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第3章 守るべきか、攻めるべきか

いい出会いに乾杯-4-

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 門を出た後、すぐに森の中に入り、暗くなって来たからクロムに頼んで、依頼にある場所まで行く。深い森の中、山に通ずる道に着く。その頃になると日は落ち始めている。
 『バニラ、強い光フラッシュ・バンその後にパドー霧を、アーリー的の位置を、それをクロムに伝えて各個撃破、アメリアは罠貼りつつ、近い敵を倒して、フー、ルーは霧に乗せて、菌をばら撒いて。それじゃあ、いくよ321ゴー』
 近いものは、一瞬にして目がつぶされる。遠くとも光が強く、直視できない。その中で徐々に霧が濃くなる。その深不思議な現象にゴブリン達は様子を伺う。
 「ぎゃっ」
 ゴブリンがやられっる。どこからだ。
 「うぎゅ」
 またやられる。
 やられたのはまだ少ない。ここで考えて…皆を集めて…あれ、隣のヤツどこいった。後ろ骸、な…
 「ぐゃっ」
 何もわからず、何もできず散っていく。
 『左、側面撃破、奥に進む』
 『無理しないで、クロム、様子見ながらゆっくり行こう』
 『バニラは目立つから待機。力を溜めといて』
 バニラを、ブラックボックスに入れる。
 『よし、霧を広げて半径2メートルあけて、進もう。霧の範囲も広げよう』
 このまま進んでいく。
 『ゴブリンを放っておいていいの。逃げちゃうよ』
 パドーは心配しながら言う。
 『まず、指揮官を倒す。総統しているのを倒せば、てんでばらばらになるから先に倒した方がいいかな。後、指揮が届かなかったら、その場に固まるかもしれないから…暴れてもまぁ大丈夫でしょ。アーリー、指揮官を探して、クロムに伝えて』
 アーウェンをそう言い、巣窟になっている、洞窟か、村のようになっている場所を探すしかない。ゴブリン達が固まっている場所にいく。
 『見つけた。四方向に陣を置いて真ん中に将が居る……。捕まえた。木の中に居る』 
 アーリーが言う。
 将の下から木を生やし、その中に埋め込まれ木から顔が出ている。その木の周りで騒ぐ声がする。
 『うん、わかった。いい目印になる』
 クロムはそう言うと、将のところに行く。
 甲高い、音が響くと叫び声が聞こえる。乾いたような音が聞こえると、共に悲鳴も響く。煙の匂いがすると、悲鳴が絶叫に変わる。 
  『パドー前はどんな感じ』
 アーウェンは言う。
 『洞窟があってその前にゴブリン達が居る感じかな』
 パドーは言う。
 『そうか…。アメリア、ゴブリンが霧の中に入って来たら、撃退して。アーリー、中に人はいるか見てくれないかな』
 アーウェンが言うと、アーリーが困った顔でこちらを見ている。
 『洞窟は…。木もないし、草もない。反響だけだと正確な位置がわからない…』
 アーリーはしょぼくれている。
 アーリーも万能ではないみたいだ。
 『なるほど…』
 アーウェンは足を止める。
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