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第1章 相棒と別れと

闘技開始-4-

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 甲冑の者に対して、アーウェンは、五層の魔法陣を出す、そこに入れば丈夫な蜘蛛の巣に引っかかるもので失速し、落ちるようになる。アーウェンわ逆に魔法陣を使って三メートルぐらい飛び。また魔法陣を使い急速落下する。
 甲冑の者は魔法陣にツッコミ地面スレスレで滑空してる。そこに、アーウェンは蹴りを当てる。
 (かっっった)
 甲冑の者はそのまま地面に落ちる。アーウェンは綺麗に着地を決める。
 甲冑の者はゆっくり立ち上がり、走りアーウェンに肘を立て突進して来る。
 アーウェンは軽く軽やかにかわす。背後でけたたましい、音が響くと並び、アーウェンの体に衝撃が走る。アーウェンはそのまま打ち上げられる。
 「クハッ」
 即座に体内から回復魔法をかける。
 甲冑の者は追撃を緩めない。そのまま、地面に叩きつける。砂埃を立て、見えなくなる。会場は煙がなくなるまで見守る。
 煙がなくなり、甲冑の者はチョップを振り落としていた。アーウェンは魔法陣を何重にも重なっているが甲冑の者の腕力で潰されて分厚い、一枚の魔法陣に見える。
 アーウェンは魔法陣を徐々に上げて行く。その傍、火の魔法を放つ。
 「バックドラフト・インフェルノ」
 普通の火の魔法だ。手のひらからそのまま出た一定の炎、その炎が、甲冑の者にぶつかった瞬間、爆発的に強くなる。あっという間に、体に炎に纏わりつかれる。
 甲冑の者は少し姿勢が、後ろに下がる。その瞬間、アーウェンは魔法陣をつまみを回すようにひねると甲冑の者が後ろに跳ぶ。そのまますってんころりんと仰向けになる。立ちあがろうと、していると大量の水が降って来る。
 甲冑の者は「タイダルフォール」と聞こえたような気がする。甲冑はみるみるうちに小さくなっていき中の人の形が浮き上がる。逆三角形の尻、太ももぱんぱん。かなりのマッチョマンだ。
 アーウェンの魔法が止まると、甲冑の者も動きが止まる。
 他の剣闘士も、倒れているようだ。これは勝利は決まったような者。
 「さぁ、アーウェンの集団が最後に残った。誰が最後まで残るのか」
 どうやら、これは一人残るまで続く感じだ。
 皆を集め相談をする。結果、ドールを残して、皆降参と叫ぶが、会場からはブーイングの嵐。そこで大きな爆発を起こし。最後に立っていた、アメリアが立っていた。
 「おっとー謎の爆発、そこで残ったのがアメリアだ」
 甲冑の者が歩き出そうと、震えながら、徐々に徐々に足を上げる。タスクは目の端にその光景が映る。
 (早く終われ)
 タスクは,強く祈る。
 「勝者アメリア、寛大な拍手と勝者に声援を」
 会場からは、まばらな拍手が送られる。
 降参を叫んだ時点で、会場からお客は退場していた人が多かった。
 (早く終わりにしてくれ)
 「それでは、勝者のアメリアに勝利者インタビューを———」
 アメリアは美少女は最強と謎のコメント残して閉幕した。甲冑の者にどうしていいかわからない、兵士たちが集まる。
 「これどうなってんだろうな」
 「銅像みたいになっているぞ」
 「動かせたとて甲冑をどう脱がすか」
 嗚呼、呑気なもんだ。アーウェンは甲冑の者にファイヤーボールを当てる。そうすると徐々に甲冑が膨らんでくる。足を地面に下ろすとゆうよりは落とす感じだ。また、砂埃が舞い上がる。
 
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