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その四.新居徒(ニート)はスク水姿の姪っ娘にイジラレまくる。
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「どうしてって、今日わたくし、帝都民プールの監視役のお仕事の日なんですよ。あ、お仕事って言っても、ボランティアですけど」
帝都貴族は皆、ノブレス・オブリージュの精神が強く、都や国から依頼された仕事を無給で引き受けねばならないのだ。
新島家では真一は従事することが不可能で、拓斗は小学生、後の一人は新居徒とくれば、白羽の矢という名の貧乏くじはカイガイシイ令嬢の遥に回ってくるわけだ。
「と、いってもここでスクール水着になる必要なんてないだろ?」
生で拝めた姪っ娘の愛くるしく神々しい水着姿に、目のやり場を困らせつつ一応言ってみる中年童貞だ。
「それもこれも、おじちゃまのせいなんですからね」
遥はかなり発育の好いおっぱいを水着の下でフルフル揺らしながら、微かに怒り貌で淳二を軽く睨む。
「おじちゃまがきちんと朝おっきして下されば、二度お食事の支度なんてしなくて済むんだもの。出かけようとして、あ、まだ今日おじちゃまの朝ごはん用意していないって、思い出して準備の途中で起こしに来る羽目になったんですからね」
「て、ことは、出かける前から水着を着込んでいくんだ?」
「そうよ、いけない? あそこのプールって設備が古くって、更衣室も狭いんですもの。到着してすぐプールに出れた方がいいの」
遥は小首をカックンしてみせる。
(帰りはどーすんだよ。まさか、その場で生着替えなんてしないだろうなあ、名家新島家のお嬢様がさ)
なんて、邪な事を考える中年童貞氏だ。
伯父がどんな邪な感情を、己の清々しい学校指定のプール着姿に向けているかなど想像もしていない様子だ。
それをいいことに、淳二のセクハラ質問はエスカレートする。
「ところでさ、遥。その水着って古くない? 今はみんな男女一緒の性同一水着ってやつが流行りでしょ」
「…それは…そうなんですけどね」
遥はもじもじと居心地を悪そうな表情を作り口籠る。
そんなユーモラスな所作もまた可愛い、と淳二は思う。
「私も来春高校卒業でしょ? 大学に行けば、こういう水着って着ないと思うし、一年だけだったら、去年の着ちゃおうッって」
肩をすくめるようにして、悪戯っぽい微笑みを浮かべる遥。
たちまち、布団の中に潜した股間の異物がまたまた元気になる淳二。
「それに…」
と、今度は急に表情を曇らせる。
「けっこう我が家の家計、ピンチだったりします。ほら、お父様のお仕事でも何かとお金がご入用みたいで…」
くるくる変わる表情に、これまた心奪われっぱなしの淳二。
だが、そんな話をされると、新居徒である自分が申し訳なくなる思いだ。
帝都貴族は皆、ノブレス・オブリージュの精神が強く、都や国から依頼された仕事を無給で引き受けねばならないのだ。
新島家では真一は従事することが不可能で、拓斗は小学生、後の一人は新居徒とくれば、白羽の矢という名の貧乏くじはカイガイシイ令嬢の遥に回ってくるわけだ。
「と、いってもここでスクール水着になる必要なんてないだろ?」
生で拝めた姪っ娘の愛くるしく神々しい水着姿に、目のやり場を困らせつつ一応言ってみる中年童貞だ。
「それもこれも、おじちゃまのせいなんですからね」
遥はかなり発育の好いおっぱいを水着の下でフルフル揺らしながら、微かに怒り貌で淳二を軽く睨む。
「おじちゃまがきちんと朝おっきして下されば、二度お食事の支度なんてしなくて済むんだもの。出かけようとして、あ、まだ今日おじちゃまの朝ごはん用意していないって、思い出して準備の途中で起こしに来る羽目になったんですからね」
「て、ことは、出かける前から水着を着込んでいくんだ?」
「そうよ、いけない? あそこのプールって設備が古くって、更衣室も狭いんですもの。到着してすぐプールに出れた方がいいの」
遥は小首をカックンしてみせる。
(帰りはどーすんだよ。まさか、その場で生着替えなんてしないだろうなあ、名家新島家のお嬢様がさ)
なんて、邪な事を考える中年童貞氏だ。
伯父がどんな邪な感情を、己の清々しい学校指定のプール着姿に向けているかなど想像もしていない様子だ。
それをいいことに、淳二のセクハラ質問はエスカレートする。
「ところでさ、遥。その水着って古くない? 今はみんな男女一緒の性同一水着ってやつが流行りでしょ」
「…それは…そうなんですけどね」
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