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ラストエピソード 〜last episode sakura〜
桜の追憶2 前編
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享保八年〔一七二三年〕
十四歳になった桜は師匠美村紗希から皆伝の免状はもらったが、今だに江戸からのお呼びは掛からず、紗希の元で吉宗の御庭番となるための修業を続けていた。
そんな中、吉宗不在の紀州に不穏な空気が流れていた。
一部の松平家武士たちの謀反であった。
松平の姓を持つ桜であったが、松平家との関わりはほとんどなく、また家の者からすれば吉宗が勝手に連れてきて松平の名を与えただけのよそ者であった。
和歌山城の一部の松平家の武士たちによる謀反。
藩主徳川宗直(とくがわむねなお)は吉宗の従兄(いとこ)であるため、吉宗の決定には異論を唱えなかったが、部下たちの一部はそうではなかった。
大部分はお上の方針に従う姿勢を見せていたが、二十人ほどの反勢力が桜の命を狙っていたのである。
「邪魔な小娘が。。」
この一部家臣たちの暴挙は無論、徳川宗直の預かり知らないところでの出来事である。
藩主に知れたら当然主君である吉宗にも知れるからだ。
つい先日も紀州藩家老、水野家の家臣が紗希に言いがかりを付けてきたように、気に食わない者を排除する動きはどの時代にもあったのである
当の桜は松平や徳川の家など興味はなかった。
彼女は自分を助けてくれた吉宗への恩返しがしたいだけなのだが、松平家の一部の連中はそうは取らなかった。
何しろ吉宗に可愛がられている娘である。
いつ吉宗が何かの間違いで松平家の跡継ぎに選ばないとも言い切れない。
これまでは吉宗が居たために手が出せずにいたが、八代将軍となり江戸に居住を移した今となっては止める者もいない。
美村紗希が手強い相手である事は百も承知だが、二人を引き離して個別に討ち取ればいい。
紗希と桜に魔の手が忍び寄っていたが、まだそれを知る由もなかった。
⭐︎⭐︎⭐︎
「お願いします!」
「おっし。来いや!」
今日も威勢のいい声が響く。
「桜流抜刀術焔乃舞(さくらりゅうばっとうじゅつほむらのまい)」
「美村流抜刀術迅雷(みむらりゅうばっとうじゅつじんらい)」
「きゃあ!」
紗希の技に桜が弾き飛ばされるが、すぐに立ち上がる。
「まだまだ!桜流抜刀術銀龍牙(さくらりゅうばっとうじゅつしろがねのりょうが)」
「美村流抜刀術疾風(みむらりゅうばっとうじゅつしっぷう)」
桜が両手から超神速の六連撃を放つも、紗希の乱れ打ちに六連撃がすべて弾き返される。
「あー。悔しい。。紗希さんから全然一本が取れない」
「お前が私から一本取ろうなんざ千年早い」
「そんなに生きられないくせに」
「やかましい、文句があるなら一本取ってみろ」
桜は紗希との体格、体重差を感じていた。
同じ技同士でぶつかった場合、体格で劣り、体重の軽い桜が弾き飛ばされるのは明白。
実践となれば、ほぼ男との戦いになる。
つまり相手は全員桜より力も体重もあるという事だ。
ここで紗希の攻撃を防げないようでは、御庭番などには到底なれない。
もっとも紗希より強い武士などそうはいないであろうから、逆に考えれば紗希の攻撃を防げれば大抵の攻撃は防げるとも言える。
「ありがとうございました」
今日も紗希から一本取ることは出来なかったが、桜は確実に自分は強くなっている手応えを掴んできていた。
「桜もよくやるよな」
源心が感心して見ていると後ろからポンと肩を叩かれて紗希の悪魔のささやきが聞こえてきた。
「さてと。源心、みや(左近)、龍之介、那月。桜の稽古が終わったから次はお前たちだな」
紗希の意地悪そうな笑顔に四人の顔が引き攣った。
その後、一刻〔二時間〕に渡り源心たちの悲鳴が続くのであった
一日の修行が終わり、紗希は家に戻るといつものように酒を飲み、食事にありつく。
食事は紗希付きの女中が作ってくれるので紗希は自炊をした事がない。
これは吉宗との契約に紗希の世話をする女中を一人付ける条件があったからだ。
おかげで紗希は面倒な家事を一切やらなくて済むので、その分を桜たちの修行の時間に当てられる。
酒を飲みながらふと紗希は考えていた。
美村流の免許皆伝を桜に与えた紗希であったが、不安は御庭番として吉宗の身を守るには人を斬らなければならない状況に常にさらされる事にある。
「桜はまだ人を斬った事がねえ。実際その時になってどうなるかだな。。」
実際には桜は「美村流」を自分の体系で扱えるようにした「桜流」の使い手であるが、そんな事は紗希には関係なかった。
自分の剣を正統に受け継いだ証としての免許皆伝だからである。
「まあ、あいつは普通にこの紀州藩の武家屋敷に嫁入りしてなんて生活はこれっぽっちも考えてないだろう。最もあいつの場合は御庭番になりたい別の理由があるんだろうからな」
紗希は思わず笑ってしまった。
「だが、いざその時になって人が斬れないとなれば話しは別だ。たとえ免許皆伝を渡しても御庭番としては失格の烙印を押さなきゃならねえな。。」
誰かを守るために誰かを斬らなければならないのが剣客であり、将軍を守るべき御庭番の務め。
それが出来ない奴には剣客の資格なし。
厳しい世界に足を踏み入れるにはその覚悟が必要なのだから。
家から外に出て夜に浮かぶ月を見て紗希はそんな事を考えていた。
「昔、桜と初めてまともに話した時もこんな月の明るい夜だったな」
紗希は徳利に注いだ酒をぐいと飲み干すとため息をひとつつく。
「精神論なんて何の役にも立たないと言っておきながら、最後は気持ちの強さってか。言っている事が矛盾しているよな。。」
⭐︎⭐︎⭐︎
それから二日後、和歌山城から突然、桜に書状が届いた。
内容は藩主徳川宗直からの招待状であった。
「あらためて松平桜殿を松平家として歓迎したいと思い和歌山城へ招待致したく存じます。来たる十一月十一日、和歌山城に来られたし」
大まかにはこんな内容であった。
「紗希さん、どう思いますか?」
紀州藩は吉宗の八代将軍就任を機に藩主は徳川宗直に変わっていた。
「十一月十一日って言ったら三日後じゃえか。今の殿は桜と会った事がねえ。顔合わせのために城に招待しようと考えてもおかしくはない話しだが、日にちが早急過ぎる。殿は忙しい身だから日がねえのかも知れねえが、やはり気になるな」
紗希は手紙の不審な点を色々と考えていた。
「だが、この手紙だけじゃ真意のほどがわからねえ。偽の招待状なら放っておけばいいが、もし本当なら紀州の殿だけじゃなく、上様の顔にも泥を塗る事になっちまう」
紗希の言う通り、本当の招待状であればそれを無視して行かなかったとなると藩主徳川宗直に対してだけでなく、松平の姓を授けてくれた吉宗の顔にも泥を塗る行為となってしまう。
ましてや宗直は吉宗の従兄(いとこ)であるから尚更である。
「ここは私も途中まで一緒について行こう。招待状が本物ならそのまま殿に謁見すればいい」
「偽物だったら?」
「その場合、何が目的か探らないとならねえな。。源心」
紗希が源心を呼び寄せた。
「今までの訓練の成果を試すいい機会だ。和歌山城に忍び込んで、この招待状が本物かどうか調べて来てくれ」
「はい!」
源心にとってもこれが初任務であった。
「みやは当日先回りして罠がないか確認してくれ」
「かしこまりました」
「龍之介と那月は行かせないの?」
桜の問いに紗希が答える。
「あの二人はまだ実戦には早い。潜入捜査は危険が大きいからな」
この時、龍之介は桜と同じ十四歳。那月にいたってはまだ十二歳で、紗希が無理と判断したのも当然であった。
十四歳になった桜は師匠美村紗希から皆伝の免状はもらったが、今だに江戸からのお呼びは掛からず、紗希の元で吉宗の御庭番となるための修業を続けていた。
そんな中、吉宗不在の紀州に不穏な空気が流れていた。
一部の松平家武士たちの謀反であった。
松平の姓を持つ桜であったが、松平家との関わりはほとんどなく、また家の者からすれば吉宗が勝手に連れてきて松平の名を与えただけのよそ者であった。
和歌山城の一部の松平家の武士たちによる謀反。
藩主徳川宗直(とくがわむねなお)は吉宗の従兄(いとこ)であるため、吉宗の決定には異論を唱えなかったが、部下たちの一部はそうではなかった。
大部分はお上の方針に従う姿勢を見せていたが、二十人ほどの反勢力が桜の命を狙っていたのである。
「邪魔な小娘が。。」
この一部家臣たちの暴挙は無論、徳川宗直の預かり知らないところでの出来事である。
藩主に知れたら当然主君である吉宗にも知れるからだ。
つい先日も紀州藩家老、水野家の家臣が紗希に言いがかりを付けてきたように、気に食わない者を排除する動きはどの時代にもあったのである
当の桜は松平や徳川の家など興味はなかった。
彼女は自分を助けてくれた吉宗への恩返しがしたいだけなのだが、松平家の一部の連中はそうは取らなかった。
何しろ吉宗に可愛がられている娘である。
いつ吉宗が何かの間違いで松平家の跡継ぎに選ばないとも言い切れない。
これまでは吉宗が居たために手が出せずにいたが、八代将軍となり江戸に居住を移した今となっては止める者もいない。
美村紗希が手強い相手である事は百も承知だが、二人を引き離して個別に討ち取ればいい。
紗希と桜に魔の手が忍び寄っていたが、まだそれを知る由もなかった。
⭐︎⭐︎⭐︎
「お願いします!」
「おっし。来いや!」
今日も威勢のいい声が響く。
「桜流抜刀術焔乃舞(さくらりゅうばっとうじゅつほむらのまい)」
「美村流抜刀術迅雷(みむらりゅうばっとうじゅつじんらい)」
「きゃあ!」
紗希の技に桜が弾き飛ばされるが、すぐに立ち上がる。
「まだまだ!桜流抜刀術銀龍牙(さくらりゅうばっとうじゅつしろがねのりょうが)」
「美村流抜刀術疾風(みむらりゅうばっとうじゅつしっぷう)」
桜が両手から超神速の六連撃を放つも、紗希の乱れ打ちに六連撃がすべて弾き返される。
「あー。悔しい。。紗希さんから全然一本が取れない」
「お前が私から一本取ろうなんざ千年早い」
「そんなに生きられないくせに」
「やかましい、文句があるなら一本取ってみろ」
桜は紗希との体格、体重差を感じていた。
同じ技同士でぶつかった場合、体格で劣り、体重の軽い桜が弾き飛ばされるのは明白。
実践となれば、ほぼ男との戦いになる。
つまり相手は全員桜より力も体重もあるという事だ。
ここで紗希の攻撃を防げないようでは、御庭番などには到底なれない。
もっとも紗希より強い武士などそうはいないであろうから、逆に考えれば紗希の攻撃を防げれば大抵の攻撃は防げるとも言える。
「ありがとうございました」
今日も紗希から一本取ることは出来なかったが、桜は確実に自分は強くなっている手応えを掴んできていた。
「桜もよくやるよな」
源心が感心して見ていると後ろからポンと肩を叩かれて紗希の悪魔のささやきが聞こえてきた。
「さてと。源心、みや(左近)、龍之介、那月。桜の稽古が終わったから次はお前たちだな」
紗希の意地悪そうな笑顔に四人の顔が引き攣った。
その後、一刻〔二時間〕に渡り源心たちの悲鳴が続くのであった
一日の修行が終わり、紗希は家に戻るといつものように酒を飲み、食事にありつく。
食事は紗希付きの女中が作ってくれるので紗希は自炊をした事がない。
これは吉宗との契約に紗希の世話をする女中を一人付ける条件があったからだ。
おかげで紗希は面倒な家事を一切やらなくて済むので、その分を桜たちの修行の時間に当てられる。
酒を飲みながらふと紗希は考えていた。
美村流の免許皆伝を桜に与えた紗希であったが、不安は御庭番として吉宗の身を守るには人を斬らなければならない状況に常にさらされる事にある。
「桜はまだ人を斬った事がねえ。実際その時になってどうなるかだな。。」
実際には桜は「美村流」を自分の体系で扱えるようにした「桜流」の使い手であるが、そんな事は紗希には関係なかった。
自分の剣を正統に受け継いだ証としての免許皆伝だからである。
「まあ、あいつは普通にこの紀州藩の武家屋敷に嫁入りしてなんて生活はこれっぽっちも考えてないだろう。最もあいつの場合は御庭番になりたい別の理由があるんだろうからな」
紗希は思わず笑ってしまった。
「だが、いざその時になって人が斬れないとなれば話しは別だ。たとえ免許皆伝を渡しても御庭番としては失格の烙印を押さなきゃならねえな。。」
誰かを守るために誰かを斬らなければならないのが剣客であり、将軍を守るべき御庭番の務め。
それが出来ない奴には剣客の資格なし。
厳しい世界に足を踏み入れるにはその覚悟が必要なのだから。
家から外に出て夜に浮かぶ月を見て紗希はそんな事を考えていた。
「昔、桜と初めてまともに話した時もこんな月の明るい夜だったな」
紗希は徳利に注いだ酒をぐいと飲み干すとため息をひとつつく。
「精神論なんて何の役にも立たないと言っておきながら、最後は気持ちの強さってか。言っている事が矛盾しているよな。。」
⭐︎⭐︎⭐︎
それから二日後、和歌山城から突然、桜に書状が届いた。
内容は藩主徳川宗直からの招待状であった。
「あらためて松平桜殿を松平家として歓迎したいと思い和歌山城へ招待致したく存じます。来たる十一月十一日、和歌山城に来られたし」
大まかにはこんな内容であった。
「紗希さん、どう思いますか?」
紀州藩は吉宗の八代将軍就任を機に藩主は徳川宗直に変わっていた。
「十一月十一日って言ったら三日後じゃえか。今の殿は桜と会った事がねえ。顔合わせのために城に招待しようと考えてもおかしくはない話しだが、日にちが早急過ぎる。殿は忙しい身だから日がねえのかも知れねえが、やはり気になるな」
紗希は手紙の不審な点を色々と考えていた。
「だが、この手紙だけじゃ真意のほどがわからねえ。偽の招待状なら放っておけばいいが、もし本当なら紀州の殿だけじゃなく、上様の顔にも泥を塗る事になっちまう」
紗希の言う通り、本当の招待状であればそれを無視して行かなかったとなると藩主徳川宗直に対してだけでなく、松平の姓を授けてくれた吉宗の顔にも泥を塗る行為となってしまう。
ましてや宗直は吉宗の従兄(いとこ)であるから尚更である。
「ここは私も途中まで一緒について行こう。招待状が本物ならそのまま殿に謁見すればいい」
「偽物だったら?」
「その場合、何が目的か探らないとならねえな。。源心」
紗希が源心を呼び寄せた。
「今までの訓練の成果を試すいい機会だ。和歌山城に忍び込んで、この招待状が本物かどうか調べて来てくれ」
「はい!」
源心にとってもこれが初任務であった。
「みやは当日先回りして罠がないか確認してくれ」
「かしこまりました」
「龍之介と那月は行かせないの?」
桜の問いに紗希が答える。
「あの二人はまだ実戦には早い。潜入捜査は危険が大きいからな」
この時、龍之介は桜と同じ十四歳。那月にいたってはまだ十二歳で、紗希が無理と判断したのも当然であった。
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