74 / 98
第3章 守るべきか、攻めるべきか
いい出会いに乾杯-2-
しおりを挟む
『ごめん、ちょっと考え事してた』
アーウェンはアメリアに素直に謝る。アメリアはアーウェンの考えと同じだった。それに加えて、さらに考えをのべる。
『———パートナーの内臓を煮詰めて出来た、油の中に持ち歩きができる物をつけるとパートナーがどうか、わかるアイテムになるんじゃないかな』
アメリアが言う。
アーウェンはアメリア=パートナーだからこんなこと言わせていいのかと苦悶したが、すぐに切り替えて聞く。
『アイテムかぁ…持ってたらどう見えるんだろう』
タスクは、パートナーと人間の違いは何なのか考える。パートナーが、人間に変化していたとしてもバレる要素があるのだろうか。
考えがまとまらないうちに門前まで来ていた。
ギルド証を見せるとすぐに、通してくれる。国の中で何かいちゃもんつけられるのだろうか。
何もなく冒険者ギルドにつく。この中でも何かあって、冒険者に捕まって、実は賞金首とかでしたとか…なかった。受付にギルド証を見せると、緊急の依頼があると何枚か出される。早速、依頼を受けることにした。
ギルドを出て、すぐには行かず食料品を買い、その後に向かう事にした。
バザーに行くと、あまり賑わいがない。歩いてみると、黒魔術や魔法に関するものが多い。どうやらそんな日の様だ。お客さんも、籠を持っている人はいない。杖を持っている人が多い。その中でアイテムを多く扱っている所を見つける事にした。
『売ってないと思うけど、パートナーがわかるアイテム屋があるかもしれない』
アーウェンはそう言い、探し回る事にした。
どの店にも一人や二人は居るのだが、一つだけ、ポツンと誰もいない店がある。屋根もなく、ゴザの様な物の上にアイテムが置いてある。
「ああ、あの店…」
急に現れた、お節介が話しかけてくる。アーウェンはビクッと驚く。
「あっ、急に喋りかけちゃってビックリした。ふふ、ごめんね。あそこの店は、いわくつき何だよ、タヒ体あさりして集めたもの、買い取った物を売ってるんだよ」
優しい女性に言われた。アーウェンは俄然興味が湧いた。
『あそこに、パートナーがわかるアイテムがあるかもしれない』
アーウェンはそう言うと、一直線にその店に行く。
「ちょっとー話聞いてたー」
お姉さんは叫んだ。皆に聞こえる様に叫んだ。だがアーウェンは歩みを止めない。
(物好きもいるものね)
お姉さんはそう呟きどこかに行く。
アーウェンはとんがり帽子に、黒いローブ、ソバージュの白と黒が混ざった長髪。the魔女の店主に話しかける。
「触ってもいいですか」
アーウェンが言うと、店主はにこーと笑う。
「カカカ、ええ、ええ、ゆっくり見ていてください。どうせ暇なもので」
魔女はいつもこんな感じなのだろう。嫌味にとれる様な言い方をするから、変な噂が立つのだろうか。
タスクは笑顔で座り、魔女に聞く。
「いろんなものが置いてありますね、これ触ってもいいですか」
アーウェンがそう言う。
アーウェンはアメリアに素直に謝る。アメリアはアーウェンの考えと同じだった。それに加えて、さらに考えをのべる。
『———パートナーの内臓を煮詰めて出来た、油の中に持ち歩きができる物をつけるとパートナーがどうか、わかるアイテムになるんじゃないかな』
アメリアが言う。
アーウェンはアメリア=パートナーだからこんなこと言わせていいのかと苦悶したが、すぐに切り替えて聞く。
『アイテムかぁ…持ってたらどう見えるんだろう』
タスクは、パートナーと人間の違いは何なのか考える。パートナーが、人間に変化していたとしてもバレる要素があるのだろうか。
考えがまとまらないうちに門前まで来ていた。
ギルド証を見せるとすぐに、通してくれる。国の中で何かいちゃもんつけられるのだろうか。
何もなく冒険者ギルドにつく。この中でも何かあって、冒険者に捕まって、実は賞金首とかでしたとか…なかった。受付にギルド証を見せると、緊急の依頼があると何枚か出される。早速、依頼を受けることにした。
ギルドを出て、すぐには行かず食料品を買い、その後に向かう事にした。
バザーに行くと、あまり賑わいがない。歩いてみると、黒魔術や魔法に関するものが多い。どうやらそんな日の様だ。お客さんも、籠を持っている人はいない。杖を持っている人が多い。その中でアイテムを多く扱っている所を見つける事にした。
『売ってないと思うけど、パートナーがわかるアイテム屋があるかもしれない』
アーウェンはそう言い、探し回る事にした。
どの店にも一人や二人は居るのだが、一つだけ、ポツンと誰もいない店がある。屋根もなく、ゴザの様な物の上にアイテムが置いてある。
「ああ、あの店…」
急に現れた、お節介が話しかけてくる。アーウェンはビクッと驚く。
「あっ、急に喋りかけちゃってビックリした。ふふ、ごめんね。あそこの店は、いわくつき何だよ、タヒ体あさりして集めたもの、買い取った物を売ってるんだよ」
優しい女性に言われた。アーウェンは俄然興味が湧いた。
『あそこに、パートナーがわかるアイテムがあるかもしれない』
アーウェンはそう言うと、一直線にその店に行く。
「ちょっとー話聞いてたー」
お姉さんは叫んだ。皆に聞こえる様に叫んだ。だがアーウェンは歩みを止めない。
(物好きもいるものね)
お姉さんはそう呟きどこかに行く。
アーウェンはとんがり帽子に、黒いローブ、ソバージュの白と黒が混ざった長髪。the魔女の店主に話しかける。
「触ってもいいですか」
アーウェンが言うと、店主はにこーと笑う。
「カカカ、ええ、ええ、ゆっくり見ていてください。どうせ暇なもので」
魔女はいつもこんな感じなのだろう。嫌味にとれる様な言い方をするから、変な噂が立つのだろうか。
タスクは笑顔で座り、魔女に聞く。
「いろんなものが置いてありますね、これ触ってもいいですか」
アーウェンがそう言う。
0
お気に入りに追加
7
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
【一話完結】断罪が予定されている卒業パーティーに欠席したら、みんな死んでしまいました
ツカノ
ファンタジー
とある国の王太子が、卒業パーティーの日に最愛のスワロー・アーチェリー男爵令嬢を虐げた婚約者のロビン・クック公爵令嬢を断罪し婚約破棄をしようとしたが、何故か公爵令嬢は現れない。これでは断罪どころか婚約破棄ができないと王太子が焦り始めた時、招かれざる客が現れる。そして、招かれざる客の登場により、彼らの運命は転がる石のように急転直下し、恐怖が始まったのだった。さて彼らの運命は、如何。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
冤罪だと誰も信じてくれず追い詰められた僕、濡れ衣が明るみになったけど今更仲直りなんてできない
一本橋
恋愛
女子の体操着を盗んだという身に覚えのない罪を着せられ、僕は皆の信頼を失った。
クラスメイトからは日常的に罵倒を浴びせられ、向けられるのは蔑みの目。
さらに、信じていた初恋だった女友達でさえ僕を見限った。
両親からは拒絶され、姉からもいないものと扱われる日々。
……だが、転機は訪れる。冤罪だった事が明かになったのだ。
それを機に、今まで僕を蔑ろに扱った人達から次々と謝罪の声が。
皆は僕と関係を戻したいみたいだけど、今更仲直りなんてできない。
※小説家になろう、カクヨムと同時に投稿しています。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
あなたがそう望んだから
まる
ファンタジー
「ちょっとアンタ!アンタよ!!アデライス・オールテア!」
思わず不快さに顔が歪みそうになり、慌てて扇で顔を隠す。
確か彼女は…最近編入してきたという男爵家の庶子の娘だったかしら。
喚き散らす娘が望んだのでその通りにしてあげましたわ。
○○○○○○○○○○
誤字脱字ご容赦下さい。もし電波な転生者に貴族の令嬢が絡まれたら。攻略対象と思われてる男性もガッチリ貴族思考だったらと考えて書いてみました。ゆっくりペースになりそうですがよろしければ是非。
閲覧、しおり、お気に入りの登録ありがとうございました(*´ω`*)
何となくねっとりじわじわな感じになっていたらいいのにと思ったのですがどうなんでしょうね?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる