30 / 53
第三十回 永銀《えいぎん》
しおりを挟む
僕たちは案内されたこじんまりとした家にいた。
そこそこきれいにされていた。
「蒼花仙《そうかせん》はこの国出身だったのですね。
詳しいはずだ」
「......ええ、帰ってくる気はなかったのですが......」
「どうして?この国がおかしくなっていたからですか?」
そう聞くと、蒼花仙《そうかせん》はうつむく。
「いえ、私はここを捨てた、ゆえに来る資格はなかったのです......」
「資格......」
「......紅花《こうか》と私はここで生まれ、
親もわからない孤児でした。
ここを牛耳っていた全于《ぜんう》というやくざものの下で、
二人で町にいっては盗みを繰り返していました。
その時はこの国からでていくことすら考えられず、
生きていくことに精一杯でした」
蒼花仙《そうかせん》は、
このみすぼらしい家を懐かしそうに見渡す。
「八歳になったある日、紅《こう》と二人で夜空をみていると、
一人の仙人が降りてきました。最初は化物だと思いましたよ」
そういって、何かを思い出すように左を見る。
「仙人は、お前たちには気を操る資質がある、
私のもとで修行して仙人にならぬか、そういいました。
それが我が師匠となる香花仙《こうかせん》でした。
そこで私と紅《こう》は仙人となる修行をうけ、
才があったのか十二で道士となりました」
「えっ道士? でも紅花《こうか》さんは......」
「ええ......道士となって私と紅花《こうか》は一度ここに戻り、
全于《ぜんう》を倒すとここを統括しました。
貧しいものに金や食料を与え、
最初から紅花《こうか》はこの国を変えたかったのでしょう......」
「だが、あなたは違った」
僕がそう聞くと蒼花仙《そうかせん》が目を伏せた。
「ええ、人は変わらない......そう思っていたのです。
そういう香花仙《こうかせん》の教えでもありましたが、
私はこの国が変わるとは思えなかった。
昔からみていた大人たちは、虚ろな目をしてなにもしなかったし、
帰ってきてから、紅《こう》が手を貸しても、
ただ不満をいうか、なにもせずいるかのどちらかだった......」
「だから仙人になるためにここを出た......」
「生きていても意味がないそう思っている、ここの人たちのように、
なりたくはなかった......」
そう言いながら、
蒼花仙《そうかせん》は何かを思うように沈黙した。
次の日から二日、僕と蒼花仙《そうかせん》は、
この区画を回って病人の治療にあたった。
「ふう、陸依《りくい》先生から、
手当ての仕方を教わっていて良かった」
「とりあえず、重体のものはもういないですね」
「ええ、それにしても紅花《こうか》さんへの信頼はすごいですね」
「そうですね......しかし、だから危うい」
「えっ?」
「紅花《こうか》に盲信しすぎている。
あいつが間違った選択をした場合、
彼らも同じ様に進んでしまう......そんな気がしてならない」
蒼花仙《そうかせん》は真剣な顔をしてそういった。
僕たちが家に帰り暗くなったあと、
紅花《こうか》さんのところにいた若い男がやって来た。
「三咲《みさき》のアニキ、蒼《そう》のアニキ、
紅《こう》のアニキがお呼びです」
「きましたね」
「ええ......行きましょう」
僕たちは紅花《こうか》さんのもとに行った。
「用意はできてる。俺とお前たち二人は交易商として、
王宮へ向かい王にあう。
そこに宰相、永銀《えいぎん》がいるだろう」
僕たちは交易商の衣装に着替え、
区画の裏にある通路から外にでると、
王都に入りなおし、王宮へと馬車に乗った。
「それにしてもよく王に会える算段がついたな紅《こう》」
「この国の全てのやつが、
国のやることに忠実に従ってる訳じゃねえからな」
「腐敗役人ですか......」
そう僕がいうと紅花《こうか》さんは、にやっと笑う。
「どんなにきれいに繕っても、必ずほつれってのはでるもんだ......
さあ王宮だ、お前ら交易商らしくしろよ」
王宮の前の門を潜り馬車を降りる。
待っていた従者にうながされ衛兵が並ぶ王宮に入る。
白い王宮はチリひとつなく、従者たちは微動だにせずたっている。
あまりの静かさに歩く音だけが響く。正面に大きな部屋が見える。
「王、銅鉛《どうえん》さまがお会いになる。
粗相《そそう》のないようにな」
その部屋の前で従者はそういって止まった。
部屋の真ん中に玉座があり、そこに太った王が座っていて、
そのそばに銀髪の老人がたっている。
周囲には大臣や衛兵たちが囲んでいた。
僕たちは膝をつき座った。王とはかなり距離がある。
銀髪の老人が前へと進みでた。
(これが永銀《えいぎん》か......でもこの人かなりの気を感じる)
大仰な服のせいで首は見えない。
「私は宰相永銀《えいぎん》お前たちが円《エン》の交易商だな。
ここでの交易許可を得るため参ったそうだな。
だが、この国は今以上の交易を必要とせぬ。
こたび、円《エン》の王族の紹介ゆえあったが、
すぐに帰るがよい」
そう厳しい顔で永銀《えいぎん》ははっきりと言った。
「そうおっしゃいますが、ここでは作物もあまり育たず、
外からの作物に、頼っていらっしゃいますよね」
紅花《こうか》は商人のようにそういった。
「ぬう......」
その言葉に、いまいましそうに永銀《えいぎん》がうなる。
「しかも今年は外の国も干ばつが続き、作物が不作とのこと、
私ども円《エン》は肥沃な土地ゆえ作物も多くあります。
取引しても損はしますまい」
「......足元を見るなら、円《エン》との関係も終わるぞ」
「その様なつもりはありませんよ。
それに、この果物をひとつ口にしてみられれば、
良質なのはわかるはずです」
そういって荷物から果物を取り出した。
「要らぬ......わかった取引ならしてやる。
使いのものを寄越すゆえ、帰るがよい」
「......その前にこちらを差し上げます」
そういうと紅花《こうか》さんは剣をうやうやしく掲げた。
「それは!?」
永銀《えいぎん》は驚いている。
「はい封宝具《ふうほうぐ》樹界剣《じゅかいけん》でございます」
「十二大仙、香花仙《こうかせん》の封宝具《ふうほうぐ》を、
なぜ貴様が!」
「香花仙《こうかせん》さまは亡くなられ、
その弟子から売られたものでございます」
そう紅花《こうか》が答えた。
「香花仙《こうかせん》が死んだ!?」
永銀《えいぎん》は、初めて聞いたかのように驚いている。
(驚いている!?香花仙《こうかせん》を、
殺してるなら驚かないはず、
灰混仙《かいこんせん》とはやはり違うのか......)
「クックックッ、はっーはっは」
突然永銀《えいぎん》は笑いだした。
「これは愉快!あの香花仙《こうかせん》が死んだのか!」
(あの?香花仙《こうかせん》を知っている!?)
その瞬間、紅花《こうか》さんが樹界剣《じゅかいけん》を抜き、
永銀《えいぎん》を斬りつけた。
「!!?」
永銀《えいぎん》は一刀両断される。
そして紅花《こうか》さんは一瞬で王の側にいて剣を振り上げた。
(翔地《しゅうち》くっ! 間に合わない!)
「樹壁幹《じゅへきかん》!」
そう蒼花仙《そうかせん》叫ぶと、
王と紅花《こうか》さんのあいだに、大きな木がはえた。
「くっ!」
僕と蒼花仙《そうかせん》は飛び、
紅花《こうか》さんの前にたった。
「軍を呼べ!」
周囲の家臣たちがいい、衛兵が槍を構え囲んだ。
「何のつもりだ紅《こう》!」
蒼花仙《そうかせん》がそう叫んだ。
「知れたこと、王を殺してこの国を解放するのさ、
お前たちもどかねえと殺す」
紅花《こうか》さんはそういうと剣を構え、
その目は殺気をたたえていた。
そこそこきれいにされていた。
「蒼花仙《そうかせん》はこの国出身だったのですね。
詳しいはずだ」
「......ええ、帰ってくる気はなかったのですが......」
「どうして?この国がおかしくなっていたからですか?」
そう聞くと、蒼花仙《そうかせん》はうつむく。
「いえ、私はここを捨てた、ゆえに来る資格はなかったのです......」
「資格......」
「......紅花《こうか》と私はここで生まれ、
親もわからない孤児でした。
ここを牛耳っていた全于《ぜんう》というやくざものの下で、
二人で町にいっては盗みを繰り返していました。
その時はこの国からでていくことすら考えられず、
生きていくことに精一杯でした」
蒼花仙《そうかせん》は、
このみすぼらしい家を懐かしそうに見渡す。
「八歳になったある日、紅《こう》と二人で夜空をみていると、
一人の仙人が降りてきました。最初は化物だと思いましたよ」
そういって、何かを思い出すように左を見る。
「仙人は、お前たちには気を操る資質がある、
私のもとで修行して仙人にならぬか、そういいました。
それが我が師匠となる香花仙《こうかせん》でした。
そこで私と紅《こう》は仙人となる修行をうけ、
才があったのか十二で道士となりました」
「えっ道士? でも紅花《こうか》さんは......」
「ええ......道士となって私と紅花《こうか》は一度ここに戻り、
全于《ぜんう》を倒すとここを統括しました。
貧しいものに金や食料を与え、
最初から紅花《こうか》はこの国を変えたかったのでしょう......」
「だが、あなたは違った」
僕がそう聞くと蒼花仙《そうかせん》が目を伏せた。
「ええ、人は変わらない......そう思っていたのです。
そういう香花仙《こうかせん》の教えでもありましたが、
私はこの国が変わるとは思えなかった。
昔からみていた大人たちは、虚ろな目をしてなにもしなかったし、
帰ってきてから、紅《こう》が手を貸しても、
ただ不満をいうか、なにもせずいるかのどちらかだった......」
「だから仙人になるためにここを出た......」
「生きていても意味がないそう思っている、ここの人たちのように、
なりたくはなかった......」
そう言いながら、
蒼花仙《そうかせん》は何かを思うように沈黙した。
次の日から二日、僕と蒼花仙《そうかせん》は、
この区画を回って病人の治療にあたった。
「ふう、陸依《りくい》先生から、
手当ての仕方を教わっていて良かった」
「とりあえず、重体のものはもういないですね」
「ええ、それにしても紅花《こうか》さんへの信頼はすごいですね」
「そうですね......しかし、だから危うい」
「えっ?」
「紅花《こうか》に盲信しすぎている。
あいつが間違った選択をした場合、
彼らも同じ様に進んでしまう......そんな気がしてならない」
蒼花仙《そうかせん》は真剣な顔をしてそういった。
僕たちが家に帰り暗くなったあと、
紅花《こうか》さんのところにいた若い男がやって来た。
「三咲《みさき》のアニキ、蒼《そう》のアニキ、
紅《こう》のアニキがお呼びです」
「きましたね」
「ええ......行きましょう」
僕たちは紅花《こうか》さんのもとに行った。
「用意はできてる。俺とお前たち二人は交易商として、
王宮へ向かい王にあう。
そこに宰相、永銀《えいぎん》がいるだろう」
僕たちは交易商の衣装に着替え、
区画の裏にある通路から外にでると、
王都に入りなおし、王宮へと馬車に乗った。
「それにしてもよく王に会える算段がついたな紅《こう》」
「この国の全てのやつが、
国のやることに忠実に従ってる訳じゃねえからな」
「腐敗役人ですか......」
そう僕がいうと紅花《こうか》さんは、にやっと笑う。
「どんなにきれいに繕っても、必ずほつれってのはでるもんだ......
さあ王宮だ、お前ら交易商らしくしろよ」
王宮の前の門を潜り馬車を降りる。
待っていた従者にうながされ衛兵が並ぶ王宮に入る。
白い王宮はチリひとつなく、従者たちは微動だにせずたっている。
あまりの静かさに歩く音だけが響く。正面に大きな部屋が見える。
「王、銅鉛《どうえん》さまがお会いになる。
粗相《そそう》のないようにな」
その部屋の前で従者はそういって止まった。
部屋の真ん中に玉座があり、そこに太った王が座っていて、
そのそばに銀髪の老人がたっている。
周囲には大臣や衛兵たちが囲んでいた。
僕たちは膝をつき座った。王とはかなり距離がある。
銀髪の老人が前へと進みでた。
(これが永銀《えいぎん》か......でもこの人かなりの気を感じる)
大仰な服のせいで首は見えない。
「私は宰相永銀《えいぎん》お前たちが円《エン》の交易商だな。
ここでの交易許可を得るため参ったそうだな。
だが、この国は今以上の交易を必要とせぬ。
こたび、円《エン》の王族の紹介ゆえあったが、
すぐに帰るがよい」
そう厳しい顔で永銀《えいぎん》ははっきりと言った。
「そうおっしゃいますが、ここでは作物もあまり育たず、
外からの作物に、頼っていらっしゃいますよね」
紅花《こうか》は商人のようにそういった。
「ぬう......」
その言葉に、いまいましそうに永銀《えいぎん》がうなる。
「しかも今年は外の国も干ばつが続き、作物が不作とのこと、
私ども円《エン》は肥沃な土地ゆえ作物も多くあります。
取引しても損はしますまい」
「......足元を見るなら、円《エン》との関係も終わるぞ」
「その様なつもりはありませんよ。
それに、この果物をひとつ口にしてみられれば、
良質なのはわかるはずです」
そういって荷物から果物を取り出した。
「要らぬ......わかった取引ならしてやる。
使いのものを寄越すゆえ、帰るがよい」
「......その前にこちらを差し上げます」
そういうと紅花《こうか》さんは剣をうやうやしく掲げた。
「それは!?」
永銀《えいぎん》は驚いている。
「はい封宝具《ふうほうぐ》樹界剣《じゅかいけん》でございます」
「十二大仙、香花仙《こうかせん》の封宝具《ふうほうぐ》を、
なぜ貴様が!」
「香花仙《こうかせん》さまは亡くなられ、
その弟子から売られたものでございます」
そう紅花《こうか》が答えた。
「香花仙《こうかせん》が死んだ!?」
永銀《えいぎん》は、初めて聞いたかのように驚いている。
(驚いている!?香花仙《こうかせん》を、
殺してるなら驚かないはず、
灰混仙《かいこんせん》とはやはり違うのか......)
「クックックッ、はっーはっは」
突然永銀《えいぎん》は笑いだした。
「これは愉快!あの香花仙《こうかせん》が死んだのか!」
(あの?香花仙《こうかせん》を知っている!?)
その瞬間、紅花《こうか》さんが樹界剣《じゅかいけん》を抜き、
永銀《えいぎん》を斬りつけた。
「!!?」
永銀《えいぎん》は一刀両断される。
そして紅花《こうか》さんは一瞬で王の側にいて剣を振り上げた。
(翔地《しゅうち》くっ! 間に合わない!)
「樹壁幹《じゅへきかん》!」
そう蒼花仙《そうかせん》叫ぶと、
王と紅花《こうか》さんのあいだに、大きな木がはえた。
「くっ!」
僕と蒼花仙《そうかせん》は飛び、
紅花《こうか》さんの前にたった。
「軍を呼べ!」
周囲の家臣たちがいい、衛兵が槍を構え囲んだ。
「何のつもりだ紅《こう》!」
蒼花仙《そうかせん》がそう叫んだ。
「知れたこと、王を殺してこの国を解放するのさ、
お前たちもどかねえと殺す」
紅花《こうか》さんはそういうと剣を構え、
その目は殺気をたたえていた。
0
お気に入りに追加
52
あなたにおすすめの小説

サバイバル能力に全振りした男の半端仙人道
コアラ太
ファンタジー
年齢(3000歳)特技(逃げ足)趣味(採取)。半仙人やってます。
主人公は都会の生活に疲れて脱サラし、山暮らしを始めた。
こじんまりとした生活の中で、自然に触れていくと、瞑想にハマり始める。
そんなある日、森の中で見知らぬ老人から声をかけられたことがきっかけとなり、その老人に弟子入りすることになった。
修行する中で、仙人の道へ足を踏み入れるが、師匠から仙人にはなれないと言われてしまった。それでも良いやと気楽に修行を続け、正式な仙人にはなれずとも。足掛け程度は認められることになる。
それから何年も何年も何年も過ぎ、いつものように没頭していた瞑想を終えて目開けると、視界に映るのは密林。仕方なく周辺を探索していると、二足歩行の獣に捕まってしまう。言葉の通じないモフモフ達の言語から覚えなければ……。
不死になれなかった半端な仙人が起こす珍道中。
記憶力の無い男が、日記を探して旅をする。
メサメサメサ
メサ メサ
メサ メサ
メサ メサ
メサメサメサメサメサ
メ サ メ サ サ
メ サ メ サ サ サ
メ サ メ サ ササ
他サイトにも掲載しています。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。


無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる