。
「ミュラー将軍。幼少の頃より私のような孤児にも分け隔てなく剣をお教え頂き感謝の言葉では言い表せません。この御恩は私が戦いで実績をあげていく事でお返し出来ればと思っております」
「気にせんでいい。マリアもレイラもわしがその素質を惚れ込んで無理矢理剣をやらせたようなものだ。よく今日までついて来てくれたと感謝するのはこちらの方じゃ」
ミュラー将軍にそう言われてレイラとマリアは深々とお辞儀して感謝の意と恩師との別れの挨拶をした。
「では将軍、パトリシアさんいってきます」
レイラとマリアの二人はタスタニア軍の滞在しているブラウゼンへと向かった。
「元気でな。お主たちの活躍を風の便りに聞くのをここで楽しみに待っておるよ」
そう言って二人を送り出したミュラーであったが、残念ながらその後のレイラとマリアの活躍を聞く事なく、二人がベンタインに着任して間もなく、後継者を育成するという役目を果たし終えたかのように六十七年の生涯を閉じる事となった。
レイラとマリアはペンタインでその訃報を受け取ると、首都オルジュの方角を向いて敬礼し、恩師に必ずタスタニアを背負って立つような騎士になると改めて誓ったのである。
二人が出発した直後、ティファの同級生であったシャローラが姿を現した。
「レイラもついに巣立っていったね、いよいよだなって緊張感が高まるよ」
「シャローラ、あなたは参謀役として適してるから、ティファが軍に加入するまでは引き続き宮殿で私の補佐をして欲しい。みんなが正式配属される中で申し訳ないけど、あなたの力が必要なの」
「そんな事気にしないで。私を必要だと言ってくれたパトリシアの助けになるなら何だってするよ」
オルジュに配属になったシャローラはパトリシアの手配で国王の居る宮殿でしばらく街の食糧庫の管理や武器の製造管理をおこなっていたが、その能力の高さからシュミット国王、フランカ王妃からも評価が高く、ティファの軍配属まで引き続き宮殿に残る事となった。
オルジュの宮殿は帝国の大宮殿とは比較もしようのない質素なもので、国の政治をつかさどる中枢ではあったが、オルジュの総面積五百ヘクタールのなかの三十ヘクタールの敷地に本宮殿と離宮に簡素な庭があるだけで噴水などの施設は作られていなかった。
本宮殿は政治や来賓を迎えるための場所でもあるので長さ二五〇メートルとそれなりに作られているが、部屋数は一五〇ほどで王の間、王妃の間(現在空室)に閣議の間と来賓の間に使用人の居住区があるだけで、廊下や天井にも来賓の間以外は細工を施してもおらず、離宮も国王シュミットがたまの息抜きに使用するくらいで国王の威光を示す必要性はないというシュミットの考えが反映されてた。
王妃フローリカもこの考えに賛同して、王子と王女も王室の子供とは思えない質素な生活をしていた。
「贅沢な料理や豪華な住処は大人になったら自分の力次第で食べられるし手に入る。今のうちから境遇に甘える事なく自分で努力しなさい」
王妃フローリカは、そうやって子供たちに権威や身分に甘える事なく自ら努力しなさいと教えていたのであった。
「シャローラ、帝国に新たな動きがあって、皇帝ルーファスは次兄のバスティアンをルンベルク要塞の将に任命したのと首都ハーフェンではあらたな軍の再編があり、各都市の部隊が増員されるということで特に国の主要交通網であるフェルデンの守りを厚くするような情報も入っている。ザラメスに間者を送って情報収集しているから、日々送られてくる情報の整理からお願いしたいんだけど」
「了解だよ。ティファ、レイラ、マリアもいなくなって寂しくはなったけど、みんなそれぞれの場所で頑張っている。私たちも負けていられないな」
シャローラとパトリシアは自らも奮起して、自分に与えられた役割と場所で責務を果たそうとあらためて思うのであった。
季節は十一月に入っていた。ティファとジュリア、その二人の周りを固める面々。歴史の表舞台に彼女たちはまもなく登場し、ロマリア帝国とタスタニア王国はこれまでの「停滞的な戦い」から「本格的な戦闘」に突入する事になる。
「さすがティファ殿だ。レイラ、お主の姉は凄い人物じゃな」
ミュラー将軍も喜びレイラにお祝いの言葉をかけた
騎士学校でも卒業生のティファの活躍に教授たちは後輩学生に「お前たちも早く先輩のように第一線で活躍出来るよう一層精進せよ」とまるで自分の事のようにいう始末であった。
それを教室で聴いていたレジーナは、(よく言うよ。ティファの戦術をまるでハンターに狙われた獲物みたいに逃げるだけの戦法とか言ってた連中が)と心の中で思った。と同時に(ティファやったね)と祝福した。
「私もティファみたいに第一線で活躍出来るようになりたい」
レジーナは年明けのキルス歴一〇九六年八月末の卒業で、近日中には配属場所も決定するということもあって「早くティファやシャローラと一緒に仕事がしたい」その想いが強くなっていくのだった。
ティファがベンタインで活躍したすぐあと、レイラもミュラー将軍から独り立ちをして騎士としての道をスタートさせていた。
レイラは騎士学校を途中で中退して十月という半端な時期ではあったが、同じ歳のレジーナよりひと足先にブラウゼンへの出向が決定していた。
学問よりも実践の騎士として戦う事を優先させて、軍へ志願兵として加入することになったからである。
その裏には後見人であるシスターアンジェラの手配があった事は言うまでもない。
「レイラよ、お前にはわしが教えられる事はすべて教え込んだつもりだ。あとはお前自身で日々精進していつかわしを超える騎士になってくれれば本望じゃよ」
「将軍。今日まで色々とお世話になりました。師である将軍を超えるなどと大それた事は申せませんが、必ずご恩に報いるよう精進し騎士として、人としてひとつでも成長していくよう努力致します」
レイラがミュラー将軍と挨拶を済ませるとパトリシアが顔を見せた。
「レイラ!」
「パトリシアさん」
パトリシアは友人であるティファの妹のレイラを見送りに来てくれたのだ。隣にはもう一人女性騎士が一緒にいた。
「マリア!」
「レイラ、しばらくぶり」
マリアはレイラと同じくミュラー将軍に育てられた騎士であるが、ミュラー将軍に直接付いて師事を受けたレイラと違いマリアはシスターアンジェラの主催する教会の学校で戦術を学んでいたためミュラー将軍が学校へ出向して教えていたのでアンジェラの弟子でありミュラーの弟子でもあった。
マリアの武器は独自に考案してザラメス自由都市の武器屋に特注で作らせたもので、大太刀が塚の部分から二分割される長剣であった。
これは相手により大太刀で対したり二刀流で対したり出来る優れもので、マリアはこの剣を「サラマンダー」と名付けていた。
二人は度々手合わせをしていたのでお互いの実力を認め合うよきライバルであり盟友であった。
「レイラ、私も学校を中退して軍に加わるつもりだ」
「そうか、マリアが一緒とは心強い」
「お互い新たな地で頑張るとしよう」
「二人とも、ティファに負けないように頑張ってね」
「パトリシアさん、いままで色々ありがとうございました」
「何言ってるの?あなたたちはこれから軍に行くんだからまだまだ私と繋がりはあるわよ。これからもよろしくね」
「あ、そうだった」
レイラとマリアは思わず笑みがこぼれた。
マリアもまたレイラ同様、実践で戦う戦士タイプである。
卓上の学問を学ぶよりも実践で戦果を上げたい気持ちがあったため、レイラと共に軍へ赴く決意をしたのだ。
「ミュラー将軍。幼少の頃より私のような孤児にも分け隔てなく剣をお教え頂き感謝の言葉では言い表せません。この御恩は私が戦いで実績をあげていく事でお返し出来ればと思っております」
「気にせんでいい。マリアもレイラもわしがその素質を惚れ込んで無理矢理剣をやらせたようなものだ。よく今日までついて来てくれたと感謝するのはこちらの方じゃ」
ミュラー将軍にそう言われてレイラとマリアは深々とお辞儀して感謝の意と恩師との別れの挨拶をした。
「では将軍、パトリシアさんいってきます」
レイラとマリアの二人はタスタニア軍の滞在しているブラウゼンへと向かった。
「元気でな。お主たちの活躍を風の便りに聞くのをここで楽しみに待っておるよ」
そう言って二人を送り出したミュラーであったが、残念ながらその後のレイラとマリアの活躍を聞く事なく、二人がベンタインに着任して間もなく、後継者を育成するという役目を果たし終えたかのように六十七年の生涯を閉じる事となった。
レイラとマリアはペンタインでその訃報を受け取ると、首都オルジュの方角を向いて敬礼し、恩師に必ずタスタニアを背負って立つような騎士になると改めて誓ったのである。
二人が出発した直後、ティファの同級生であったシャローラが姿を現した。
「レイラもついに巣立っていったね、いよいよだなって緊張感が高まるよ」
「シャローラ、あなたは参謀役として適してるから、ティファが軍に加入するまでは引き続き宮殿で私の補佐をして欲しい。みんなが正式配属される中で申し訳ないけど、あなたの力が必要なの」
「そんな事気にしないで。私を必要だと言ってくれたパトリシアの助けになるなら何だってするよ」
オルジュに配属になったシャローラはパトリシアの手配で国王の居る宮殿でしばらく街の食糧庫の管理や武器の製造管理をおこなっていたが、その能力の高さからシュミット国王、フランカ王妃からも評価が高く、ティファの軍配属まで引き続き宮殿に残る事となった。
オルジュの宮殿は帝国の大宮殿とは比較もしようのない質素なもので、国の政治をつかさどる中枢ではあったが、オルジュの総面積五百ヘクタールのなかの三十ヘクタールの敷地に本宮殿と離宮に簡素な庭があるだけで噴水などの施設は作られていなかった。
本宮殿は政治や来賓を迎えるための場所でもあるので長さ二五〇メートルとそれなりに作られているが、部屋数は一五〇ほどで王の間、王妃の間(現在空室)に閣議の間と来賓の間に使用人の居住区があるだけで、廊下や天井にも来賓の間以外は細工を施してもおらず、離宮も国王シュミットがたまの息抜きに使用するくらいで国王の威光を示す必要性はないというシュミットの考えが反映されてた。
王妃フローリカもこの考えに賛同して、王子と王女も王室の子供とは思えない質素な生活をしていた。
「贅沢な料理や豪華な住処は大人になったら自分の力次第で食べられるし手に入る。今のうちから境遇に甘える事なく自分で努力しなさい」
王妃フローリカは、そうやって子供たちに権威や身分に甘える事なく自ら努力しなさいと教えていたのであった。
「シャローラ、帝国に新たな動きがあって、皇帝ルーファスは次兄のバスティアンをルンベルク要塞の将に任命したのと首都ハーフェンではあらたな軍の再編があり、各都市の部隊が増員されるということで特に国の主要交通網であるフェルデンの守りを厚くするような情報も入っている。ザラメスに間者を送って情報収集しているから、日々送られてくる情報の整理からお願いしたいんだけど」
「了解だよ。ティファ、レイラ、マリアもいなくなって寂しくはなったけど、みんなそれぞれの場所で頑張っている。私たちも負けていられないな」
シャローラとパトリシアは自らも奮起して、自分に与えられた役割と場所で責務を果たそうとあらためて思うのであった。
季節は十一月に入っていた。ティファとジュリア、その二人の周りを固める面々。歴史の表舞台に彼女たちはまもなく登場し、ロマリア帝国とタスタニア王国はこれまでの「停滞的な戦い」から「本格的な戦闘」に突入する事になる。
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