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第二十二話
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「おい! お前だ! それと女のお前出ろ!」
俺とリリンが呼び出され、鉱山が見える町の上の方にある大きい屋敷へと連れていかれる。 その屋敷は金などの装飾が施されて悪趣味な内装をしていた。
「ああ、お前たちか、俺のシマを荒らしてるって若造は」
そう高そうなソファーにすわり、たばこをすう小太りのおっさんがいる。 その横には目を閉じて立っているマルキアがいた。
「あんたがドルクスか......」
「ほう、俺のことを知ってるのか」
(こいつはクズだが、取り入れそうなクズだな)
「あんたは裏社会では有名なんでね。 できるなら手を組みたいと思ってる」
「ちょっと! コウミさん!」
リリンが焦っている。
「おいおい、鉱山襲撃しといて、ずいぶんだな」
「でもすぐ殺さないのは、理由があるからだろ。 あんたは使えるもんは使うそういう男だ」
「ふふっ、なかなか鋭いな。 うちの若いのを簡単に捕縛したんだ。 使えるなら使いたいところだが...... なんで鉱山を狙った」
鋭い目でこちらをみる。
「あの鉱山の魔召石、貴族との取引に使ってるんだろ。 どの程度の品質を知りたくてね」
「何? それをどこで......」
「蛇のみちは蛇ってことさ」
「......それでなぜ品質を知りたい」
「これだ」
俺はポケットから石をだした。
「これは魔召石...... なんだ!? 透明度が高い! かなり品質がいい! ここのじゃないのか!」
「ああ、俺たちが見つけた鉱山の石だ」
「そんなもの持っていたか......」
マルキアが怪訝な顔でいった。
「ふふん、あんたが調べないところへ隠したのさ」
マルキアがいやな顔をした。
「これは、どこにある...... 教えなければどうなるかわかってるだろうな」
そうドルクスはすごんできた。
「それは教えてもいい。 もちろん俺たちの取り分を確保してだが、それよりその貴族のことをききたい。 誰かまではわからなくてな。 ここに忍び込んだんだ」
「まさか取引を横取りするつもりじゃないだろうな」
「そんなつもりはないよ。 最初はそうしようとは思ってたけどな。 そっちのすごいやつが相手じゃ戦っても無駄みたいだからな」
「ふふっ、いい判断だな。 そうだマルキアに勝てるやつはいない」
無言でマルキアは目を伏せている。
「それで、その貴族は誰だ。 何のために魔召石を集めている」
「ヴァルヘッド王国のベインツ卿だ。 何かはわからんが魔召石を高値でかってくれる。 だからここを俺が支配したのさ。 マルキアはそのベインツ卿の紹介だ」
(ヴァルヘッド王国、確かグナトリアの近隣の軍事大国......)
「ドルクス...... お前、魔召石を他の国へながそうとしているみたいだな」
マルキアは鋭い眼光をドルクスに向けた。
「い、いや、なんのことだ」
明らかにドルクスが動揺している。
「......それがばれれば貴様は消されるぞ。 やめておくんだな。 ベインツは危険な男だ」
そういうマルキアから、ドルクスは目をそらして俺の方をみた
「......それでその鉱山はどこだ。 お前らにも十分に取り分はやる......」
「そうだな......」
ーー甘い吐息で、みなを夢へと誘えーー
「スリーピングブレス」
「リフレクト!」
マルキアがそう唱える。
「リリン!!」
「はい!!」
ポケットから鏡をだした。
「うっ......」
俺は凄まじい眠気を感じ意識を失った。
「コウミ...... コウミさん!」
「うっ」
目が覚めるとリリンがいた。 ドルクスたちは眠っている。
「ふう、なんとかうまく行ったな」
「ええ、このリフレクトミラーのお陰です! 魔法を反射し返しました」
マルキアはその場で眠っていた。
「本当に仲間になっちゃんうんじゃないかと思いましたよ」
「それはない。 俺はこいつらとは別種のクズなんでな」
「......クズは否定しないんだ」
リリンは引いている。
「取りあえずマルキアだけは拘束しておこう。 眠りの魔法の持続効果がわからん。 もし起きて追われるとつむからな」
魔召石を手に取り取引《トレード》で作った拘束の縄でマルキアを縛り背負うと屋敷をでた。
「そろそろだ」
ドカン! ドカン! ドカガガン!!
連続して鉱山の方で爆発音がしている。
「シモンズさんたちが動きだしました!」
リリンはそう興奮している。
「ああ、渡しといた赤爆球と蒼氷球が役に立ったな。 向こうは問題ない。 あとは......」
その時、後ろに気配を感じた。
「クソガキが...... あっちは鉱山がやられたか」
ドルクスと手下十数人が後ろにいた。
「くっ...... 早いな!」
「多分反射の反射で魔法が弱くなったのかも!」
「なめやがって!! ぶっ殺してやる!!」
ドルクスがいきり立っている。
「いいのかよ。 マルキアはここだ。 お前らで俺たちをやれると思ってるのか」
「当たり前だ! 鉱山の奴らを手助けしてたのかもしれんが、奴らはせいぜい二十人程度、下には俺の部下がまだやまほどいる!」
「町の奴らも暴れてるかもしれんぞ」
「ふん! 奴らからは武器を全て奪い取ったわ。 鎌、包丁、鍋すらな! せいぜい木のフォーク程度しかない。 お前たちは袋のネズミだ」
その時、下からボロボロのドルクスの手下が走ってくる。
「か、頭!! 町の奴等が暴れて手がつけられません!!」
「なんだと!? 武器はもってないだろうが! 鎮圧しろ!」
「それが手に手に槍や剣をもっていて...... ひぃ!」
下から槍や剣をもった町の住人たちが押し寄せてきて、 ドルクスたちを囲んだ。
「なぜだ!? なぜ!!」
ドルクスは尻餅をついて愕然としている。
「コウミ! リリン! 大丈夫!」
下からアンナが走ってきた。
「な、なんとか助かった」
「は、はい」
俺とリリンはへたりこんだ。
俺とリリンが呼び出され、鉱山が見える町の上の方にある大きい屋敷へと連れていかれる。 その屋敷は金などの装飾が施されて悪趣味な内装をしていた。
「ああ、お前たちか、俺のシマを荒らしてるって若造は」
そう高そうなソファーにすわり、たばこをすう小太りのおっさんがいる。 その横には目を閉じて立っているマルキアがいた。
「あんたがドルクスか......」
「ほう、俺のことを知ってるのか」
(こいつはクズだが、取り入れそうなクズだな)
「あんたは裏社会では有名なんでね。 できるなら手を組みたいと思ってる」
「ちょっと! コウミさん!」
リリンが焦っている。
「おいおい、鉱山襲撃しといて、ずいぶんだな」
「でもすぐ殺さないのは、理由があるからだろ。 あんたは使えるもんは使うそういう男だ」
「ふふっ、なかなか鋭いな。 うちの若いのを簡単に捕縛したんだ。 使えるなら使いたいところだが...... なんで鉱山を狙った」
鋭い目でこちらをみる。
「あの鉱山の魔召石、貴族との取引に使ってるんだろ。 どの程度の品質を知りたくてね」
「何? それをどこで......」
「蛇のみちは蛇ってことさ」
「......それでなぜ品質を知りたい」
「これだ」
俺はポケットから石をだした。
「これは魔召石...... なんだ!? 透明度が高い! かなり品質がいい! ここのじゃないのか!」
「ああ、俺たちが見つけた鉱山の石だ」
「そんなもの持っていたか......」
マルキアが怪訝な顔でいった。
「ふふん、あんたが調べないところへ隠したのさ」
マルキアがいやな顔をした。
「これは、どこにある...... 教えなければどうなるかわかってるだろうな」
そうドルクスはすごんできた。
「それは教えてもいい。 もちろん俺たちの取り分を確保してだが、それよりその貴族のことをききたい。 誰かまではわからなくてな。 ここに忍び込んだんだ」
「まさか取引を横取りするつもりじゃないだろうな」
「そんなつもりはないよ。 最初はそうしようとは思ってたけどな。 そっちのすごいやつが相手じゃ戦っても無駄みたいだからな」
「ふふっ、いい判断だな。 そうだマルキアに勝てるやつはいない」
無言でマルキアは目を伏せている。
「それで、その貴族は誰だ。 何のために魔召石を集めている」
「ヴァルヘッド王国のベインツ卿だ。 何かはわからんが魔召石を高値でかってくれる。 だからここを俺が支配したのさ。 マルキアはそのベインツ卿の紹介だ」
(ヴァルヘッド王国、確かグナトリアの近隣の軍事大国......)
「ドルクス...... お前、魔召石を他の国へながそうとしているみたいだな」
マルキアは鋭い眼光をドルクスに向けた。
「い、いや、なんのことだ」
明らかにドルクスが動揺している。
「......それがばれれば貴様は消されるぞ。 やめておくんだな。 ベインツは危険な男だ」
そういうマルキアから、ドルクスは目をそらして俺の方をみた
「......それでその鉱山はどこだ。 お前らにも十分に取り分はやる......」
「そうだな......」
ーー甘い吐息で、みなを夢へと誘えーー
「スリーピングブレス」
「リフレクト!」
マルキアがそう唱える。
「リリン!!」
「はい!!」
ポケットから鏡をだした。
「うっ......」
俺は凄まじい眠気を感じ意識を失った。
「コウミ...... コウミさん!」
「うっ」
目が覚めるとリリンがいた。 ドルクスたちは眠っている。
「ふう、なんとかうまく行ったな」
「ええ、このリフレクトミラーのお陰です! 魔法を反射し返しました」
マルキアはその場で眠っていた。
「本当に仲間になっちゃんうんじゃないかと思いましたよ」
「それはない。 俺はこいつらとは別種のクズなんでな」
「......クズは否定しないんだ」
リリンは引いている。
「取りあえずマルキアだけは拘束しておこう。 眠りの魔法の持続効果がわからん。 もし起きて追われるとつむからな」
魔召石を手に取り取引《トレード》で作った拘束の縄でマルキアを縛り背負うと屋敷をでた。
「そろそろだ」
ドカン! ドカン! ドカガガン!!
連続して鉱山の方で爆発音がしている。
「シモンズさんたちが動きだしました!」
リリンはそう興奮している。
「ああ、渡しといた赤爆球と蒼氷球が役に立ったな。 向こうは問題ない。 あとは......」
その時、後ろに気配を感じた。
「クソガキが...... あっちは鉱山がやられたか」
ドルクスと手下十数人が後ろにいた。
「くっ...... 早いな!」
「多分反射の反射で魔法が弱くなったのかも!」
「なめやがって!! ぶっ殺してやる!!」
ドルクスがいきり立っている。
「いいのかよ。 マルキアはここだ。 お前らで俺たちをやれると思ってるのか」
「当たり前だ! 鉱山の奴らを手助けしてたのかもしれんが、奴らはせいぜい二十人程度、下には俺の部下がまだやまほどいる!」
「町の奴らも暴れてるかもしれんぞ」
「ふん! 奴らからは武器を全て奪い取ったわ。 鎌、包丁、鍋すらな! せいぜい木のフォーク程度しかない。 お前たちは袋のネズミだ」
その時、下からボロボロのドルクスの手下が走ってくる。
「か、頭!! 町の奴等が暴れて手がつけられません!!」
「なんだと!? 武器はもってないだろうが! 鎮圧しろ!」
「それが手に手に槍や剣をもっていて...... ひぃ!」
下から槍や剣をもった町の住人たちが押し寄せてきて、 ドルクスたちを囲んだ。
「なぜだ!? なぜ!!」
ドルクスは尻餅をついて愕然としている。
「コウミ! リリン! 大丈夫!」
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「は、はい」
俺とリリンはへたりこんだ。
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