24 / 100
第1章 相棒と別れと
新たな場所
しおりを挟む
新たな場所は海が広がり山もあり自然豊かな場所だ。
光の中でのことだ。数秒とはいえ、かなり濃厚な体験だった。上からは吐息、頭は弾力があり柔らかい感触を感じつつ、股に太ももを挟まれ……凄かった。発情は治らないか。
地上に着いてからも腕に抱きついて、体を押し当てられる。
パーティを組むため、皆を出す。そうすると、皆が捕まってくる。歩きずらさとはたから見た時の異常さ、離れるように言うか。
「ちょっと…」
アーウェンが声をかけようとすると、皆察したのか、さらに抱きしめてくる。
「ええー、ちょっと歩きにくいから一旦、皆離れよ。冒険者ギルドに行って登録出来たら、買い物とかできるから」
買い物と聞いた瞬間、力が一瞬緩んだがすぐに戻る。
「そういえば、名前…付けるって…い———」
潰されそうになって、声が出しにくい。
皆、手を引き期待の眼差しを向けている。
ミストは、パドー・ミラージュ
ライトニングは、バニラ・ルミナス
レイブンは、クロム・ディープ
プラントは、アーリー・ロータス
ドールは、アメリア・コアマター
鵺は、フー。キメラはルー
それぞれの名前をよび、革に名前を書いたモノを渡す。
皆受け取り、見ながら、王国に向かう。
王国の門が見えてきた。皆に、名前を書いた革をしまうように言い、門の前に立つ。
「お前達は何しに来た」
門番は問いただす。
「冒険者ギルドに登録に来た」
アーウェンは高らかに告げる。
「それでは、招待状や、知り合いの冒険者はいるか」
門番の問いは続く。
「いや、いない。だが、実力で入る方法があると聞いた」
アーウェンが言うと、門番と門番は顔を見合わせた。その後すぐにこちらに向き変えた。
「ほうほう、そうか。それならお前達の実力見せてもらおう」
中の兵に言い、何人か兵が送られてきた。
「まずは、この三人だ」
兵士たちに囲間れる。その中から三人が前に出る。
「今回は集団戦だ。この三人をどんな方法でもいい、立てなくすれば勝ち」
兵士は双方に同意を求めた。
「始め」
兵士の号令がかかる。
まず飛び出したのがバニラだ。光の速さで兵の前に立つ。強烈な光のデコピンを打ち込む。
強い光は人間の視力を奪い。体の機能を奪う。
クロムはバニラの光に気を取られている真ん中の兵士にFN56を二丁持ち、ありたけの弾を打ち込む。
兵士は撃たれた箇所が押される。それが何箇所もあり、マリオネットが踊っているように見える。
「おぅっっっら」
三人目の兵士は、人間のアーウェンを狙って切り付ける。しかし幻想のように姿が消える。兵士が血眼で周りを見渡すと、10メートル先にいる。それじゃあ隣に居る黒を切ればいい。兵士は薙ぎ払う。
「いない」
兵士は呆気に取られる。地面が微振動をしている。
気づくのが遅かった。土の中から太いツルが伸び、腕に絡みつく。そのまま地面にひき込まれそうになる。片膝をつき耐えていたが腕を後ろにまとめられる。地割れのように地面からツルが出てきて角度が変わってしまい、兵士が引きづられる。そのままツルをぐるぐるに巻かれ地面に伏せる。
光の中でのことだ。数秒とはいえ、かなり濃厚な体験だった。上からは吐息、頭は弾力があり柔らかい感触を感じつつ、股に太ももを挟まれ……凄かった。発情は治らないか。
地上に着いてからも腕に抱きついて、体を押し当てられる。
パーティを組むため、皆を出す。そうすると、皆が捕まってくる。歩きずらさとはたから見た時の異常さ、離れるように言うか。
「ちょっと…」
アーウェンが声をかけようとすると、皆察したのか、さらに抱きしめてくる。
「ええー、ちょっと歩きにくいから一旦、皆離れよ。冒険者ギルドに行って登録出来たら、買い物とかできるから」
買い物と聞いた瞬間、力が一瞬緩んだがすぐに戻る。
「そういえば、名前…付けるって…い———」
潰されそうになって、声が出しにくい。
皆、手を引き期待の眼差しを向けている。
ミストは、パドー・ミラージュ
ライトニングは、バニラ・ルミナス
レイブンは、クロム・ディープ
プラントは、アーリー・ロータス
ドールは、アメリア・コアマター
鵺は、フー。キメラはルー
それぞれの名前をよび、革に名前を書いたモノを渡す。
皆受け取り、見ながら、王国に向かう。
王国の門が見えてきた。皆に、名前を書いた革をしまうように言い、門の前に立つ。
「お前達は何しに来た」
門番は問いただす。
「冒険者ギルドに登録に来た」
アーウェンは高らかに告げる。
「それでは、招待状や、知り合いの冒険者はいるか」
門番の問いは続く。
「いや、いない。だが、実力で入る方法があると聞いた」
アーウェンが言うと、門番と門番は顔を見合わせた。その後すぐにこちらに向き変えた。
「ほうほう、そうか。それならお前達の実力見せてもらおう」
中の兵に言い、何人か兵が送られてきた。
「まずは、この三人だ」
兵士たちに囲間れる。その中から三人が前に出る。
「今回は集団戦だ。この三人をどんな方法でもいい、立てなくすれば勝ち」
兵士は双方に同意を求めた。
「始め」
兵士の号令がかかる。
まず飛び出したのがバニラだ。光の速さで兵の前に立つ。強烈な光のデコピンを打ち込む。
強い光は人間の視力を奪い。体の機能を奪う。
クロムはバニラの光に気を取られている真ん中の兵士にFN56を二丁持ち、ありたけの弾を打ち込む。
兵士は撃たれた箇所が押される。それが何箇所もあり、マリオネットが踊っているように見える。
「おぅっっっら」
三人目の兵士は、人間のアーウェンを狙って切り付ける。しかし幻想のように姿が消える。兵士が血眼で周りを見渡すと、10メートル先にいる。それじゃあ隣に居る黒を切ればいい。兵士は薙ぎ払う。
「いない」
兵士は呆気に取られる。地面が微振動をしている。
気づくのが遅かった。土の中から太いツルが伸び、腕に絡みつく。そのまま地面にひき込まれそうになる。片膝をつき耐えていたが腕を後ろにまとめられる。地割れのように地面からツルが出てきて角度が変わってしまい、兵士が引きづられる。そのままツルをぐるぐるに巻かれ地面に伏せる。
0
お気に入りに追加
7
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

高身長お姉さん達に囲まれてると思ったらここは貞操逆転世界でした。〜どうやら元の世界には帰れないので、今を謳歌しようと思います〜
水国 水
恋愛
ある日、阿宮 海(あみや かい)はバイト先から自転車で家へ帰っていた。
その時、快晴で雲一つ無い空が急変し、突如、周囲に濃い霧に包まれる。
危険を感じた阿宮は自転車を押して帰ることにした。そして徒歩で歩き、喉も乾いてきた時、運良く喫茶店の看板を発見する。
彼は霧が晴れるまでそこで休憩しようと思い、扉を開く。そこには女性の店員が一人居るだけだった。
初めは男装だと考えていた女性の店員、阿宮と会話していくうちに彼が男性だということに気がついた。そして同時に阿宮も世界の常識がおかしいことに気がつく。
そして話していくうちに貞操逆転世界へ転移してしまったことを知る。
警察へ連れて行かれ、戸籍がないことも発覚し、家もない状況。先が不安ではあるが、戻れないだろうと考え新たな世界で生きていくことを決意した。
これはひょんなことから貞操逆転世界に転移してしまった阿宮が高身長女子と関わり、関係を深めながら貞操逆転世界を謳歌する話。

のほほん異世界暮らし
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生するなんて、夢の中の話だと思っていた。
それが、目を覚ましたら見知らぬ森の中、しかも手元にはなぜかしっかりとした地図と、ちょっとした冒険に必要な道具が揃っていたのだ。

冤罪をかけられた上に婚約破棄されたので、こんな国出て行ってやります
真理亜
恋愛
「そうですか。では出て行きます」
婚約者である王太子のイーサンから謝罪を要求され、従わないなら国外追放だと脅された公爵令嬢のアイリスは、平然とこう言い放った。
そもそもが冤罪を着せられた上、婚約破棄までされた相手に敬意を表す必要など無いし、そんな王太子が治める国に未練などなかったからだ。
脅しが空振りに終わったイーサンは狼狽えるが、最早後の祭りだった。なんと娘可愛さに公爵自身もまた爵位を返上して国を出ると言い出したのだ。
王国のTOPに位置する公爵家が無くなるなどあってはならないことだ。イーサンは慌てて引き止めるがもう遅かった。
聖女召喚されて『お前なんか聖女じゃない』って断罪されているけど、そんなことよりこの国が私を召喚したせいで滅びそうなのがこわい
金田のん
恋愛
自室で普通にお茶をしていたら、聖女召喚されました。
私と一緒に聖女召喚されたのは、若くてかわいい女の子。
勝手に召喚しといて「平凡顔の年増」とかいう王族の暴言はこの際、置いておこう。
なぜなら、この国・・・・私を召喚したせいで・・・・いまにも滅びそうだから・・・・・。
※小説家になろうさんにも投稿しています。

日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。

備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ
ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。
見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は?
異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。
鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。

半分異世界
月野槐樹
ファンタジー
関東圏で学生が行方不明になる事件が次々にしていた。それは異世界召還によるものだった。
ネットでも「神隠しか」「異世界召還か」と噂が飛び交うのを見て、異世界に思いを馳せる少年、圭。
いつか異世界に行った時の為にとせっせと準備をして「異世界ガイドノート」なるものまで作成していた圭。従兄弟の瑛太はそんな圭の様子をちょっと心配しながらも充実した学生生活を送っていた。
そんなある日、ついに異世界の扉が彼らの前に開かれた。
「異世界ガイドノート」と一緒に旅する異世界
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる