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第二章 新世界と神々

旅立ちの日

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 「国を出て歩いていたら、急に、見知らぬ山に飛ばされた…」
 タスクはリバーレイク国を見て、山があるところまでの距離を見る。
 (一番近くても2キロメートルある。歩いて、急に山はおかしい…)
 少し考え、また地図に向き合う。
 (マルシュホレスト国…リバーレイク国、二つの国は200キロメートル離れている。もしブラブラは同じ所の生息地だったら、一回飛ばされて、もう一回飛ばされて家具の国についてるってことだ。だとすると、場所がわからない)
 タスクはさらに思考を巡られる。
 (皆の意見はまとまりがないものだった。砂漠の場所と川が流れている場所、同じ場所とは考えにくい。…皆一回何処かにつれてがれて、一緒の場所に出たのだろう)
 タスクはとりあえず、掃除としたくをして、翌日、出発することにした。
 翌日、雲で太陽見え隠れしている。晴々とは行かないが旅路として少し、涼しいぐらいが良い。さぁ、まずは、旅に出る前に、スレッジの家を返すか、契約書を持って、大家に行く。
 大家は、気兼ね無く接してくれる。
 「おう、今日はこんな朝早くからどうした」
 タスクは、契約書を出す。口を開けると、大家に言葉を取られる。
 「…そうか、そうかついにこの時が来たか。お前さんもついに、旅に出るんだな。いや、凄くうれしいこった」
 タスクは、驚いた。
 (話の流れ的にスレッジからの伝言があるとか…なんかこうグッと来る、話とかないのか。…そうか、家を出る時は、大体、旅に出る時だからそんなに珍しくもないのか)
 タスクは理解した。まだまだこの世界を知らないことばかりだ。
 「ええ、ちょっと、旅に出ようかと思いまして、いつ戻れるかわからないので先に、支払いをと…」
 タスクはサックから取り出す。お金が入った袋を取り出すと目の前には手のひらがある。
 (なんだ、"旅路を祝ってお金は取っとけ"みたいなことは言われないのか)
 タスクは、適当に金貨を一枚を取ったがそれを放し、細かい、金額をざっと出す。店主はおいおい、と困った顔をしたが、満額から暮らしていた分を払う。それでも多くやった方だ。
 「まぁよ、困ったら声かけてくれや」
 店主は笑顔で言う。
 「ありがとう、また、何かあったら頼ります」
 タスクは、一歩下がり、お辞儀をする。店主は手を挙げて、「またな」と言う。タスクが「はい」といい、歩く。10メートル歩いて振り向くと店主はいない。
 「まぁそんなもんだよな」
 タスクは、しばらく俯いたあと、正面を見据えて、門に向かう。

 
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