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生活と営み

オータム探検記-4-

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 「貴方何を言ったの」
 ベルに猜疑心が込められた、じとーとした目で見られる。
 「神、女神が言っていた事を…」
 タスクが話しているとベルが遮る。
 「ちょっと待って神様が言っていた事を言ったのか」
 ベルは頭を抱えうなだれる。タスクは続ける。
 「こっちの世界ではもう浸透してきてる事だから、神様が近いこっちの世界では普通なのかなって」
 ベルは目を見開いてタスクの顔を見る。顔を固定され、人形のように微動だにしない。
 「その話は他所ではよせ」
 ベルは呟くように告げる。タスクは変な噂になりたくないからそのつもりだ。だがここまで現地民にとって衝撃的だったなんてとても思わなかった。この話に彼女にとって、のだろう。

[うぅう、私は何て事を知ってしまったの]
[貴方が知ってしまったことについてだけど]
。私はどうなるのですか]
[大丈夫よ、貴方は貴方らしく生きれば良いの]
[私は私のままでいいのですか]
[ええ、私がついているもの]

 ベルとタスクは移動して、ギルドと図書館、武器屋、魔法道具と戦う者が通う場所を教えてくれた。
 ギルドは多種多様な職業を決める場所である。複数のギルドを経由出来る。冒険者ギルド、商業ギルド、工業ギルドetc.がある。
 図書館はありとあらゆる本が置いてある。武術、魔術、芸術。民衆大全とかいう、盗撮した民族達が、あられもない姿で写っているそんな本も置いてある。
 案内してくれたあと、一休みするためにベンチに座る。噴水が近くにあり子供連れや冒険者で賑わっている。子供達は噴水の縁に乗り水を手ですくい、かけてふざけあっている。冒険者に当たらないか心配だ。
 俺はステータスを見る。女神の加護[異性勃起] [精力損失] ここで女神の加護を把握したのだが衝撃的で言葉が出ない。
 「どうかしたのか」
 ベルに尋ねられたが、「俺のたってた」とは聞けない。俺は顔が赤らみうつむいてしまう。間を置き、「なんでもない」と告げ、ステータスを開く。
 ステータスには、力、防御力、教養(かしこさ)、魔力、身体能力(素早さ)、幸運が書いてある。力はそのまま、重いものが軽々持てる。だが体の強化は防御力の方になる、力を上げ筋肉をつけることはできるが見た目以上に守りは強くない。
 防御力を上げる事で内側の筋肉を付け、自然治癒を上げる。防御力が高ければ、筋肉質で腹筋が割れている人よりお腹が出ている人の方が強い。
 教養は理解度が早い。魔法を覚えるのも早いし力がなくても覚えが早ければ後で応用はいかようにもなる。
 魔力はそのままだ。魔法の攻撃、防御、両方に通じている。
 身体能力は回避、高い所から落ちても軽傷で済んだり速く走れたり体力が高い。(ここで言う体力はスタミナである)
 幸運はまだ謎が多い。
 俺はベルに「ステータスは観れるか」と聞いたが、うぶかしげにベルは「私は…まずステータスとはなんだ」と聞かれた後すぐ、男の怒号がとぶ。
 「おいガキー、何しやがる」
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