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第二十九話 サプライズ
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次の日、買い物と称してメルアと買った土地に差し入れをもって見に行く。
そこではドワーフたちが大木を切っていた。
ザザムを見かけ声をかける。
「おお、旦那がた。
どうです、この土地いいでしょう」
「ここが、オレたちの土地かでけえ」
「この木ってルベルナの木!?」
メルアが驚く。
「おお、さすが妖精だね。
そうさこれこそルベルナの木だ」
「ルベルナの木?」
「そう!
魔力を多く含んでるめちゃくちゃ高価な木!
これ売るだけで家が建つくらいのやつ!」
興奮してメルアは早口になっている。
「そうさ、あんたたちの土地だからね。
こいつもふんだんに使わせてもらいますよ」
「で、どのぐらいかかる?」
「そうだねえ、まあ1ヶ月もあれば俺たちならできるさ」
「わかったまた来るよ」
オレたちは差し入れを渡すと帰った。
それから1ヶ月後。
「シンジにメルアよ。
大工を探す件はどうしておる。
ここ毎日寝ては食べ寝ては食べてしておるだけてはないか」
「ふあに、
ふあいじょうぶ。
ふあいじょうぶ。
もうふあいふは、ひめたから」
「ふおうよ。
ふおうすぐできふあがるわ」
「二人とも太りすぎて何をいってるかわからん」
「太ってないふあ、ぶあいなぶあいとボディになった、ふあけよ」
「ふおいや。
ふあかせきりで、家見に行ってふあいな」
「リーゼルふお呼んだからいってみよふ」
リーゼルが来てから、オレたちはその太った体を何とか起こし土地を見に行った。
「それにしてもお二人ともその体どうしたのてすか。
最初オークかと思いましたよ」
「ふおふおふお。
リーゼル冗談ふあうまくなっふあね」
「いえ、メルアさん冗談では......」
オレがふうふう、はあはあ、いいながら歩く。
そして買った土地についた。
「すごい豪邸ですね!」
リーゼルが驚いていった。
目の前には見上げるほどの大きさの宮殿のような豪邸が建っていた。
「どふおだぶぇる!
ふおれが、ふおれたちの家ふあ!」
「なにいってるかわからんが、確かにすごい家だな。
しかし、この魔力の多さなんだ......」
「ふおれはルベルナの木ふお使ってるふあらね」
「ルベルナの木ですか!?
それは希少過ぎてここでは伐採禁止のものでは......
ボクの聞き違いですか?」
「んん?」
「うむ、それになにかおかしい......
シンジ、グランドレインを振ってみよ」
そうベルは言った。
オレは剣を振ってみる。
すると、そこにあった豪邸が霧のように消え去った。
「ふあ!?」
「なにふおこれ!?」
「やられたな。
あれは魔法で作った幻の家だったのだ」
「ふあって、木をきってふあよ!」
その時後ろから声をかけられた。
そこには二人のお堅そうな男女がたっている。
「ここにあったルベルナの木を切ったのはあなたたちですか」
男の方はそういう。
「ふおんなことより!
ふあたしたちだまふあれたの!
どふあーふに!」
「どふあーふ?
まさかドワーフですか!」
男女二人は話し合ってる。
「......残念ながらあなたたちが会ったのは詐欺師です」
「ふぁぎし!?」
「ふぁぎしではなく詐欺師で、建物を建てるといいながら他人の土地を偽って売る地面師というやからです。
今その被害があちこちで起こっているのですが......」
「ふおあーふなんて珍しいんだかふあ!
見つけふあして捕まえふあふあいよ!!」
「いえ、あれはドワーフではなく、ただの背の低い人間です。
だから見つけるのは難しいんです」
「ただのちっちゃいおっふあん......」
それを聞きオレたちは絶句する。
「まあ、シンジさん!
残りのお金あるんでしょう!
それならまだ......」
「そうだな。
これはいい勉強代だと思えばよい」
リーゼルとベルにそういわれてオレとメルアはなんとか涙をこらえた。
「う、うん。
ふあだ、ふおかね、1000ふあんもある。
ふおれがんふあれる......」
「そふね。
ふあたしたちにふあ、おふあねある、ふおんね......」
「......あの大変申し上げにくいのですが、ここ国有地でして国のものなんですよ。
勝手にここの木をきると犯罪になるんです」
女性は我々は王宮から来ました役人だと告げた。
「ふあってよ!
ふあたしたちふあ、この国を救っふあのよ!!」
「この国を......救った?
まさか、シンジさま御一行ですか!?」
「そうだ。
我らはシンジ、メルア、ベル、リーゼルだ」
「それは失礼を!!
半オークかと!」
王宮の二人はまた話している。
「あの捕縛はしませんが切った木の弁償だけしていてだきたいのです」
「いくふあ?」
「えーと、大体1000万ゴールドぐらいですね」
「ふあってよ!
ふおんなするの!?」
「ええ、希少なルベルナの木ですから、恐らく木は詐欺師が持っていったようですが......」
「なんとかならないんですか......
あまりに哀れで」
オレたちを横目でみてリーゼルは言ってくれる。
「......残念ですが、法は法ということで」
そういうとオレたちの持っていた1000万を銀行から回収します、そういって二人は帰っていった。
そこではドワーフたちが大木を切っていた。
ザザムを見かけ声をかける。
「おお、旦那がた。
どうです、この土地いいでしょう」
「ここが、オレたちの土地かでけえ」
「この木ってルベルナの木!?」
メルアが驚く。
「おお、さすが妖精だね。
そうさこれこそルベルナの木だ」
「ルベルナの木?」
「そう!
魔力を多く含んでるめちゃくちゃ高価な木!
これ売るだけで家が建つくらいのやつ!」
興奮してメルアは早口になっている。
「そうさ、あんたたちの土地だからね。
こいつもふんだんに使わせてもらいますよ」
「で、どのぐらいかかる?」
「そうだねえ、まあ1ヶ月もあれば俺たちならできるさ」
「わかったまた来るよ」
オレたちは差し入れを渡すと帰った。
それから1ヶ月後。
「シンジにメルアよ。
大工を探す件はどうしておる。
ここ毎日寝ては食べ寝ては食べてしておるだけてはないか」
「ふあに、
ふあいじょうぶ。
ふあいじょうぶ。
もうふあいふは、ひめたから」
「ふおうよ。
ふおうすぐできふあがるわ」
「二人とも太りすぎて何をいってるかわからん」
「太ってないふあ、ぶあいなぶあいとボディになった、ふあけよ」
「ふおいや。
ふあかせきりで、家見に行ってふあいな」
「リーゼルふお呼んだからいってみよふ」
リーゼルが来てから、オレたちはその太った体を何とか起こし土地を見に行った。
「それにしてもお二人ともその体どうしたのてすか。
最初オークかと思いましたよ」
「ふおふおふお。
リーゼル冗談ふあうまくなっふあね」
「いえ、メルアさん冗談では......」
オレがふうふう、はあはあ、いいながら歩く。
そして買った土地についた。
「すごい豪邸ですね!」
リーゼルが驚いていった。
目の前には見上げるほどの大きさの宮殿のような豪邸が建っていた。
「どふおだぶぇる!
ふおれが、ふおれたちの家ふあ!」
「なにいってるかわからんが、確かにすごい家だな。
しかし、この魔力の多さなんだ......」
「ふおれはルベルナの木ふお使ってるふあらね」
「ルベルナの木ですか!?
それは希少過ぎてここでは伐採禁止のものでは......
ボクの聞き違いですか?」
「んん?」
「うむ、それになにかおかしい......
シンジ、グランドレインを振ってみよ」
そうベルは言った。
オレは剣を振ってみる。
すると、そこにあった豪邸が霧のように消え去った。
「ふあ!?」
「なにふおこれ!?」
「やられたな。
あれは魔法で作った幻の家だったのだ」
「ふあって、木をきってふあよ!」
その時後ろから声をかけられた。
そこには二人のお堅そうな男女がたっている。
「ここにあったルベルナの木を切ったのはあなたたちですか」
男の方はそういう。
「ふおんなことより!
ふあたしたちだまふあれたの!
どふあーふに!」
「どふあーふ?
まさかドワーフですか!」
男女二人は話し合ってる。
「......残念ながらあなたたちが会ったのは詐欺師です」
「ふぁぎし!?」
「ふぁぎしではなく詐欺師で、建物を建てるといいながら他人の土地を偽って売る地面師というやからです。
今その被害があちこちで起こっているのですが......」
「ふおあーふなんて珍しいんだかふあ!
見つけふあして捕まえふあふあいよ!!」
「いえ、あれはドワーフではなく、ただの背の低い人間です。
だから見つけるのは難しいんです」
「ただのちっちゃいおっふあん......」
それを聞きオレたちは絶句する。
「まあ、シンジさん!
残りのお金あるんでしょう!
それならまだ......」
「そうだな。
これはいい勉強代だと思えばよい」
リーゼルとベルにそういわれてオレとメルアはなんとか涙をこらえた。
「う、うん。
ふあだ、ふおかね、1000ふあんもある。
ふおれがんふあれる......」
「そふね。
ふあたしたちにふあ、おふあねある、ふおんね......」
「......あの大変申し上げにくいのですが、ここ国有地でして国のものなんですよ。
勝手にここの木をきると犯罪になるんです」
女性は我々は王宮から来ました役人だと告げた。
「ふあってよ!
ふあたしたちふあ、この国を救っふあのよ!!」
「この国を......救った?
まさか、シンジさま御一行ですか!?」
「そうだ。
我らはシンジ、メルア、ベル、リーゼルだ」
「それは失礼を!!
半オークかと!」
王宮の二人はまた話している。
「あの捕縛はしませんが切った木の弁償だけしていてだきたいのです」
「いくふあ?」
「えーと、大体1000万ゴールドぐらいですね」
「ふあってよ!
ふおんなするの!?」
「ええ、希少なルベルナの木ですから、恐らく木は詐欺師が持っていったようですが......」
「なんとかならないんですか......
あまりに哀れで」
オレたちを横目でみてリーゼルは言ってくれる。
「......残念ですが、法は法ということで」
そういうとオレたちの持っていた1000万を銀行から回収します、そういって二人は帰っていった。
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