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第二章 新世界と神々
財宝選びは慎重に-2-
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「そんなの、契約違反じゃないありえないわ」
魔法使いは、ウィップの腰に手を回して肩を持って支えながら、こちらを睨み、声を荒げるわけでもなく、訴える。タスク答える。呆れて、へそで茶が沸きそうだ。薄ら笑いを浮かべる。
「何が違反なのかわからないよ。まず、俺が一人で宝を取ってきた。その時には皆壊滅状態だったじゃないか。それに宝の分け前はあるのに何がそんなに不服なの」
タスクは言い終わり少しはすっきりした。この後のことを話す。
「それでどうします。宝は放棄しますか、それとも持ち帰りますか」
タスクは真剣な顔で問う。この問いが最後になることは皆わかっている。
「嗚呼、なんでいい金になるならそれでいい。それよりもだ、仲間がこのままじゃ助からん。早く、マトンセットに連れて行こう」
そう言い、ウィップは重い腰を上げる。それに続き、魔法使いが立ち上がる。アイシスはアインから離れない。片手剣はタスクが、魔法で持ち上げる。それを見ていたアイシスは口を開ける。タスクはわかってると頷き「手荒になるけど良いかな」と言うとアイシスは首を下げ涙を粒にして溢す。
マトンセットと聞き行き先はわかったので百メートル手前でゲート作ることにした。
(マトンセット、百メートル手前…森、山、平原そして位置的にここかな)
タスクはマトンセット周辺を想像し創造し、作り上げる。
ウィップは掛け声をかけ皆を鼓舞する。タスクはその間、鏡を出し外を眺める。マトンセットの城壁が見え、特徴的な城が目に写る。
「さぁ、行きましょうすぐそこですよ。もし怖い場合は普通の道とかあります。判断は任せます」
タスクは一足早くに鏡をくぐる。ウィップ達も呆気に取られながらついてくる。
しばらく歩くと,マトンセットにつく。この周辺だと牧師や神父はここにしかいないらしい。あと驚いたことに、神様にお祈りを捧げていれば、何度でも、生き返られてくれるらしい、俄かには信じられないが…。
マトンセットに付き、教会に向かう。そこまでの道中は商業ギルドとは全く違う場所に建てられていた。気づくはずもなく、去っていた。
教会に入り神父に傷の具合を見せる。アインはニ時間で戻って来れて、片手剣の子は、破傷風等、色々かかっているため三日かかると言う。神父は集中したいので出て行くよう言われる。
教会を出てタスクは振り返り、膝をつき、手を合わせる。
(神様また来ます、色々話せたら良いですね)
タスクは、立ち上がり、ウィップ達を見ると頬笑んでいる。タスクは、わからないが微笑み返す。この場を知るのは神のみぞ知る。
魔法使いは、ウィップの腰に手を回して肩を持って支えながら、こちらを睨み、声を荒げるわけでもなく、訴える。タスク答える。呆れて、へそで茶が沸きそうだ。薄ら笑いを浮かべる。
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タスクは言い終わり少しはすっきりした。この後のことを話す。
「それでどうします。宝は放棄しますか、それとも持ち帰りますか」
タスクは真剣な顔で問う。この問いが最後になることは皆わかっている。
「嗚呼、なんでいい金になるならそれでいい。それよりもだ、仲間がこのままじゃ助からん。早く、マトンセットに連れて行こう」
そう言い、ウィップは重い腰を上げる。それに続き、魔法使いが立ち上がる。アイシスはアインから離れない。片手剣はタスクが、魔法で持ち上げる。それを見ていたアイシスは口を開ける。タスクはわかってると頷き「手荒になるけど良いかな」と言うとアイシスは首を下げ涙を粒にして溢す。
マトンセットと聞き行き先はわかったので百メートル手前でゲート作ることにした。
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「さぁ、行きましょうすぐそこですよ。もし怖い場合は普通の道とかあります。判断は任せます」
タスクは一足早くに鏡をくぐる。ウィップ達も呆気に取られながらついてくる。
しばらく歩くと,マトンセットにつく。この周辺だと牧師や神父はここにしかいないらしい。あと驚いたことに、神様にお祈りを捧げていれば、何度でも、生き返られてくれるらしい、俄かには信じられないが…。
マトンセットに付き、教会に向かう。そこまでの道中は商業ギルドとは全く違う場所に建てられていた。気づくはずもなく、去っていた。
教会に入り神父に傷の具合を見せる。アインはニ時間で戻って来れて、片手剣の子は、破傷風等、色々かかっているため三日かかると言う。神父は集中したいので出て行くよう言われる。
教会を出てタスクは振り返り、膝をつき、手を合わせる。
(神様また来ます、色々話せたら良いですね)
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