27 / 178
第一章 エトランゼ
1‐27
しおりを挟む
「あの」
どうやら座ったまま寝ていたらしい。
顔を上げると、そこはディッカーの屋敷で、ヨハンは今、重症で運ばれてきたカナタが寝かされている部屋の前の椅子に腰かけていた。
目の前で、一つ結びにした黒髪の少女が一人。確かサアヤと名乗った、カナタ達が世話になっていたエトランゼの一団の癒し手だったはずだ。
「ごめんなさい、起こしてしまいましたか?」
「いや、いい。俺も気付いたら寝ていた」
「カナタさん、目が覚めました。えっと、誰に教えたらいいのか判らなかったので、取り敢えずヨハンさんにと思って」
「助かる」
立ち上がって部屋の扉に手を掛ける。
そこでふと、会話の中にあった小さな違和感に気が付いた。
「……君に名乗ったか?」
「いいえ。でも貴方のことを知っています」
顔を上げて、サアヤは真っ直ぐにこちらを見つめていた。
その表情は和らいでいて、ヨハンの気の所為でなければ、不思議と嬉しそうにも見えた。
「覚えていませんか? わたしがこの世界に来たばかりのころ、貴方に助けられたのを」
「……すまない」
人助けをしたことは何度もある。その中でカナタのように最近ならともなく、昔のこととなるとあまり覚えてはいなかった。
「いいんです。大勢の中の一人でしたし。でも、わたしはあの時の皆さんに勇気を貰って、少しでも近付きたくて、今日まで頑張ってきたんです」
先程の夢と相まってか、少女のその言葉が小さな棘となってヨハンに突き刺さる。
「そうか。少しでも役に立てたのなら幸いだ」
そこで無理矢理に話を打ちきり、何か言いたげな彼女を無視してカナタの部屋へと入っていった。
▽
カナタのために間借りされたディッカーの屋敷の客間は、広々としていながらも普段はあまり使われてはいないのか、殺風景なものだった。
換気のためか開け放たれた窓と、その傍に備え付けてある大きなベッドの上に、カナタは上半身を起こしていた。
「……久しぶり」
「二週間も経っていないがな」
彼女が起きなかった時間も含めれば、丁度そのぐらいだろうか。
何を話していいか思い浮かばずに、その辺りにあった椅子を持って来てベッドの横に腰かける。
言うべき言葉は幾つもあったはずなのだが、いざこうなってみると何から話せばいいものなのだろうか。
「ごめん。メイド服、ぼろぼろになっちゃった」
「別にいい。あれはお前にやったものだ」
「あのびりびりする剣も気付いたらなくしてた」
「適当に作ったやつだ。気にするな」
「……ボクのギフト、強くなったみたい」
「らしいな。話は聞いている」
小さな極光が彼女の手の中で形を変えるが、身体に負担が掛かるだろうからとすぐにやめさせた。
「……心配したぞ」
何から言っていいかも判らずに、何となしに放ったその一言。
それの何が原因であったのか、具体的なところは判らないが。
カナタの中の何かを決壊させるには充分な威力を持っていたらしい。
「……ぐす」
鼻をすすりあげる音に驚いて彼女の方を見ると、カナタは寝ているベッドの隅をぽんぽんと伸ばした手で叩いている。
椅子から腰を上げてそちらに移動すると、何かが弾けるようにカナタはヨハンの胸に飛び込んできた。
「……怖かった」
いつかと同じように、カナタは胸の中で涙を流す。
あの時と違うのはそれが以前に比べて静かであることと、二人の間には確かな信頼関係があることぐらいだろうか。
「……ああ。すまなかったな」
「……違う」
「違う?」
「褒めて」
ぎゅーっと身体に抱きつきながら、顔を胸に埋め、くぐもった声でカナタはそう言った。
下に見下ろした耳が赤いのは涙を流していて感情が高ぶっているからか、それともまた別の理由か。
「……よくやったな」
ついでに、ぽんぽんと優しく背中を叩いてやる。
腕の中で身動ぎするその態度は、もっとしてくれと要求だろう。
「怖かったけど、頑張ったよ」
「ああ」
「役に立ったでしょ?」
「……結果的にはな」
「それは、ごめん」
ばつが悪そうなその言葉を最後にカナタはしばらく黙り込んだ。
ゆっくりとその背中を叩きながら、心の中で自分を叱咤する。
エレオノーラを連れて南側に来た時点で、ヨハンの中には幾つかの策があった。
まずは状況を確認して、それから頭の中にある方法の中で最も適した物を選べばよかったのだ。
しかし、彼女はヨハンの考えよりも早く行動して結果を出してしまった。
決してスマートとは言えないやり方で、彼女が傷つくという代償を支払ってのことだが、それは考えうる限りでは最良に近い結果だ。
カナタが意識を失ってから、ヨハンはぼろぼろになった暁風の拠点へと辿り付いた。
そこで重傷を負ったカナタをよりよい治療ができる場所、つまりディッカーの屋敷へと連れ出した。
そしてその際に内通者が発覚し、お互いに疑心暗鬼に陥った暁風は半ば崩壊。エレオノーラ達と協力体制を取ることになった。
もしカナタがいなければ、暁風は聖別騎士によって壊滅させられていた。それを護れたのは間違いなく、大きな功績だった。
「落ち着いたか?」
胸の中で頭が上下に動いた。
ゆっくりと身体を離すと、カナタは何処か名残惜しそうな顔をしていたが、正面からヨハンを見てすぐに表情を引き締める。
「怪我が完全に治るまでは安静にしておけ」
「でも、これからイシュなんとかに行くでしょ? ボクも役に立てるよ!」
「もう充分だ。後は俺に任せろ。少しは役に立って見せないと、立場がなくなる」
ぽんと頭の上に手を乗せると、それで言いたいことが伝わったわけではないだろうが、カナタはそれ以上は何も言わない。
「ふふっ、そうかも。ヨハンさん、なにもしてないし」
「お前達の世話だけで精一杯なんだ」
「言い訳にならないよ。もっと頑張ってもらわないと」
「判ってる」
憮然とした様子で椅子に戻ると、カナタもベッドの中央に移動する。
「あ、そうだ」
そろそろ退室しようと思っていたところで、カナタが何かを思い出したかのように口を開く。
「これ、壊れてたよ? 全然声届かなかったもん」
カナタが取りだしたのは、イヤリング型の通信機器だった。
「それはあくまでも通信機器の代わりができるだけだからな。距離が離れたり、他の様々な理由で使えなくなるのは仕方がない」
「じゃあもう使えないの?」
「基本的にあまり役には立たないだろうな」
回収しようと手を伸ばすと、何故かカナタはそれを避ける。
「持ってていい? もし、また何かあったときに、ひょっとしたら声が届くかも知れないんだよね?」
「……そうだな」
別段、回収したところで使い道があるわけではない。それで気休め程度の安心が得られるのならば、預けておいてもいいだろう。
その道具の本来の用途に関しては、今は黙っておくとして。
「それからもう一つ。ずっと聞きたかったんだけど、なんでメイド服なの?」
「あれは様々な防御と、身体強化の魔法を織り込んだ特殊な繊維で作られた服だ。材質は布だから防御力は劣るが、原理は魔装兵と一緒だ」
「いや、だからなんでメイド服なの?」
「一応はコストダウンも図られているが……。まぁ、装甲を排除した分他の強化を施したせいでそこは失敗したな。しかし本来の魔装兵にはない機能を搭載した画期的な……」
「……メイド服にする理由はないよね?」
「その最もたるところで言えばやはり身軽さだな。お前も使ったから判るとは思うが、全身を鎧に纏った魔装兵とは比べ物に……」
「っていうかボクのサイズにぴったりだったのも正直言ってちょっと……引いた」
「……言い訳をするのならばあれはある程度伸縮する布でできている。余程体格があわなければそのまま着れるはずだ。一番身近なお前に合わせたのは否定しないが」
「で、なんでメイド服なの?」
「しつこいぞ。怪我人は寝てろ」
立ち上がって、今度こそ部屋を後にしようとする。
「……むっつりすけべ」
「否定はしない」
そこにある本当の理由も、今は黙っておく。別に語ったところで何かが起こる話でもない。
「でもまぁ、色々助かったから、許してあげる」
そう言って、カナタはいつものように笑う。
その様子は普段の彼女のようで、嫌な夢を見て揺らいでいた心がいつもの調子を取り戻していった。
どうやら座ったまま寝ていたらしい。
顔を上げると、そこはディッカーの屋敷で、ヨハンは今、重症で運ばれてきたカナタが寝かされている部屋の前の椅子に腰かけていた。
目の前で、一つ結びにした黒髪の少女が一人。確かサアヤと名乗った、カナタ達が世話になっていたエトランゼの一団の癒し手だったはずだ。
「ごめんなさい、起こしてしまいましたか?」
「いや、いい。俺も気付いたら寝ていた」
「カナタさん、目が覚めました。えっと、誰に教えたらいいのか判らなかったので、取り敢えずヨハンさんにと思って」
「助かる」
立ち上がって部屋の扉に手を掛ける。
そこでふと、会話の中にあった小さな違和感に気が付いた。
「……君に名乗ったか?」
「いいえ。でも貴方のことを知っています」
顔を上げて、サアヤは真っ直ぐにこちらを見つめていた。
その表情は和らいでいて、ヨハンの気の所為でなければ、不思議と嬉しそうにも見えた。
「覚えていませんか? わたしがこの世界に来たばかりのころ、貴方に助けられたのを」
「……すまない」
人助けをしたことは何度もある。その中でカナタのように最近ならともなく、昔のこととなるとあまり覚えてはいなかった。
「いいんです。大勢の中の一人でしたし。でも、わたしはあの時の皆さんに勇気を貰って、少しでも近付きたくて、今日まで頑張ってきたんです」
先程の夢と相まってか、少女のその言葉が小さな棘となってヨハンに突き刺さる。
「そうか。少しでも役に立てたのなら幸いだ」
そこで無理矢理に話を打ちきり、何か言いたげな彼女を無視してカナタの部屋へと入っていった。
▽
カナタのために間借りされたディッカーの屋敷の客間は、広々としていながらも普段はあまり使われてはいないのか、殺風景なものだった。
換気のためか開け放たれた窓と、その傍に備え付けてある大きなベッドの上に、カナタは上半身を起こしていた。
「……久しぶり」
「二週間も経っていないがな」
彼女が起きなかった時間も含めれば、丁度そのぐらいだろうか。
何を話していいか思い浮かばずに、その辺りにあった椅子を持って来てベッドの横に腰かける。
言うべき言葉は幾つもあったはずなのだが、いざこうなってみると何から話せばいいものなのだろうか。
「ごめん。メイド服、ぼろぼろになっちゃった」
「別にいい。あれはお前にやったものだ」
「あのびりびりする剣も気付いたらなくしてた」
「適当に作ったやつだ。気にするな」
「……ボクのギフト、強くなったみたい」
「らしいな。話は聞いている」
小さな極光が彼女の手の中で形を変えるが、身体に負担が掛かるだろうからとすぐにやめさせた。
「……心配したぞ」
何から言っていいかも判らずに、何となしに放ったその一言。
それの何が原因であったのか、具体的なところは判らないが。
カナタの中の何かを決壊させるには充分な威力を持っていたらしい。
「……ぐす」
鼻をすすりあげる音に驚いて彼女の方を見ると、カナタは寝ているベッドの隅をぽんぽんと伸ばした手で叩いている。
椅子から腰を上げてそちらに移動すると、何かが弾けるようにカナタはヨハンの胸に飛び込んできた。
「……怖かった」
いつかと同じように、カナタは胸の中で涙を流す。
あの時と違うのはそれが以前に比べて静かであることと、二人の間には確かな信頼関係があることぐらいだろうか。
「……ああ。すまなかったな」
「……違う」
「違う?」
「褒めて」
ぎゅーっと身体に抱きつきながら、顔を胸に埋め、くぐもった声でカナタはそう言った。
下に見下ろした耳が赤いのは涙を流していて感情が高ぶっているからか、それともまた別の理由か。
「……よくやったな」
ついでに、ぽんぽんと優しく背中を叩いてやる。
腕の中で身動ぎするその態度は、もっとしてくれと要求だろう。
「怖かったけど、頑張ったよ」
「ああ」
「役に立ったでしょ?」
「……結果的にはな」
「それは、ごめん」
ばつが悪そうなその言葉を最後にカナタはしばらく黙り込んだ。
ゆっくりとその背中を叩きながら、心の中で自分を叱咤する。
エレオノーラを連れて南側に来た時点で、ヨハンの中には幾つかの策があった。
まずは状況を確認して、それから頭の中にある方法の中で最も適した物を選べばよかったのだ。
しかし、彼女はヨハンの考えよりも早く行動して結果を出してしまった。
決してスマートとは言えないやり方で、彼女が傷つくという代償を支払ってのことだが、それは考えうる限りでは最良に近い結果だ。
カナタが意識を失ってから、ヨハンはぼろぼろになった暁風の拠点へと辿り付いた。
そこで重傷を負ったカナタをよりよい治療ができる場所、つまりディッカーの屋敷へと連れ出した。
そしてその際に内通者が発覚し、お互いに疑心暗鬼に陥った暁風は半ば崩壊。エレオノーラ達と協力体制を取ることになった。
もしカナタがいなければ、暁風は聖別騎士によって壊滅させられていた。それを護れたのは間違いなく、大きな功績だった。
「落ち着いたか?」
胸の中で頭が上下に動いた。
ゆっくりと身体を離すと、カナタは何処か名残惜しそうな顔をしていたが、正面からヨハンを見てすぐに表情を引き締める。
「怪我が完全に治るまでは安静にしておけ」
「でも、これからイシュなんとかに行くでしょ? ボクも役に立てるよ!」
「もう充分だ。後は俺に任せろ。少しは役に立って見せないと、立場がなくなる」
ぽんと頭の上に手を乗せると、それで言いたいことが伝わったわけではないだろうが、カナタはそれ以上は何も言わない。
「ふふっ、そうかも。ヨハンさん、なにもしてないし」
「お前達の世話だけで精一杯なんだ」
「言い訳にならないよ。もっと頑張ってもらわないと」
「判ってる」
憮然とした様子で椅子に戻ると、カナタもベッドの中央に移動する。
「あ、そうだ」
そろそろ退室しようと思っていたところで、カナタが何かを思い出したかのように口を開く。
「これ、壊れてたよ? 全然声届かなかったもん」
カナタが取りだしたのは、イヤリング型の通信機器だった。
「それはあくまでも通信機器の代わりができるだけだからな。距離が離れたり、他の様々な理由で使えなくなるのは仕方がない」
「じゃあもう使えないの?」
「基本的にあまり役には立たないだろうな」
回収しようと手を伸ばすと、何故かカナタはそれを避ける。
「持ってていい? もし、また何かあったときに、ひょっとしたら声が届くかも知れないんだよね?」
「……そうだな」
別段、回収したところで使い道があるわけではない。それで気休め程度の安心が得られるのならば、預けておいてもいいだろう。
その道具の本来の用途に関しては、今は黙っておくとして。
「それからもう一つ。ずっと聞きたかったんだけど、なんでメイド服なの?」
「あれは様々な防御と、身体強化の魔法を織り込んだ特殊な繊維で作られた服だ。材質は布だから防御力は劣るが、原理は魔装兵と一緒だ」
「いや、だからなんでメイド服なの?」
「一応はコストダウンも図られているが……。まぁ、装甲を排除した分他の強化を施したせいでそこは失敗したな。しかし本来の魔装兵にはない機能を搭載した画期的な……」
「……メイド服にする理由はないよね?」
「その最もたるところで言えばやはり身軽さだな。お前も使ったから判るとは思うが、全身を鎧に纏った魔装兵とは比べ物に……」
「っていうかボクのサイズにぴったりだったのも正直言ってちょっと……引いた」
「……言い訳をするのならばあれはある程度伸縮する布でできている。余程体格があわなければそのまま着れるはずだ。一番身近なお前に合わせたのは否定しないが」
「で、なんでメイド服なの?」
「しつこいぞ。怪我人は寝てろ」
立ち上がって、今度こそ部屋を後にしようとする。
「……むっつりすけべ」
「否定はしない」
そこにある本当の理由も、今は黙っておく。別に語ったところで何かが起こる話でもない。
「でもまぁ、色々助かったから、許してあげる」
そう言って、カナタはいつものように笑う。
その様子は普段の彼女のようで、嫌な夢を見て揺らいでいた心がいつもの調子を取り戻していった。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
処刑された王女、時間を巻き戻して復讐を誓う
yukataka
ファンタジー
断頭台で首を刎ねられた王女セリーヌは、女神の加護により処刑の一年前へと時間を巻き戻された。信じていた者たちに裏切られ、民衆に石を投げられた記憶を胸に、彼女は証拠を集め、法を武器に、陰謀の網を逆手に取る。復讐か、赦しか——その選択が、リオネール王国の未来を決める。
これは、王弟の陰謀で処刑された王女が、一年前へと時間を巻き戻され、証拠と同盟と知略で玉座と尊厳を奪還する復讐と再生の物語です。彼女は二度と誰も失わないために、正義を手続きとして示し、赦すか裁くかの決断を自らの手で下します。舞台は剣と魔法の王国リオネール。法と証拠、裁判と契約が逆転の核となり、感情と理性の葛藤を経て、王女は新たな国の夜明けへと歩を進めます。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
魚夢ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
エリクサーは不老不死の薬ではありません。~完成したエリクサーのせいで追放されましたが、隣国で色々助けてたら聖人に……ただの草使いですよ~
シロ鼬
ファンタジー
エリクサー……それは生命あるものすべてを癒し、治す薬――そう、それだけだ。
主人公、リッツはスキル『草』と持ち前の知識でついにエリクサーを完成させるが、なぜか王様に偽物と判断されてしまう。
追放され行く当てもなくなったリッツは、とりあえず大好きな草を集めていると怪我をした神獣の子に出会う。
さらには倒れた少女と出会い、疫病が発生したという隣国へ向かった。
疫病? これ飲めば治りますよ?
これは自前の薬とエリクサーを使い、聖人と呼ばれてしまった男の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる