生命という名の炎

愛梨

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生命という名の炎

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生きていく気力もない
生きていく意味も分からない
愛さえも知らない
抜け殻の私の心
疲れ果て
生命の炎は消えていく寸前

「燃え上がることなんてもう…ない…」

ただ「死」を思い生きていた

私の心に突然少しだけ火がついた
その火は毎日少しづつ燃えてきた
火をつけにきてくれたあなた
あなたのおかげで火がつき
あなたのおかげで炎になった
私に生きていく気力を与えてくれた

あなたのおかげで私の心は愛を知り
熱く燃え上がっている
消えてしまうことなどない程に…

だけど…
あなたは居なくなってしまった
あなたは私の心に来なくなってしまった
炎は少しづつ小さくなり消えてしまいそう

所詮消えかけていた生命の炎
あなたが居なくなれば
燃えている意味なんてない
消える寸前に激しく燃えただけ…

死ぬ寸前
消える寸前
朽ちる寸前
最後にほんの一時だけ激しく、美しく、そして輝く…
どんな物でも…

生命という名の炎
愛という名の炎
私の心の炎
私の体
私の命

もう燃え尽きる寸前…
あなたは…
それでも来てくれない…
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