悪役令嬢女神が担当だが、神様からヨメを貰いました。

出会いと別れ

商売と食と禁術

　タスクは、受付の子に挨拶をし、外に出ることにした。
　「残って依頼を見ていく。先に帰っていてくれ」
　スレッジは残るみたいだ。依頼を見つめる、団に入っていく。
　「俺は図書館に行ってくる」
　スレッジに聞こえたかはわからないが一瞬静まったような気がする。
　そのままギルドから出ると、リリーファが膝を抱えて座っていた。
　「やっと出てきた。何してたの」
　リリーファは俯きながら、足を上げ下げしてる。
　「何…うーん、スレッジと、話して、先に出て図書館に行くことを伝えて、ギルド側には相手にされなかったし…」
　タスクは顎を持ちながら喋る。しどろもどろになりながらも、こたえる。
　「そういえば、あの、ロードシルト卿と知り合いなの」
　タスクは座った後リリーファに、質問すると。リリーファはタスクを見る。
　「あっちが勝手に親しくしてくるだけ。シルトの店を見てたら後ろから、声をかけられて、それ以来、私を見かけたら声かけてくるの。話は長いし、自慢しかしないし、どれだけ自分のこと好きなのよ…」
　タスクは笑いながら返事を返した。リリーファを作ったのはロードシルト卿の影響も、あるのかもしれない。リリーファは不機嫌な顔で聞く。
　「なに…」
　タスクは苦笑いしながらリリーファの顔を見て話す。
　「大変だったんだね。あっなんでシルト卿がいるマトンセットを今も拠点にしているの」
　リリーファはいつも、どんな話を聞いてくれることが嬉しいけどちょっと一言で済まされ軽視されてるのかなと憤慨しつつ、話を逸らされたのが気に入らない。
　「そ…それはマトンセットがいいところだからよ……それよりも何、もっと、こう…」
　リリーファがくちごもっている、間に、タスクは答える。
　「うーん、かわ…ううん、魔法の事とかマトンセットの事とかききたいかな」
　リリーファは目を丸くしてこっちを見る。
　「いま、かわ、かわ、かわいいて言いかけなかった、ねぇー。あと私のことじゃない。もっと、何が好きなのかとか、そっち」
　タスクは、何か視線を感じる。
　周りに人が集まってヒソヒソと話をしている。女の子を泣かしてるだの。誘惑してるだの。こんなところで何しているのとわざわざ言葉にして誤解を生むものもいる。
　タスクはリリーファに声をかけ，場所を変えることに。
　「え、ちょっと待ってちょ、ちょ」
　リリーファの手を引く。リリーファはまえかがみになり、姿勢が崩れないように必ﾀﾋに耐え、しばらく歩いていると。
　「ちょっと待っって」
　リリーファが前屈みになっている
　「痛い…」
　リリーファは呟く。タスクは慌てて、手を離す。
　「ごめん…あの場から離れたいなと…お、わ」
　リリーファに手を急に引かれたと思ったら、急に止まってタスクの姿勢が崩れる。リリーファはタスクの腕を強く歯がいじめにする。
　「これで、もう乱暴にできないでしょ」
　二人はそのままカフェに向かった。