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第四章 空と大地の交差
4‐41
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二つの光がぶつかる。
撒き散らされた衝撃がマストを降り、船体を容赦なく打ち砕き、マーキス・フォルネウスの船体をばらばらに破壊していく。
超高速で飛来した弾丸をどうにか受け止めたアレクサは、己の中にある全ての力を使ってそれを迎撃した。
セレスティアルを浸蝕し溶かす魔性の鋼。神と呼ばれる絶対者に、ソレが生み出した御使い達に世界が対抗するために生み出した武器の一つ。
「うおおおおああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
光が逸れる。
セレスティアルを犠牲にして、アレクサはそれを弾き返すことに成功した。
アレクサを逸れた弾丸は、明後日の方向へと飛んでいく。
波が晴れる。
飲まれて消えた馬鹿な女に、満身創痍の船が一隻。
アレクサは直ちにアルケーを二匹呼び出して、それに止めを刺すために命令を下そうとした。
「返せ……!」
彼女がそこに迫っていることも、アレクサは判っていた。
まさかここまで来て波に呑まれたまま消えるはずもないと、その程度の警戒を忘れるほど蒙昧ではない。
「ベアトリスさんの、ボク達の船を……返せええぇぇぇぇ!」
「いい加減にしつこいぞ、来訪者! 例え一瞬セレスティアルが封じられようともな!」
馬鹿正直に突撃してくる少女に向けて、二匹のアルケーがその嘴を向ける。
だが、それが動く前に何かが起こった。
アルケー達が動きを止めたかと思うと、まるで内部から破壊されたかのように粉砕されたのだった。
「なにぃ!」
船の縁に誰かが立っている。
それはずっと姿を隠していた。アレクサにとっては存在すらも取るに足らんと、半ば忘れられていた。
銃を構え、ローブを纏ったその男は。
「ヨハンさん、援護よろしく!」
「判ってる」
肩に弾丸が突き刺さる。
黒曜石を削りだされたその弾は、アレクサの身体を内部から溶かすように苦痛を与えてくる。
まさか昇華した欠点をここで味わうことになろうとは!
「だがなぁ! 俺だって御使い、お前達とは違うんだよ!」
まだ手はある。
もう千年も使っていなかったが、アレクサは久方ぶりに、その両手に魔力を収束させた。
セレスティアルほどではないが、並の魔法使いを遥かに超える総量を誇るその魔法は、形を組みかえて整える必要もない。
ただぶつけるだけで、少女のセレスティアルごと粉砕するに足る力であろう。
「やらせるか!」
何かが爆ぜる。
周囲に広がる粒子が、アレクサが集めた魔力を掻き消していった。
「貴様ぁ! 貴様、貴様、貴様!」
銃身が、アレクサを向いている。
そこに込められた弾丸が御使いの毒になることをヨハンは知っている。
「殺してやる……!」
両の手に、魔力の刃が握られる。
例え賢しい道具で魔力を一時的に消失させようと、消しきれないほどの大量の力を集めれば話は別だ。
限界を超えて力を行使した代償に、全身に軋みが走る。
これを続ければ御使いとしての在り方を失いこの世界から消滅しかねないほどに、魂が悲鳴を上げた。
それでもここで逃げかえることも、おめおめと敗北することもできない。
何故ならばアレクサは御使いなのだから。
光炎のアレクサが人間に敗北することなど、絶対に在ってはならないのだから。
「もうその玩具は喰らわんぞ。そして貴様も」
眼前にいるカナタに刃を振り下ろす。
それを受け止めて、カナタは回り込むようにして斬撃を繰り返してくる。
その動きは先程に比べて鈍い。無理もない、傷を負い疲れも相当に彼女の身体を蝕んでいる。
だからこそ、アレクサにはまだ勝機があったと言えるだろう。
断続的に飛んでくるオブシディアンの弾丸など、復活したセレスティアルで防御してしまえばいいだけの話だ。
「いい加減に、しつこいぞ!」
「負けない、負けてたまるか……! ボクはお前なんかよりも強い人を知ってるんだから!」
「あの海賊のことか? ならば今すぐに同じところに送ってやる!」
セレスティアルと魔力光が弾きあい、二人の身体が離れる。
沈みゆく船の上で睨み合ったままカナタはこの緊迫した現状に似つかわしくない、微妙な表情をしていた。
「いや、どちらかと言うとウァラゼルの方なんだけど。ほら、御使い繋がりで」
「別にそれを正直に言う必要はないだろうに」
後ろからヨハンがそう言った。
気の抜けたやり取りとは裏腹に、その言葉はアレクサを激高させるには充分だった。
「貴様! この俺がウァラゼルより劣っているだと? あんなイカれた小娘よりもこの俺が下だって言いたいのか!」
「なんでそんなに怒ってるのか知らないけど!」
カナタの言葉通りアレクサがどれだけ刃を振り回しても、彼女を捉えることはできない。
遠距離からの砲撃がなければ、全方位からセレスティアルを飛ばすことができたウァラゼルに比べて、その攻撃は読みやすい。
だからと言ってカナタが決定打を与えることができるわけではないが。
何度目かの打ち合いの後、カナタは態勢を崩す。
力も、体力もアレクサが勝っている。それは当然のことだった。
「死ね……!?」
彼女に振り下ろそうとした刃が止まる。
ヨハンが放り投げた何かが風を受けて広がって、アレクサの視界を塞いだ。
それは彼の着ていたローブだった。ギフトによって編まれた特別製のそのローブは、アレクサの刃を一瞬だけ鈍らせて留める。
そしてそれが貫通したとき、そこにカナタの姿はなかった。
アレクサの目の前には、誰もいない。そこにいたはずのカナタの姿が、綺麗にその場から消滅していた。
「また貴様の小細工か!」
目標をヨハンに変更する。
単なる人間如きがどれほど策を弄したところで御使いに敵うはずがない。無様に全てを打ち破って、この海の藻屑としてくれる。
至近距離でヨハンの銃がアレクサを捉えるが、その弾丸は一閃。アレクサの剣によって切り捨てられる。
肉薄したアレクサは、もう一刀でヨハンの首を狙う。
ヨハンはそれに対して武器を捨てると、懐からある物を取り出して振り抜いた。
「な、」
白い短剣。
そこから伸びた薄い光の刃は、ほんの僅かな時間ではあるがアレクサの魔力の剣を受け止める。
「舐めた真似を! それは神に対する冒涜だ……!」
「知ったことか」
「そのたった一瞬が、何の役に立つ!」
光の刃を打ち消す。セレスティアルがなくとも紛い物如きに負ける道理はない。
そしてヨハンの白兵戦能力では、アレクサには及ぶべくもない。
今度こそとどめを刺すために振るわれた刃は、その間に入り込んだカナタによって受け止められていた。
「貴様、何処に……!」
見えない外套が破ける。
ほんの小さな傷で、それは役目を果たすことができなくなってしまう代物だった。
あの時ヨハンが放り投げたのはいつものローブだけではない。
どうしてヨハンがマーキス・フォルネウスの内側にまで誰にも気付かれずに移動することができたのか。
その理由は、纏えば『透明になる外套』にあった。
「これ、ヨハンさんの道具の中で数少ない素直に凄いって褒められるやつだよね?」
「……他に幾らでもあるぞ」
拗ねたような口調で、ヨハンは銃身をアレクサに突きつける。
セレスティアルの防御ももう間に合わない。完全なゼロ距離。
「馬鹿な……!」
発射音。
オブシディアンの弾丸を至近距離で受けて、アレクサの身体が吹き飛ぶ。
「御使いが、人間に敗れるなど……!」
大きな音が、その声を掻き消した。
戦いの余波がマーキス・フォルネウスの船体を容赦なく破壊し、御使いの加護を失った船は今まさに――今度こそ海の中へと墜ちていこうとしていた。
アレクサによってつけられた傷が再び広がり、船体は真っ二つになって折れていく。
そしてアレクサ自身をその亀裂に飲み込み、海の底へと導いていった。
撒き散らされた衝撃がマストを降り、船体を容赦なく打ち砕き、マーキス・フォルネウスの船体をばらばらに破壊していく。
超高速で飛来した弾丸をどうにか受け止めたアレクサは、己の中にある全ての力を使ってそれを迎撃した。
セレスティアルを浸蝕し溶かす魔性の鋼。神と呼ばれる絶対者に、ソレが生み出した御使い達に世界が対抗するために生み出した武器の一つ。
「うおおおおああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
光が逸れる。
セレスティアルを犠牲にして、アレクサはそれを弾き返すことに成功した。
アレクサを逸れた弾丸は、明後日の方向へと飛んでいく。
波が晴れる。
飲まれて消えた馬鹿な女に、満身創痍の船が一隻。
アレクサは直ちにアルケーを二匹呼び出して、それに止めを刺すために命令を下そうとした。
「返せ……!」
彼女がそこに迫っていることも、アレクサは判っていた。
まさかここまで来て波に呑まれたまま消えるはずもないと、その程度の警戒を忘れるほど蒙昧ではない。
「ベアトリスさんの、ボク達の船を……返せええぇぇぇぇ!」
「いい加減にしつこいぞ、来訪者! 例え一瞬セレスティアルが封じられようともな!」
馬鹿正直に突撃してくる少女に向けて、二匹のアルケーがその嘴を向ける。
だが、それが動く前に何かが起こった。
アルケー達が動きを止めたかと思うと、まるで内部から破壊されたかのように粉砕されたのだった。
「なにぃ!」
船の縁に誰かが立っている。
それはずっと姿を隠していた。アレクサにとっては存在すらも取るに足らんと、半ば忘れられていた。
銃を構え、ローブを纏ったその男は。
「ヨハンさん、援護よろしく!」
「判ってる」
肩に弾丸が突き刺さる。
黒曜石を削りだされたその弾は、アレクサの身体を内部から溶かすように苦痛を与えてくる。
まさか昇華した欠点をここで味わうことになろうとは!
「だがなぁ! 俺だって御使い、お前達とは違うんだよ!」
まだ手はある。
もう千年も使っていなかったが、アレクサは久方ぶりに、その両手に魔力を収束させた。
セレスティアルほどではないが、並の魔法使いを遥かに超える総量を誇るその魔法は、形を組みかえて整える必要もない。
ただぶつけるだけで、少女のセレスティアルごと粉砕するに足る力であろう。
「やらせるか!」
何かが爆ぜる。
周囲に広がる粒子が、アレクサが集めた魔力を掻き消していった。
「貴様ぁ! 貴様、貴様、貴様!」
銃身が、アレクサを向いている。
そこに込められた弾丸が御使いの毒になることをヨハンは知っている。
「殺してやる……!」
両の手に、魔力の刃が握られる。
例え賢しい道具で魔力を一時的に消失させようと、消しきれないほどの大量の力を集めれば話は別だ。
限界を超えて力を行使した代償に、全身に軋みが走る。
これを続ければ御使いとしての在り方を失いこの世界から消滅しかねないほどに、魂が悲鳴を上げた。
それでもここで逃げかえることも、おめおめと敗北することもできない。
何故ならばアレクサは御使いなのだから。
光炎のアレクサが人間に敗北することなど、絶対に在ってはならないのだから。
「もうその玩具は喰らわんぞ。そして貴様も」
眼前にいるカナタに刃を振り下ろす。
それを受け止めて、カナタは回り込むようにして斬撃を繰り返してくる。
その動きは先程に比べて鈍い。無理もない、傷を負い疲れも相当に彼女の身体を蝕んでいる。
だからこそ、アレクサにはまだ勝機があったと言えるだろう。
断続的に飛んでくるオブシディアンの弾丸など、復活したセレスティアルで防御してしまえばいいだけの話だ。
「いい加減に、しつこいぞ!」
「負けない、負けてたまるか……! ボクはお前なんかよりも強い人を知ってるんだから!」
「あの海賊のことか? ならば今すぐに同じところに送ってやる!」
セレスティアルと魔力光が弾きあい、二人の身体が離れる。
沈みゆく船の上で睨み合ったままカナタはこの緊迫した現状に似つかわしくない、微妙な表情をしていた。
「いや、どちらかと言うとウァラゼルの方なんだけど。ほら、御使い繋がりで」
「別にそれを正直に言う必要はないだろうに」
後ろからヨハンがそう言った。
気の抜けたやり取りとは裏腹に、その言葉はアレクサを激高させるには充分だった。
「貴様! この俺がウァラゼルより劣っているだと? あんなイカれた小娘よりもこの俺が下だって言いたいのか!」
「なんでそんなに怒ってるのか知らないけど!」
カナタの言葉通りアレクサがどれだけ刃を振り回しても、彼女を捉えることはできない。
遠距離からの砲撃がなければ、全方位からセレスティアルを飛ばすことができたウァラゼルに比べて、その攻撃は読みやすい。
だからと言ってカナタが決定打を与えることができるわけではないが。
何度目かの打ち合いの後、カナタは態勢を崩す。
力も、体力もアレクサが勝っている。それは当然のことだった。
「死ね……!?」
彼女に振り下ろそうとした刃が止まる。
ヨハンが放り投げた何かが風を受けて広がって、アレクサの視界を塞いだ。
それは彼の着ていたローブだった。ギフトによって編まれた特別製のそのローブは、アレクサの刃を一瞬だけ鈍らせて留める。
そしてそれが貫通したとき、そこにカナタの姿はなかった。
アレクサの目の前には、誰もいない。そこにいたはずのカナタの姿が、綺麗にその場から消滅していた。
「また貴様の小細工か!」
目標をヨハンに変更する。
単なる人間如きがどれほど策を弄したところで御使いに敵うはずがない。無様に全てを打ち破って、この海の藻屑としてくれる。
至近距離でヨハンの銃がアレクサを捉えるが、その弾丸は一閃。アレクサの剣によって切り捨てられる。
肉薄したアレクサは、もう一刀でヨハンの首を狙う。
ヨハンはそれに対して武器を捨てると、懐からある物を取り出して振り抜いた。
「な、」
白い短剣。
そこから伸びた薄い光の刃は、ほんの僅かな時間ではあるがアレクサの魔力の剣を受け止める。
「舐めた真似を! それは神に対する冒涜だ……!」
「知ったことか」
「そのたった一瞬が、何の役に立つ!」
光の刃を打ち消す。セレスティアルがなくとも紛い物如きに負ける道理はない。
そしてヨハンの白兵戦能力では、アレクサには及ぶべくもない。
今度こそとどめを刺すために振るわれた刃は、その間に入り込んだカナタによって受け止められていた。
「貴様、何処に……!」
見えない外套が破ける。
ほんの小さな傷で、それは役目を果たすことができなくなってしまう代物だった。
あの時ヨハンが放り投げたのはいつものローブだけではない。
どうしてヨハンがマーキス・フォルネウスの内側にまで誰にも気付かれずに移動することができたのか。
その理由は、纏えば『透明になる外套』にあった。
「これ、ヨハンさんの道具の中で数少ない素直に凄いって褒められるやつだよね?」
「……他に幾らでもあるぞ」
拗ねたような口調で、ヨハンは銃身をアレクサに突きつける。
セレスティアルの防御ももう間に合わない。完全なゼロ距離。
「馬鹿な……!」
発射音。
オブシディアンの弾丸を至近距離で受けて、アレクサの身体が吹き飛ぶ。
「御使いが、人間に敗れるなど……!」
大きな音が、その声を掻き消した。
戦いの余波がマーキス・フォルネウスの船体を容赦なく破壊し、御使いの加護を失った船は今まさに――今度こそ海の中へと墜ちていこうとしていた。
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