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第二章 新世界と神々

過去の因縁

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 狼は一斉にタスクに襲いかかる。しかしそこにはいなく、狼同士で、頭をぶつけるのだった。
 「危なかったー…えっ」
 風魔法の中に、印を忍ばせて飛ばした結果、森を抜け出せた。しかし目の前には巨大な背中がみえる。
 一つ目の大男がこちらに振り返る。固まるタスク。大男は何事もなかったように、首を戻す。
 (助かったーでもなんで無視したんだろ)
 タスクは、大男に、小声で、声をかける。
 「失礼しました。すぐにここから立ち去ります」
 タスクはそう告げると、また森に入りサイクロンプスいた場所から離れる。
 遠くからサイクロンプスがいた場所を見るとどうやら集落らしい。ここを避けながら。遠くに行こう。また風の魔法を使い。今回は斜め上に投げる。どんどん高く上がり見えなくなる。森からは木が邪魔してすぐに行方がわからなくなったがいかしかたがない。
 遠く足音が聞こえる。一人二人と単純なものではなく複数人の足音だ。タスクはすぐに、印を辿り、移動する。集落があっあたりを見ると、米粒のようだ。これは、遠くに来たのか、高さがあるのか一瞬わからなくなった。地面を見ると、木々が針のように見え、前を見れば平原が見える。上を見れば霧状のものがある。集落から遠く離れてても高いところだからまだ見えるのかと納得していたら、針に見えていた木が普通の木に見えて来た。すぐに印を取って、斜め上に投げる。また取って投げる。何回か投げ高さが出た時に。風魔法で遠くに飛ばす。今回は落下しながらなので充分に力を込めらく、そのまま放った。
 どこまでも飛んでいきそうな円盤状の風魔法を見届けて、木に刺さる前に鏡を使い山の家に飛ぶ。落下した勢いのまま、山の斜面に飛び出す。
 山の斜面にそいながら滑空していると徐々に地面が近づいでくる。尻から足にかけて地魔法をかける。先に尻着き、次に足がつく。地面は粘土のように柔らかく、粘りけがある、丁度いいクッションになる。
 「はぁ~…止まった」
 椅子に座ったような状態でようやく止まった。
 出るに出れない状態に、なったので、今度は手に地魔法を使い地面から押し上げてもらう。抜け出した時は考える人のようになっていた。そこから本当に考え出す。
 (まず…この削った地面を戻して、その後に、印が落ちた場所をみて…森だったらまた飛ばそう。これでいいや)
 タスクは考えがまとまったのか3メートルぐらい上がった、土を下ろし、地面に足をつく。その後に地面に波を起こし、左右から穴を埋める。
 「よしっ」
 タスクは達成感とこれから向かう場所へのために気合を入れる。
 鏡を出し、印の周りを360度見渡す。
 (どうやら、着地できたみたいだな)
 草原、平原、森がある。森はさっきのところ。そこから反対の場所が、平原。その左右が草原がある。どうやら、大丈夫そうだ。人も居なそうだし、出てみることにする。

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