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第1章 相棒と別れと
闘技開始-3-
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アーリーは追い込まれた。
そこで、アーリーの足元から魔法陣が現れ、大木が切り株が現れそのまますっと十メートルの大木のようになる。てっぺんには花の蕾がある。五階層の部屋になっていて一番下には、入り口があり、一人ずつ入るのがやっとだ。そこに何人か入る。
「中に入らなくっても、こんなのへし折ればいい」
そう言い、自慢の斧で木を切ろうとするが傷一つつけられない。それどころか斧が刃こぼれする。魔法を使って木を倒そうとするものも出始めた。
一階層目、中に入ると意外に広い、そして何もいない。警戒しながら恐る恐る入る。
「邪魔だ、どけ」
後ろから来た、男が皆を退かし、独り言を言いながら入って行く。
「なんだよ、皆ビビりやがって、こんなの塔を作っただけで相当魔力もいるだろう、うん、どうだ」
そう言って男は二階層の階段の前まで行く。他の剣闘士は警戒を薄くして中央まで行くと、まず先に行った、男が大きな口を開いたワームに食べられる。中央まで来ていた、剣闘士たちは走るが、ワームが先回りして、食べる。そして誰もいなくなった。
そんな中、一階層を攻略するものも現れた。水魔法に毒の魔法を合わせた、モノを地面に満遍なく注ぎ、ワームの奇声が聞こえてくる。その声を聞き終え注意しながら二階層に進む。
クロム、パドー、バニラの活躍により大体の剣闘士を倒した。
「わたしらも活躍したかったよねー」
「ねー」
フーとルーはすねる。だがこの二人が本気を出せば、会場ごと惨劇になるから出番がなくてよかったと胸を下ろす。
「終わったかな」
アーリーが帰ってきた。
「あれ、塔に登って行った人たちもう倒しきったの」
アーリーは首を振る。
「ううん、まだいるよ。今三階層まで来てる」
アーリーは平然という。
(ボスがいないダンジョンか、考え付かなかった。五階層におよぶ、トラップ・タワーか)
アーウェンは感心や目から鱗のような感情になる。
(大体片付いたか…)
アーウェンは、安堵していた。自分の出番が無くて良かったと。しかしその安堵を蹴散らすように、一定の間隔で床が揺れる。前から、二メートル五十センチの甲冑を纏った巨体の性別不明の者が歩いて来る。
(僕の出番か)
アーウェンは甲冑の者に近づくと、振動が徐々に早くなって行く。
(あの甲冑着て、走れんのかよ。つか、早。スポーツ選手並みじゃないか)
甲冑の者は、変な構えをする。
「二千五百ミリ砲、ファイヤ」
甲冑の者は叫び、そのまま飛び立つ。1メートル、2メートルと上がり、弾道はアーウェンに合っている。
(冗談じゃない、あんなの食らったらひとたまりもない。かと言って…避けたら後ろの観客に突っ込むだろうし。はぁ、なんとかしますか)
後ろの観客を人質に取られでいるような者ではあるがアーウェンは、甲冑の者に向かう。
そこで、アーリーの足元から魔法陣が現れ、大木が切り株が現れそのまますっと十メートルの大木のようになる。てっぺんには花の蕾がある。五階層の部屋になっていて一番下には、入り口があり、一人ずつ入るのがやっとだ。そこに何人か入る。
「中に入らなくっても、こんなのへし折ればいい」
そう言い、自慢の斧で木を切ろうとするが傷一つつけられない。それどころか斧が刃こぼれする。魔法を使って木を倒そうとするものも出始めた。
一階層目、中に入ると意外に広い、そして何もいない。警戒しながら恐る恐る入る。
「邪魔だ、どけ」
後ろから来た、男が皆を退かし、独り言を言いながら入って行く。
「なんだよ、皆ビビりやがって、こんなの塔を作っただけで相当魔力もいるだろう、うん、どうだ」
そう言って男は二階層の階段の前まで行く。他の剣闘士は警戒を薄くして中央まで行くと、まず先に行った、男が大きな口を開いたワームに食べられる。中央まで来ていた、剣闘士たちは走るが、ワームが先回りして、食べる。そして誰もいなくなった。
そんな中、一階層を攻略するものも現れた。水魔法に毒の魔法を合わせた、モノを地面に満遍なく注ぎ、ワームの奇声が聞こえてくる。その声を聞き終え注意しながら二階層に進む。
クロム、パドー、バニラの活躍により大体の剣闘士を倒した。
「わたしらも活躍したかったよねー」
「ねー」
フーとルーはすねる。だがこの二人が本気を出せば、会場ごと惨劇になるから出番がなくてよかったと胸を下ろす。
「終わったかな」
アーリーが帰ってきた。
「あれ、塔に登って行った人たちもう倒しきったの」
アーリーは首を振る。
「ううん、まだいるよ。今三階層まで来てる」
アーリーは平然という。
(ボスがいないダンジョンか、考え付かなかった。五階層におよぶ、トラップ・タワーか)
アーウェンは感心や目から鱗のような感情になる。
(大体片付いたか…)
アーウェンは、安堵していた。自分の出番が無くて良かったと。しかしその安堵を蹴散らすように、一定の間隔で床が揺れる。前から、二メートル五十センチの甲冑を纏った巨体の性別不明の者が歩いて来る。
(僕の出番か)
アーウェンは甲冑の者に近づくと、振動が徐々に早くなって行く。
(あの甲冑着て、走れんのかよ。つか、早。スポーツ選手並みじゃないか)
甲冑の者は、変な構えをする。
「二千五百ミリ砲、ファイヤ」
甲冑の者は叫び、そのまま飛び立つ。1メートル、2メートルと上がり、弾道はアーウェンに合っている。
(冗談じゃない、あんなの食らったらひとたまりもない。かと言って…避けたら後ろの観客に突っ込むだろうし。はぁ、なんとかしますか)
後ろの観客を人質に取られでいるような者ではあるがアーウェンは、甲冑の者に向かう。
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