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六巻:美人司書は醜男の言葉責めに女芯を濡らしまくり…
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「でも、藍子さん…世が世なら、冗談抜きで貴女も捕らわれて、厳しい拷問を受けていたかもしれないんだよ?」
「ど、どう言う事かしら…」
藍子は、興奮で唇を震わせつつ、問う。
「藍子さん、クリスチャンでしょ? 貴女の事なら、大半知ってるんだ」
藍子の小さな胸の谷間で揺れ動くロザリオを目にした彼は、そう嘯く。
小癪な、と思いつつも、悪い気はしない藍子だ。
「一昔前のこの国で、キリスト教は禁教だった。貴女もそんな時代にクリスチャンだったらば、間違いなく捕縛されて、しょっ引かれていただろうねえ」
「しょっ引かれるだなんて、なんだか惨めね…」
「哀れだろうねえ、藍子さんが十文字に亀甲罪人縛りにされて、近所の人々にじろじろと好奇の目で見られながら、捕縛される姿は…」
「ああぁぁん…よして頂戴…」
智博の言葉は、逐一藍子の鼓膜を打ち、その性癖をいかんなく刺激する。
「妹さんもクリスチャンなの?」
「ええ…」
「それじゃあ、念願かなって邑山姉妹揃って、囚われの身、っていうことになるわけだ。恥ずかしいよねぇ、姉妹仲良く官憲に捕まるだなんて…」
「あぁ…権力の魔の手に捕まるだなんて…」
藍子は、智博の言葉責めに、あらぬ妄想が次から次へと沸いてき、恍惚の表情のまま、空想の中で調教される自分に酔いしれる。
「藍子さんは捕縛されても棄教しない、そうだろ?」
「ええ…たぶん…」
「多分だなんて、そんな弱っちい気持ちじゃあ、すぐに音を上げちまうぜ。官憲っていうのは意地が悪いからねえ、清楚な美女を二人も捕らえ、しかも合法的に責め苛むことが出来たら、徹底的に虐めるだろうねえ」
「責め苛むだなんて…あぁッ…智博クンも、相当なサドね…」
年下の愛おしい男を、“クン付け”で呼んでみる藍子。
「サドというより、囚われた淑女の危機を愛でる趣味、といったほうが適切かな? 藍子ちゃんも、そういう展開を望んでいるんだろ?」
「あぁッ、そ、そうよッ」
“ちゃんづけ”で呼び返されたうえ、自分の趣向をピン・ポイントで指摘された瞬間、藍子は終生のパートナーを見つけたかのように、歓喜に喘ぎ悶える。
「キリシタン弾圧では、官憲は女性の方を厳しく責めたらしいからねえ、アレを使うこともあったらしいよ、究極の折檻っていうアレを」
智博が視線で指し示す先に鎮座増すのは、三角形の尖った稜線が妖しい木馬だ。
「さんかく…きんまね」
「おお、藍子さん、さっすが、よくわかっているねえ。大抵の女の子は“さんかくもくば”って呼んじゃうんだけども、そこは美人司書さん。研究に余念がないねえ」
「いやだわ!」
藍子は愛らしく頬を赤らめ、頭を振って愛おし気に智博を見返し、そして俯いて恥じらいを見せる。
「アレに跨ってみたいとか?」
藍子は頷く。
言葉を発する代わりに、赤裸々な告白を始める。
「ど、どう言う事かしら…」
藍子は、興奮で唇を震わせつつ、問う。
「藍子さん、クリスチャンでしょ? 貴女の事なら、大半知ってるんだ」
藍子の小さな胸の谷間で揺れ動くロザリオを目にした彼は、そう嘯く。
小癪な、と思いつつも、悪い気はしない藍子だ。
「一昔前のこの国で、キリスト教は禁教だった。貴女もそんな時代にクリスチャンだったらば、間違いなく捕縛されて、しょっ引かれていただろうねえ」
「しょっ引かれるだなんて、なんだか惨めね…」
「哀れだろうねえ、藍子さんが十文字に亀甲罪人縛りにされて、近所の人々にじろじろと好奇の目で見られながら、捕縛される姿は…」
「ああぁぁん…よして頂戴…」
智博の言葉は、逐一藍子の鼓膜を打ち、その性癖をいかんなく刺激する。
「妹さんもクリスチャンなの?」
「ええ…」
「それじゃあ、念願かなって邑山姉妹揃って、囚われの身、っていうことになるわけだ。恥ずかしいよねぇ、姉妹仲良く官憲に捕まるだなんて…」
「あぁ…権力の魔の手に捕まるだなんて…」
藍子は、智博の言葉責めに、あらぬ妄想が次から次へと沸いてき、恍惚の表情のまま、空想の中で調教される自分に酔いしれる。
「藍子さんは捕縛されても棄教しない、そうだろ?」
「ええ…たぶん…」
「多分だなんて、そんな弱っちい気持ちじゃあ、すぐに音を上げちまうぜ。官憲っていうのは意地が悪いからねえ、清楚な美女を二人も捕らえ、しかも合法的に責め苛むことが出来たら、徹底的に虐めるだろうねえ」
「責め苛むだなんて…あぁッ…智博クンも、相当なサドね…」
年下の愛おしい男を、“クン付け”で呼んでみる藍子。
「サドというより、囚われた淑女の危機を愛でる趣味、といったほうが適切かな? 藍子ちゃんも、そういう展開を望んでいるんだろ?」
「あぁッ、そ、そうよッ」
“ちゃんづけ”で呼び返されたうえ、自分の趣向をピン・ポイントで指摘された瞬間、藍子は終生のパートナーを見つけたかのように、歓喜に喘ぎ悶える。
「キリシタン弾圧では、官憲は女性の方を厳しく責めたらしいからねえ、アレを使うこともあったらしいよ、究極の折檻っていうアレを」
智博が視線で指し示す先に鎮座増すのは、三角形の尖った稜線が妖しい木馬だ。
「さんかく…きんまね」
「おお、藍子さん、さっすが、よくわかっているねえ。大抵の女の子は“さんかくもくば”って呼んじゃうんだけども、そこは美人司書さん。研究に余念がないねえ」
「いやだわ!」
藍子は愛らしく頬を赤らめ、頭を振って愛おし気に智博を見返し、そして俯いて恥じらいを見せる。
「アレに跨ってみたいとか?」
藍子は頷く。
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