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第二章 新世界と神々

休息-3-

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 みるみるうちに若返って行く。首と、顔の境目がなかったのに、輪郭線がはっきりし、シミもシワがなくなる。
 タスクは、また氷の鏡を出す。ギルドのお偉いさんに見せる。
 「ふぅーん、これは痩せ薬か、筋肉をつけてくれるものかな」
 周囲は唖然、呆然とする。整形したのかっと言うぐらい変わっているのに、本人はのほほんとしている。
 「それでなぜアイリーン様がいる」
 必死な顔で訴える。
 「おいたわしや」
 「本当に言ってます」
 「若年生…あ、歳を考えたら普通か…」
 またしても皆、呆然を越して、悲しみ、嘆く。皆の反応に困っている。
 「ギルド長ポーションの件なんですが…」
 タスクは話を戻そうとする。
 「ああ、そうだなギルドでも紹介して欲しいくらいだ」
 ギルド長はふつう…
 「ちょっとアイリーン様、どうゆうことなのですかこれは…背が縮んで」
 慌てふためき、必死に言う。やはり少し、ずれている。
 「ふざけてないで、今はポーションの事で相談に乗っている、邪魔になるから出…」
 ギルド長が言うと、古参の紳士、今は美少年が口を挟む。
 「このポーションは危険です。この若返り、シ者も生き返られせるかもしれません」
 さっきまでは演技だったのか、突然正論を言う。このポーションの話を有耶無耶にしたいかったのだろうか。
 「だからこそ、私達で管理をせねばならないんじゃないか。悪党に渡ればそれこそ、金儲けに走る。金持ちに渡れば快楽に永久に楽しめるからね」
 ギルド長は腕を組み一点を見つめ言う。その格好から威厳が普段はあるが今は可愛らしさしか無い。
 快楽…痛めつけたものをすぐに元気にできる。そして、色欲ならそれこそ永遠だ。同時に行う事もできるだろう。
 「…だけど、そのような店は見つけられなかった」
 ギルド長は首を傾げながら言う。
 ギルドでも見つけられなかった、品だ。オータムが閉鎖国家なのか、商業ギルドないし。
 「あー、オータムに売っていたよ。フードで隠れていたけど、女の子だった」
 タスクは言うとギルド長はさらに考えだした。
 「オータムにも、もちろん足を運んでいる。だが、若い娘が売っているところがなかった。背は低いのだろ…なら、なおさら目立って、目につくはずだ。周辺に、良いポーションを売っているのが分かれば、その場で交渉する者もいる。周辺の聞き込みもちゃんとしている…」
 ギルド長が一頻り喋って、少し一呼吸を開ける。
 「ちょっと良いかな…」
 タスクはすぐに話しかける。
 「その子が休日だったりとかて言うのはないかな。あとはポーションは濁っている方がいいですよね、だったら透き通てっいる、ポーションて効果云々の前に見向きもされないんじゃないかなって…後———」
 タスクが喋り終わる前に、ギルド長が割って入ってくる。
 「…そうだ、何故タスクよ、そのポーションを選んだ」
 ギルド長は興奮気味に言う。
 「まぁ、世論の逆張りのヤマカンと好奇心かな」
 タスクは禁忌の技とは言えない。
 「そうか…」
 ギルド長は納得いっていない。
 「兎に角だ、そのポーションを作っている責任者にあったら、ギルドにきて欲しい。旅商人かも知れんからこちらでも探しては見る」
 ギルド長は真っ直ぐこっちらを見る。あまりの可愛さに目をさらしたいがここは踏ん張り目を見て握手する。
 帰り際に、布と服を買うことにした。
 
 
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