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オワリと何度目かのハジマリ
しおりを挟むあぁ、何故だろう、とてもくるしい
けほ、ケホッっと乾いた咳が出る
どうやら横になっているらしい
パチリ、目を開くとそれは見知った天井
毎日、毎日見ている天井だった
「………………………は????」
よく分からなすぎて…
頭がぐらぐらして痛い…
俺はさっきまで彼女の病室に居たはずじゃ…?
最悪の目覚めで寝起きの頭は
混乱しながらも奥深くまで思考が沈みそうになる
ゴポリ、と抑えていた違和感が、
無視できなくなるほどに
あの病室で嗅いだ花の匂いと、
抑えきれないほどの吐き気が俺を襲う
怠く、重すぎる体を無理やり引きずり
どうにかゴミ箱にもたれ掛かった
次の瞬間、ぶわりと雪崩出る冷や汗と、頭がおかしくなるほど濃い花の匂い
抑えていた口から出るは意識を失う前に見た
青の欠片
まだその時、俺は気付いていなかった
カレンダーの日付が、彼女に出会う1週間前だった事、
そして、彼女と俺の立ち位置が
全くの逆になっている事を
そして、その奇跡がおこった意味を
青薔薇の花弁
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