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第1章 相棒と別れと
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ブラックボックスを見ると、それぞれのマスに、ミスト、ライトニング、ドール、レイブン、プラントが彫られている。あと一つ、キメラが入っただろう場所はゴマ粒のような傷がついている。元々ここは何も変化がなく、掘られてもいなかったような気がする。
もう一度、呼び出すか今度はアーウェンの意思で呼ぶ。
(出てこない、パートナー側から拒否とかありか)
驚きとため息が出る。
(わかった、それじゃあ)
「名を呼べば出てくれるかな」
アーウェンは含ませた言い方をし呼ぶ。
「複合体」
床からせり出すように体が形を作る。小さい生き物が二人出てくる。
「私がコンプで私はレックス」
アーウェンは二人出てきたことに驚く。
「いやいや、一人だと思っていたからさ」
アーウェンは慌てるが、名前のことを言わないといけないと思ったが尻尾が鱗状の子が喋り出す。
「初めまし…てじゃないのだけど、覚えてます」
声は聞き覚えがある。この場合早めに答えた方が良さそうだ。色々な特色を持っている。初めましてじゃない…じゃあ。
(キメラなのはわかった。ただ地面を這いずっているあのとか大聖堂からとか、口とかよく動いていたとか……。そんな前振り要らないか)
「キメラだよね」
キメラは嬉しそうにしている。乙女な表情を浮かべている。
もう一人に目を向ける、髪はショート、頬は薄いピンクのチークがさしていて、尻尾は蛇だ。こちらもキメラかと、思った瞬間脳裏に思い出す。
(日本にもいたじゃないか)
「もしかして鵺」
鵺は頷く。
気づくと、皆が周りにいる。
この狭い、小屋に8人入っていると鮨詰め状態だ。
改めて、キメラと鵺、どうゆう関係だ。なんで二人。キメラがブラックボックスに入ってそれで鵺は元々いてどうなってるんだ。
「え~と、キメラと鵺は同じマスだよね…」
アーウェンがここまで喋っていると、キメラが喋り出す。
「私たちは双子だよ。私の体の一部を鵺に。鵺の体の形を私にもらったの」
アーウェンは頭が痛くなる。疑問が解決したら新たな疑問が生まれる。
「それじゃあ、二人は二卵性ではなく一卵性なの」
キメラと鵺は、同時に頷く。アーウェンも頷く。また一つ解決してまた一つ疑問が生まれた。
(やたらと狭いし、蒸し暑)
小屋を出たいが皆に囲まれて出られない。そして何か、期待されている目線を向けられる。
「ちょっと、暑くない、外に出ようよ」
誰も動こともしないし出ようとしない。逆に少しでも隙間を埋めようと迫ってくる。
もう一度、呼び出すか今度はアーウェンの意思で呼ぶ。
(出てこない、パートナー側から拒否とかありか)
驚きとため息が出る。
(わかった、それじゃあ)
「名を呼べば出てくれるかな」
アーウェンは含ませた言い方をし呼ぶ。
「複合体」
床からせり出すように体が形を作る。小さい生き物が二人出てくる。
「私がコンプで私はレックス」
アーウェンは二人出てきたことに驚く。
「いやいや、一人だと思っていたからさ」
アーウェンは慌てるが、名前のことを言わないといけないと思ったが尻尾が鱗状の子が喋り出す。
「初めまし…てじゃないのだけど、覚えてます」
声は聞き覚えがある。この場合早めに答えた方が良さそうだ。色々な特色を持っている。初めましてじゃない…じゃあ。
(キメラなのはわかった。ただ地面を這いずっているあのとか大聖堂からとか、口とかよく動いていたとか……。そんな前振り要らないか)
「キメラだよね」
キメラは嬉しそうにしている。乙女な表情を浮かべている。
もう一人に目を向ける、髪はショート、頬は薄いピンクのチークがさしていて、尻尾は蛇だ。こちらもキメラかと、思った瞬間脳裏に思い出す。
(日本にもいたじゃないか)
「もしかして鵺」
鵺は頷く。
気づくと、皆が周りにいる。
この狭い、小屋に8人入っていると鮨詰め状態だ。
改めて、キメラと鵺、どうゆう関係だ。なんで二人。キメラがブラックボックスに入ってそれで鵺は元々いてどうなってるんだ。
「え~と、キメラと鵺は同じマスだよね…」
アーウェンがここまで喋っていると、キメラが喋り出す。
「私たちは双子だよ。私の体の一部を鵺に。鵺の体の形を私にもらったの」
アーウェンは頭が痛くなる。疑問が解決したら新たな疑問が生まれる。
「それじゃあ、二人は二卵性ではなく一卵性なの」
キメラと鵺は、同時に頷く。アーウェンも頷く。また一つ解決してまた一つ疑問が生まれた。
(やたらと狭いし、蒸し暑)
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「ちょっと、暑くない、外に出ようよ」
誰も動こともしないし出ようとしない。逆に少しでも隙間を埋めようと迫ってくる。
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