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第1章 女神との出会い、物語の始まり 楽しみ、楽しみ
草原から城下町-2-
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女子も、手の平の上に水晶が現れる。水晶の中に光が、吸い込まれていく。その光が水晶の中で乱反射を繰り返す。光が満たされると、一線の光が飛び出し、狼を倒す。女子はパニックになりそのまま、振り回す。残りの狼に当たり真っ二つになる。
水晶の光が男子に当たっても服が傷んだり裂けたりしておらず、痛みがないようで無反応だ。
狼の死体は綺麗に真っ二つになっているが無惨な姿に驚きが隠せない男子。水晶からビームが出て戸惑う女子。
女子はまだ狼について気付いていないようだ。すかさず男子は狼見えない角度で話しかける。
この間まばたきするまもなく、戦闘はおわった。
二人が話そうと近づきつつある。話かける隙がなかった俺があいさつしながら森林から出た。
「助かったよ、ありがとう。一人だったらどうしたらいいかわからなかった」
男子は不信な感じで見る、女子は驚きながら疑念を持つ。
「お前、ずっとそこにいたのか?」
男子は不機嫌そうに話しかける。
「ああ、出ようとしたら、あっというまに倒したから出る隙がなかったよ」
俺は感謝をのべながら親しげに話しかけた。自分自身情けなく、後ろめたさがないわけじゃない。
「もしかして…狼連れてきたの貴方?」
俺はアゴを撫でながら目を逸らしバツが悪そうにうつむきながらくちを開ける。
「ああ、……」
最初の一言で女子は察したのか不機嫌な顔になる。女子が何か食ってかかってこようと、声をはっしようと、した時後ろから地響きが聞こえてくる。静かになり、後ろを向くと、自分の3倍はある一つ目の怪物が現れた。女子は叫びへたり込む。男子は「サイクロンプスだー」と叫び、一目散と城下町の門まで走っていく。
神様の加護があったとしても、近接かつ、体格差があり戦った経験がなければ、逃げるのもてではあるが女子を置いていくのは流石にない。
俺はへたり込む彼女に話しかけるために走り出す。女子は未だに震えて立ち上がれないようだ。
「さぁ、立って」
俺は手を差し伸べたが彼女は一向に手を取らない。それどころか、その手を振り払う、次第に過呼吸になり口から隙間風のような音がし始める。何か被せるものがあれば良いのだがあいにく持っていない。
だんだん、女子の体が丸まってくる。後ろに周り傍から手を入れはがいじめした後背筋を伸ばし、両手でマスク状にドームを作り口と鼻を覆った。そうすると正常に戻った。
前を向けば、森から体を出そうとしているサイクロンプスがいた。
落ち着いた女子はまた力任せに手をどけて言った。
「臭い」
俺も、女子もこれで現実を受け止められ、動けるようになった。
彼女が水晶を使ったらサイクロンプスも倒せたのじゃないかとは思ったものの、まだ、鍛練や経験、覚悟がまだないのだろう。
「あなた何してるの」と、言われ救いの手を伸ばしたのに全てを潰されて、女子はそのまま走って門の前の男子の元へ駆け寄ってぐ。
俺はもう、サイクロンプスにここでひどいタヒにざまをされても良いと思いながら、地面に埋まりそうな重い足を上げ城下町の門へ向かう。
水晶の光が男子に当たっても服が傷んだり裂けたりしておらず、痛みがないようで無反応だ。
狼の死体は綺麗に真っ二つになっているが無惨な姿に驚きが隠せない男子。水晶からビームが出て戸惑う女子。
女子はまだ狼について気付いていないようだ。すかさず男子は狼見えない角度で話しかける。
この間まばたきするまもなく、戦闘はおわった。
二人が話そうと近づきつつある。話かける隙がなかった俺があいさつしながら森林から出た。
「助かったよ、ありがとう。一人だったらどうしたらいいかわからなかった」
男子は不信な感じで見る、女子は驚きながら疑念を持つ。
「お前、ずっとそこにいたのか?」
男子は不機嫌そうに話しかける。
「ああ、出ようとしたら、あっというまに倒したから出る隙がなかったよ」
俺は感謝をのべながら親しげに話しかけた。自分自身情けなく、後ろめたさがないわけじゃない。
「もしかして…狼連れてきたの貴方?」
俺はアゴを撫でながら目を逸らしバツが悪そうにうつむきながらくちを開ける。
「ああ、……」
最初の一言で女子は察したのか不機嫌な顔になる。女子が何か食ってかかってこようと、声をはっしようと、した時後ろから地響きが聞こえてくる。静かになり、後ろを向くと、自分の3倍はある一つ目の怪物が現れた。女子は叫びへたり込む。男子は「サイクロンプスだー」と叫び、一目散と城下町の門まで走っていく。
神様の加護があったとしても、近接かつ、体格差があり戦った経験がなければ、逃げるのもてではあるが女子を置いていくのは流石にない。
俺はへたり込む彼女に話しかけるために走り出す。女子は未だに震えて立ち上がれないようだ。
「さぁ、立って」
俺は手を差し伸べたが彼女は一向に手を取らない。それどころか、その手を振り払う、次第に過呼吸になり口から隙間風のような音がし始める。何か被せるものがあれば良いのだがあいにく持っていない。
だんだん、女子の体が丸まってくる。後ろに周り傍から手を入れはがいじめした後背筋を伸ばし、両手でマスク状にドームを作り口と鼻を覆った。そうすると正常に戻った。
前を向けば、森から体を出そうとしているサイクロンプスがいた。
落ち着いた女子はまた力任せに手をどけて言った。
「臭い」
俺も、女子もこれで現実を受け止められ、動けるようになった。
彼女が水晶を使ったらサイクロンプスも倒せたのじゃないかとは思ったものの、まだ、鍛練や経験、覚悟がまだないのだろう。
「あなた何してるの」と、言われ救いの手を伸ばしたのに全てを潰されて、女子はそのまま走って門の前の男子の元へ駆け寄ってぐ。
俺はもう、サイクロンプスにここでひどいタヒにざまをされても良いと思いながら、地面に埋まりそうな重い足を上げ城下町の門へ向かう。
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