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第二章 新世界と神々

神との遭遇-2-

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 [そんな話いいからさ~早くあの、話聞かせてよ]
 どうやら、待ちきれないらしい。役得が無くなったらあとが怖い。
 (わかりました。でも、少し前から話させてもらいます)
  タスクは、冷静に言う。
 [はーい]
 神は答える。
 

 スレッジの置き手紙を見て、一晩寝て、俺は山に向た。印を通して外に出た。王にオータムに誓いを立て、裏切らないと言ったのだ。もし、違う国に行く事になれば裏切りになるし、もし、お伺いをたてても否定されて監視が強められる。どうにも動けない。スレッジがいなくなるとは思わなかった。
 山で火を焚き。調味料を使い、キノコを使ったソースを作り。マトンセットに向かう。
 門の前までやってきた。不安と期待ここさえ通れればなんとかなる。門番に話しかけられる。
 「どこのギルドのものだ」
 タスクは一瞬ひるむ、ゲーム脳だとギルドは一般人が頭になり、そこに集まる集団だ。言葉をだすふりをして考える。
 「あ、あ、う、す、しょう」
 門番は怪しみ疑いながら問いただす。
 「う~ん……しょう…人ギルドか」
 タスクは目を開き、表情が明るくなる。
 「あ、シルト卿に用事があってきた。つないで欲しい」
 門番は門を叩く。国内の門番に、小声でシルト卿に会いに来たと伝える。
 「それで何のようだ」
 門番はこちらに向き問う。
 「タレソースの件と伝えてくれ」
 そう言うと門番は薄笑いながらそう伝える。
 内の門番から返事があったのか、門番が振り戻り、正面を向く。
 「はじで待て、そこは邪魔になる」
 門番に言われた通り、門側ではなく、門番が立つ所より外側に立つ。
 シルト卿を待つ間、マトンセットを訪れる人たちを見ていた。商人、農民マトンセットの門の前に行列ができる。ここまで、マトンセットに訪れる人が多いのかと驚くほどだ。
 門に近い人から列を崩し、歪んで倒れ込む。恰幅が良い、大人が、並んでいた人をどかすいや、薙ぎ払いながら、道をつくている。ひし形に陣形をとり、真ん中にシルト卿がいる。相変わらず煌びやかだ。
 「おお、ソースができたのですね。これは楽しみだ。ささ、入りましょう」
 そう言うと足早に門の前まで薙ぎ払いながら向かう。俺はすぐに後ろにつ気づいて行く。列になって待っていた人からの怒号罵声悲鳴が飛び合う中進んでいく。
 「ようこそ、マトンセットへ」
 シルト卿はタスクの肩に手を回し、誘うようにもう一つの手を前に出す。歓迎される事は嬉しい。
 肩をグッと押され前へ進む。マトンセットの中に入るとまるで自然公園に家が建っているようだ。一際目立つ、城がある。城まで木がぽつりぽつりあるだけでほぼ何も無い。近いのか遠いのかわからなくなる。
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