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マオにとっての勇者とは?.6
しおりを挟むそして…予想はしていたけどありました。
魔法です!そして、魔物に魔王!その他ファンタジーな生き物多数!
ファンタジーって結構好きなんだよね。ハリー○ッターとかよく見てたし。それに親友がよくそういうものを読んでいた。もう1人いる親友には、
「お前はこれを読め。過激なやつは読むな。俺が選んだやつだけ読め。お前は…お前はそのままでいてくれ!純粋でいてくれ!バカは1人でいいんだ!1人で手一杯なんだ!もうこれ以上俺を苦しめないでくれ!もう便秘5日目なんだ…!」
「俺、絶対異世界に行く。そして美女に囲まれてくる。資料(ラノベ チート系小説)を読むに、とりあえずトラックに轢かれれば異世界へ行けるらしい。行ってくる」
「やめろぉぉぉぉ!おまっ、まじで逝くことになるぞ!おい!マオも呑気に小説なんか読んでないで止めろ!」
「じゃあマンションから…」
「飛び降りるな!てかどうやって侵入するんだ!」
「む?それなら強盗に…」
「刺されに行くな!そんな強盗なんか都合よくいるわけないだろ!」
「あ、見てテレビ。ここの近所の銀行で銀行強盗だって。怖いねぇ。生中継だって」
「神は俺に味方したらしい!美女が俺を呼んでいるっ!!」
「マオォォォォォ裏切り者ォォォォォ!!!!」
懐かしい。あの日々は本当に楽しかった。
だから魔法って聞くと少しテンションが上がるのはしょうがないと思う。それに地球には無かったからね。
侍女さんの話を聞くに、僕含む学生たち四人…勇者を召喚した理由は…。
魔王は何名かいて、人間族と魔族どちらも不干渉として今まで過ごしていた。
だが最近、知性や理性のほとんど無い、強大な力を持った魔王が現れてしまった。
その魔王が今、この国の近くの森に潜伏しているかもしれないと情報を得た。
いつ襲われてもおかしくはない距離。
他の魔王は当たり前だが、助けてはくれない。
近くの国に助けを求めたが、確かな情報でないと動くことは出来ないと言われた。
そこで、この危機を打破するべく大昔にいたという異世界の勇者を召喚するという賭けに出た。
召喚の魔法陣は王様が発見し、それを元に行った。
しかしどれも穴だらけ。仕方なくその穴を魔力で補うという力技で押し切るという思い切った作戦に出た。
成功は一か八かの賭け。
何名かの犠牲者を出しはしたが、召喚は見事に成功。
しかし、伝えられていた話では勇者は一人。今回召喚された人数は五人。予想外の結果。
そのため、二時間後にステータスを見て勇者を探すらしい。
ここで説明は終わった。
そこまで説明を聞いた僕はあれ?もしかしてあのローブを着て倒れてた人たちって……死んでたの?
と思ったが僕は考えるのをやめた。
勇者か…。僕ではないな。
僕の中で勇者って、勇敢で優しいとっても強い人ってイメージだから。それに若くてハンサムに限る。
あの学生達の中にいるのだろう。
勇者以外の人はどうなるんだろう。元の世界に帰れるのだろうか。異世界だ!とテンションは上がるものの、帰れないとなると話は変わる。
いきなり連れてこられたんだから、向こうが返すことやら色々やってくれるとは思うけど。
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