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第二章 巣立ち編
初めての戦い
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タスタニアにも秋の風が吹いてきて、ベンタインの街路樹は赤く染まった紅葉が夕陽に照らされ、鮮やなオレンジ色の景色が広がっていた。
キルス暦一〇九五年の九月からベンタインへ少尉として着任が決まったティファはここでの仕事に従事していた。
主な仕事は交通網の整理と食料の保管である。
道路の整備というのはタスタニアの道路は非常に道が悪く馬や馬車が走りにくい粗悪な道が多かった。
ギガンティア大陸の中には道路整備が進んでいて
、乗客を乗せて走る客車馬車を運行している国もあったが、遅れているところは武器食料輸送にも苦労するレベルであった。
ティファはベンタインからブラウゼンとオルジュを結ぶ「アンダーライン」と呼ばれる大道路を馬車が通れるくらい整備して輸送力を上げることに力を注ぎ、将来各都市を客車馬車で結べるようにその足かがりを手掛ける一端を担った。
食料に関してはこの街とブラウゼン要塞都市の間を通っている川から水を引いて田畑を耕し農業生産を上げる政策を取っていた
これは単にベンタインだけでなくブラウゼン要塞都市への食料確保も兼ねていて二都市分の食料を備蓄する蔵の役目も果たしている。
ティファはこれらの仕事を効率よくこなしていた。
ロマリア帝国軍とタスタニアはいま膠着状態ではあるもののいつ戦いが起こるか分からないので準備は常に怠らずにおくもの、備えあれば憂いなしである。
だが問題もあった、ベンタインからブラウゼン要塞都市に運ぶ武器・食料が道中で山賊に襲われ奪われる事が相次いだ。
ベンタイン在中軍は食料守備隊を増員し、警備を厳重に警戒に当たらせたが、山賊たちは神出鬼没に出現して物品を奪っていくのである。
何人かの腕利きの者を輸送部隊の隊長にしても山賊のリーダーはかなりの武の達人ですべて返り討ちにされてしまっていた。
帝国との戦いに備えるブラウゼン要塞に食料の配給が滞るのは無視できぬ問題ではあったが、山賊相手にブラウゼンからタスタニア本軍を出兵させるわけにはいかず困り果てた県令はティファを呼び出した。
「県令、お呼びでしょうか?」
「そなたを呼んだのは他でもない、ここ数ヶ月我々は輸送部隊を襲う山賊に頭を悩ませておる」
「はい、存じ上げております」
「腕利きの者を隊長に付けて警護に当たらせてもみたが山賊のリーダーが相当の武芸者らしく輸送のたびに討たれてしまい正直万策尽きた状況なのだ。そなたは騎士学校で兵法を学んだと聞いた、この街にはそなた以外兵法に詳しい者はなく、そこでそなたに山賊退治と食料を無事にブラウゼンへ届ける策を練って欲しいのだ」
「私が。。ですか?私はまだ就任間もない一少尉に過ぎません。その私の命に兵が従うでしょうか?」
「その点は我々が何とかする。そなたに兵糧部隊の隊長の任を与えて輸送部隊の全権を委任する手続きをする故に何とか引き受けてもらいたい」
ティファは迷ったが、騎士学校で学んだことが実践で役に立つかを試すいい機会になると思い引き受けた。
輸送部隊隊長の任を受けたティファはさっそく輸送部隊の隊員に過去の輸送ルートや方法を聞き出した。
ベンタインとブラウゼン要塞の間には両都市をを繋ぐ国の中央道、アンダーラインがオルジュ湖に沿った形で作られている。
その反対側は平地と小高い丘陵があるだけで、伏兵が潜めやすい。
「兵を隠すには持ってこいの道を輸送しているんだね。その山賊はどれくらいの人数なの?」
「三十人ほどですが、統率も取れていますしリーダー二人の力もあって厄介です」
「統率が取れているって事は、そのリーダー二人は強いだけじゃなく統率力もあるって事か。確かに厄介だな。さて、どうするかな。ちょっと地図を見せて」
ティファの指示で兵隊長が地図を広げる。
「反対側の丘陵地帯を迂回する道もあるんだね」
「かつてはこの道を使用していたようですが、舗装されていない山道ですので狭いうえに輸送にも時間がかかります。アンダーラインが整備された今となっては使用しておりません」
ティファはしばらく顎に手を当てて考えていた。
「一つ聞きたいんだけど、山賊たちはこちらが輸送部隊を出す日を狙って来ている。でいいのかな?」
「はい。この三ヶ月ほどの間、ほぼ輸送部隊を出した日を狙い撃ちされています。まるでこちらの動きがわかっているかのように」
「おそらくわかっているんだよ。相手は何かしらの情報網を持っていてこちらの動きを察知していると見ていい」
「こちらの情報が漏れていると?まさか裏切り者が。。」
「その可能性もなくはないけど、味方を疑うよりも、まずは相手の情報網が卓越しているという事を考えないとね。旅人や商人が行き来しているこのアンダーラインで、その人たちを使っての情報収集は山賊たちでも容易におこなえるだろうし。相手にはそういった情報収集に長けている人物がいる」
ティファはこれは情報戦の戦いになるなと予想した。
「第一の作戦としては部隊を二手に分ける。アンダーラインに囮部隊を進ませて、その間に本隊は迂回路を通ってブラウゼンに行く方法。これを日によって囮と本隊を入れ替えて、山賊たちにどちらが本隊かを絞らせないようにする」
「しかし、それでは一時凌ぎに過ぎず、抜本的な解決法ではないように思えます」
「うん、わかっている。最終的な目的は山賊を退治する事。私は相手の情報網と情報収集力がどれくらいなのか確認してみたいんだ。こちらから偽の情報を流してどこまで見破るかをね」
輸送部隊の隊長はティファの考えが理解出来ないようであった。
「もう一つ聞いていい?その山賊は補給部隊以外の商人や旅人も襲っているの?」
「いえ、襲われているのは我々の補給部隊だけです。山賊が姿を現したのは三ヶ月ほど前からですが、これまで商人や旅人が襲われたという報告は受けておりません」
「そうか。。で、リーダー二人はかなりの実力者。加えて独自の情報網を持っている。。」
ティファは再び考え込んでいた。
「隊長、まずは第一作戦の囮部隊を使う方法をやろう。そこから相手の情報を得て最終的に山賊を退治する。遠回しなやり方かも知らないけど、私に考えがあるんだ」
「少尉がそう言われるのであれば、それに従いましょう」
隊長も納得した訳ではなかったが、まずはティファに従う事にした。
ティファは早速輸送部隊を囮部隊と本隊にわけて、本隊を本道であるアンダーラインからブラウゼンに向けて出発させた。
もちろん積み荷の中身は空である。
そして丘陵を迂回する迂回路を使って本隊をブラウゼンに向かわせた。
ティファは相手の動きをチェックするために囮部隊の後方五百メートルほど離れた位置に馬に乗って護衛部隊と共にいた。
「ゼピュロス、いい子だ。大人しくしててね」
ゼプュロスとはティファが騎士学校を卒業して、ベンタインに配属になった時に国から支給された馬だ。
無論、全員に馬が支給されるわけではない。
タスタニア王国にも当然の事ながら予算というものがあり、士官学校を卒業した生徒全員に馬を支給などしてたら破綻してしまう。
騎士と騎馬部隊として認められた者か、馬を乗りこなせると国から認められた者だけが得られる特典であった。
タスタニアは山岳地帯と平地がバランスよくあるという恵まれた国土で、平野部では馬の飼育もされていた。
騎馬部隊を揃えられるという点ではロマリア帝国以上のメリットがあった。
実はティファは武芸はまるっきりダメだが、小さな頃から乗馬が得意で、馬を手なずけるのはお手の物であった。
これも亡き両親が残してくれた財産の一つで、幼少から馬の飼育場の近くに家があり、飼育場の管理人と両親が友人であった関係で、ティファとレイラはいつでも乗馬の訓練が出来たのだ。
その事を知っているパトリシアが手配して支給してくれたのだ。
それだけに、ティファは貰った馬を可愛がり、大事にしていた。
そして自分の愛馬に西風という意味のゼピュロスという名前を付けた。
ティファがゼピュロスの頭を撫でていると部隊長が話しかけて来た。
「山賊はこれまでもベンタインからブラウゼンに行く中間時点付近で襲ってくるというと過去のデータがあります」
「となると、この辺りが危ないよね」
ティファはあらかじめ囮部隊に山賊が現れたらすぐに退却するよう指示を出していた。
キルス暦一〇九五年の九月からベンタインへ少尉として着任が決まったティファはここでの仕事に従事していた。
主な仕事は交通網の整理と食料の保管である。
道路の整備というのはタスタニアの道路は非常に道が悪く馬や馬車が走りにくい粗悪な道が多かった。
ギガンティア大陸の中には道路整備が進んでいて
、乗客を乗せて走る客車馬車を運行している国もあったが、遅れているところは武器食料輸送にも苦労するレベルであった。
ティファはベンタインからブラウゼンとオルジュを結ぶ「アンダーライン」と呼ばれる大道路を馬車が通れるくらい整備して輸送力を上げることに力を注ぎ、将来各都市を客車馬車で結べるようにその足かがりを手掛ける一端を担った。
食料に関してはこの街とブラウゼン要塞都市の間を通っている川から水を引いて田畑を耕し農業生産を上げる政策を取っていた
これは単にベンタインだけでなくブラウゼン要塞都市への食料確保も兼ねていて二都市分の食料を備蓄する蔵の役目も果たしている。
ティファはこれらの仕事を効率よくこなしていた。
ロマリア帝国軍とタスタニアはいま膠着状態ではあるもののいつ戦いが起こるか分からないので準備は常に怠らずにおくもの、備えあれば憂いなしである。
だが問題もあった、ベンタインからブラウゼン要塞都市に運ぶ武器・食料が道中で山賊に襲われ奪われる事が相次いだ。
ベンタイン在中軍は食料守備隊を増員し、警備を厳重に警戒に当たらせたが、山賊たちは神出鬼没に出現して物品を奪っていくのである。
何人かの腕利きの者を輸送部隊の隊長にしても山賊のリーダーはかなりの武の達人ですべて返り討ちにされてしまっていた。
帝国との戦いに備えるブラウゼン要塞に食料の配給が滞るのは無視できぬ問題ではあったが、山賊相手にブラウゼンからタスタニア本軍を出兵させるわけにはいかず困り果てた県令はティファを呼び出した。
「県令、お呼びでしょうか?」
「そなたを呼んだのは他でもない、ここ数ヶ月我々は輸送部隊を襲う山賊に頭を悩ませておる」
「はい、存じ上げております」
「腕利きの者を隊長に付けて警護に当たらせてもみたが山賊のリーダーが相当の武芸者らしく輸送のたびに討たれてしまい正直万策尽きた状況なのだ。そなたは騎士学校で兵法を学んだと聞いた、この街にはそなた以外兵法に詳しい者はなく、そこでそなたに山賊退治と食料を無事にブラウゼンへ届ける策を練って欲しいのだ」
「私が。。ですか?私はまだ就任間もない一少尉に過ぎません。その私の命に兵が従うでしょうか?」
「その点は我々が何とかする。そなたに兵糧部隊の隊長の任を与えて輸送部隊の全権を委任する手続きをする故に何とか引き受けてもらいたい」
ティファは迷ったが、騎士学校で学んだことが実践で役に立つかを試すいい機会になると思い引き受けた。
輸送部隊隊長の任を受けたティファはさっそく輸送部隊の隊員に過去の輸送ルートや方法を聞き出した。
ベンタインとブラウゼン要塞の間には両都市をを繋ぐ国の中央道、アンダーラインがオルジュ湖に沿った形で作られている。
その反対側は平地と小高い丘陵があるだけで、伏兵が潜めやすい。
「兵を隠すには持ってこいの道を輸送しているんだね。その山賊はどれくらいの人数なの?」
「三十人ほどですが、統率も取れていますしリーダー二人の力もあって厄介です」
「統率が取れているって事は、そのリーダー二人は強いだけじゃなく統率力もあるって事か。確かに厄介だな。さて、どうするかな。ちょっと地図を見せて」
ティファの指示で兵隊長が地図を広げる。
「反対側の丘陵地帯を迂回する道もあるんだね」
「かつてはこの道を使用していたようですが、舗装されていない山道ですので狭いうえに輸送にも時間がかかります。アンダーラインが整備された今となっては使用しておりません」
ティファはしばらく顎に手を当てて考えていた。
「一つ聞きたいんだけど、山賊たちはこちらが輸送部隊を出す日を狙って来ている。でいいのかな?」
「はい。この三ヶ月ほどの間、ほぼ輸送部隊を出した日を狙い撃ちされています。まるでこちらの動きがわかっているかのように」
「おそらくわかっているんだよ。相手は何かしらの情報網を持っていてこちらの動きを察知していると見ていい」
「こちらの情報が漏れていると?まさか裏切り者が。。」
「その可能性もなくはないけど、味方を疑うよりも、まずは相手の情報網が卓越しているという事を考えないとね。旅人や商人が行き来しているこのアンダーラインで、その人たちを使っての情報収集は山賊たちでも容易におこなえるだろうし。相手にはそういった情報収集に長けている人物がいる」
ティファはこれは情報戦の戦いになるなと予想した。
「第一の作戦としては部隊を二手に分ける。アンダーラインに囮部隊を進ませて、その間に本隊は迂回路を通ってブラウゼンに行く方法。これを日によって囮と本隊を入れ替えて、山賊たちにどちらが本隊かを絞らせないようにする」
「しかし、それでは一時凌ぎに過ぎず、抜本的な解決法ではないように思えます」
「うん、わかっている。最終的な目的は山賊を退治する事。私は相手の情報網と情報収集力がどれくらいなのか確認してみたいんだ。こちらから偽の情報を流してどこまで見破るかをね」
輸送部隊の隊長はティファの考えが理解出来ないようであった。
「もう一つ聞いていい?その山賊は補給部隊以外の商人や旅人も襲っているの?」
「いえ、襲われているのは我々の補給部隊だけです。山賊が姿を現したのは三ヶ月ほど前からですが、これまで商人や旅人が襲われたという報告は受けておりません」
「そうか。。で、リーダー二人はかなりの実力者。加えて独自の情報網を持っている。。」
ティファは再び考え込んでいた。
「隊長、まずは第一作戦の囮部隊を使う方法をやろう。そこから相手の情報を得て最終的に山賊を退治する。遠回しなやり方かも知らないけど、私に考えがあるんだ」
「少尉がそう言われるのであれば、それに従いましょう」
隊長も納得した訳ではなかったが、まずはティファに従う事にした。
ティファは早速輸送部隊を囮部隊と本隊にわけて、本隊を本道であるアンダーラインからブラウゼンに向けて出発させた。
もちろん積み荷の中身は空である。
そして丘陵を迂回する迂回路を使って本隊をブラウゼンに向かわせた。
ティファは相手の動きをチェックするために囮部隊の後方五百メートルほど離れた位置に馬に乗って護衛部隊と共にいた。
「ゼピュロス、いい子だ。大人しくしててね」
ゼプュロスとはティファが騎士学校を卒業して、ベンタインに配属になった時に国から支給された馬だ。
無論、全員に馬が支給されるわけではない。
タスタニア王国にも当然の事ながら予算というものがあり、士官学校を卒業した生徒全員に馬を支給などしてたら破綻してしまう。
騎士と騎馬部隊として認められた者か、馬を乗りこなせると国から認められた者だけが得られる特典であった。
タスタニアは山岳地帯と平地がバランスよくあるという恵まれた国土で、平野部では馬の飼育もされていた。
騎馬部隊を揃えられるという点ではロマリア帝国以上のメリットがあった。
実はティファは武芸はまるっきりダメだが、小さな頃から乗馬が得意で、馬を手なずけるのはお手の物であった。
これも亡き両親が残してくれた財産の一つで、幼少から馬の飼育場の近くに家があり、飼育場の管理人と両親が友人であった関係で、ティファとレイラはいつでも乗馬の訓練が出来たのだ。
その事を知っているパトリシアが手配して支給してくれたのだ。
それだけに、ティファは貰った馬を可愛がり、大事にしていた。
そして自分の愛馬に西風という意味のゼピュロスという名前を付けた。
ティファがゼピュロスの頭を撫でていると部隊長が話しかけて来た。
「山賊はこれまでもベンタインからブラウゼンに行く中間時点付近で襲ってくるというと過去のデータがあります」
「となると、この辺りが危ないよね」
ティファはあらかじめ囮部隊に山賊が現れたらすぐに退却するよう指示を出していた。
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