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第3部 序章・玲奈
第9回
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土曜日の学校は、思っていた以上の活気にあふれていた。広いグラウンドで部活動に励む野球部やサッカー部、小さい第二グラウンドの方ではテニス部の練習風景が遠くに見え、体育館や武道場からも大きな声が外へ響いていた。校舎の方から聞こえてくるのは、自分たちの演奏するパートを何度も何度も繰り返し練習する吹奏楽部の楽器の音だった。他にも何部だか判らない生徒たちの姿があちらこちらに見えて、まだどの部活に入るか決めかねていた玲奈には、ここでもどこか取り残された感を味わわされた。
そんな中、玲奈は私服のまま恐る恐る学校の敷地に足を踏み入れた。そういえば校内に入る時は制服着用が絶対だったような気がする。先生に怒られたりはしないだろうか、とびくびくしながら第二校舎の裏へ向かう途中、ひとりの教師と思しきスーツ姿の男とすれ違ったが、特に何も言われなかった。或いは生者ではなく死者であった可能性もあるのだが、もちろん玲奈にそれを確かめる気など毛頭なかった。見えていても、見なかったことにすれば見ていないのと同じこと。それはあちらからしても同様で、死者も見られていると気づかない限りは何かしてくるということは滅多にないらしいことを、玲奈は結奈から聞いていた。
第二校舎を前にして、玲奈はその角に同じく私服を身にまとった男子の姿を見つけた。その後ろ姿から、恐らく村田であろうことは明白だった。彼は白いオーバーサイズのシャツに黒いズボンといった出で立ちで、昨日であったとき同様に、そこから例のお化け桜の方をこっそりと窺っているようだった。
「――村田くん?」
声を掛けると、村田は驚いたように体をびくりと震わせてから、
「――なんだ、宮野首か。先生かと思ったじゃないか」
「あ、ごめんね」
「いや、いいんだ」
それから再びお化け桜の方を覗き見ながら、
「あの女の人、宮野首の姉ちゃんか?」
「……えっ?」
玲奈も同じように第二校舎の影からお化け桜の方に視線を向けると、そこには見覚えのあるタマモの姿があって、茫然としている矢野桜の傍らに立ち、学ランの男子を前にして、何かを話している様子だった。
「お姉ちゃん、ではないけど、昔から一緒に遊んでくれてる――親戚の人」
玲奈はタマモをどう説明したらいいのか悩み、とりあえずそう説明しておくことにした。そのタマモの正体まで教える必要は、今のところはないだろう。
「あの人、いったい何と話をしてるんだ? さっき突然やってきてから、ずっとああやってお化け桜と話し続けてるんだ。それっきり桜はぼうっとして何も喋らなくなるし、いったい何が起こってるわけ? 桜は大丈夫なのか? あの人が助けてくれるってことでいいんだよな?」
「う、うん」と玲奈は頷いて、「たぶん、大丈夫だと思うんだけど……」
ここからでは学ランの男子とタマモがいったいどんな話をしているのか、まったく聞き取ることが出来なかった。グラウンドや校舎から聞こえてくる叫び声や楽器の音にかき消されて、平日以上に音や声を聴きとれそうになかった。
それでもタマモの身振り手振りで凡その想像はできそうだった。あの様子だと、タマモは必死に学ランの男子を説得しているようだった。今すぐに襲い掛かって何かをしてやろうといった攻撃性は感じられない。けれど説得が叶わなかったとき、果たしてタマモはどうするつもりなのだろうか。
「あの人、さっき俺の横を通り過ぎていくときに言ってたんだ。私が何とかしてやるから、お前は絶対に出てくるなって。宮野首、お前もあっちに加勢するのか?」
その問いかけに、玲奈は首を横に振って、
「ううん、私も、お前は関わるな、放っておけ、私に任せろって言われちゃって」
「それなのに、来てくれたのか?」
「だって、気になるから…… 村田くんに頼まれたのは私だし…… 最後まで見届けたいって思ったっていうか、なんていうか……」
「責任感ってやつ? いいやつだな、お前」
「そ、そういうわけじゃないけど……」
何となく恥ずかしくて、玲奈ははぐらかすように話題を変える。
「……矢野さん、大丈夫かな」
「わからない」と村田は眉間にしわを寄せて、「あの人には、お前は絶対に出てくるなって言われたけど、隙を見て桜を連れ出そうかなって思ってる」
「なんで?」
わざわざ注意されたのに、なんでそんな余計なことをしようと考えているんだろう。けれど、そう言ってしまうと今の自分だって『関わるな』『放っておけ』と言われたにもかかわらずここにいる。結局は村田と同じだ。関わるなと言われたって、放っておけと言われたって、ここまで知っておきながら何もしないなんてこと、できるはずもない。それが責任感からくるものなのか、興味本位からくるものなのか、玲奈自身にも判らなかったけれども。
「宮野首、今どうなってる?」
問われて、玲奈はタマモと学ランの男子を見つめながら、
「ずっと何かを話してる。でも、うまくいってないみたい」
学ランの男子は不敵な笑みを浮かべたまま、しゃべり続けているタマモに対して、二言三言程度の短い言葉しか返していなかった。時には首を横に振り、拒絶する意思を示していた。
やがてタマモも痺れを切らしたのだろうか。突如その姿を輝かせて、トラ――白い大きな狐に変化し、学ランの男子に飛びかかった。
「――あっ、タマちゃん!」
「タマちゃん? おい、なんだよ、何が起きてるんだよ。なんか、あの人、犬にならなかったか? 何がどうなってんだよ、意味が分かんねぇよ! いったい何と戦ってるんだ? 例の学ランを着た男か?」
袖を引っ張られて説明を求められたって、玲奈にも何が何だか解るはずもない。ただ判るのは、タマモの説得がまったくきかなかったのだろうということだけだった。
タマモは爪や牙で学ランの男子に襲い掛かるも、しかし彼は起用に枝から枝へ飛び、跳ね、その攻撃を全て躱していく。嘲笑するような笑みを浮かべながら、彼は激しく散りゆく桜の花びらの中で、自由自在に動き回る。それは何だか幻想的で、非現実的で、タマモと学ランの男子が争っているというのに、まるで絵の中の世界のように玲奈には見えた。
「――くそっ!」
突然、村田はそう口にして駆け出した。
「あ、村田くん!」
玲奈も慌てて村田のあとを追う。
村田はいまだ茫然と佇むだけの桜のところまで全速力で走り続けると、その肩をぎゅっとつかみながら、
「おい、桜! 大丈夫か?」
「……はじ、め?」
光を宿さない瞳で、表情のない口元がそう声を発した。明らかに何かがおかしい。違和感がある。心ここにあらずで、ただ知っているものの姿に反応しただけという感じだった。何かをどこかに置いてきた、玲奈の受けた印象はそれだった。
「おい、どうしたんだよ、しっかりしろよ! 何があったんだ? おい、桜!」
村田は桜に詰め寄るように問いかけるも、けれどそれ以上の反応がまるでない。
いったい何が、矢野さんの身に起こっているの?
眉間にしわを寄せる玲奈に、
「馬鹿! 関わるなと言っただろうが!」
タマモの声が背後から聞こえてきて、振り返ったその瞬間。
「――ここに、ちょうど良い奴がいるじゃないか」
すぐ目の前に、不敵な笑みを浮かべる、学ランの男子の顔があった。
土曜日の学校は、思っていた以上の活気にあふれていた。広いグラウンドで部活動に励む野球部やサッカー部、小さい第二グラウンドの方ではテニス部の練習風景が遠くに見え、体育館や武道場からも大きな声が外へ響いていた。校舎の方から聞こえてくるのは、自分たちの演奏するパートを何度も何度も繰り返し練習する吹奏楽部の楽器の音だった。他にも何部だか判らない生徒たちの姿があちらこちらに見えて、まだどの部活に入るか決めかねていた玲奈には、ここでもどこか取り残された感を味わわされた。
そんな中、玲奈は私服のまま恐る恐る学校の敷地に足を踏み入れた。そういえば校内に入る時は制服着用が絶対だったような気がする。先生に怒られたりはしないだろうか、とびくびくしながら第二校舎の裏へ向かう途中、ひとりの教師と思しきスーツ姿の男とすれ違ったが、特に何も言われなかった。或いは生者ではなく死者であった可能性もあるのだが、もちろん玲奈にそれを確かめる気など毛頭なかった。見えていても、見なかったことにすれば見ていないのと同じこと。それはあちらからしても同様で、死者も見られていると気づかない限りは何かしてくるということは滅多にないらしいことを、玲奈は結奈から聞いていた。
第二校舎を前にして、玲奈はその角に同じく私服を身にまとった男子の姿を見つけた。その後ろ姿から、恐らく村田であろうことは明白だった。彼は白いオーバーサイズのシャツに黒いズボンといった出で立ちで、昨日であったとき同様に、そこから例のお化け桜の方をこっそりと窺っているようだった。
「――村田くん?」
声を掛けると、村田は驚いたように体をびくりと震わせてから、
「――なんだ、宮野首か。先生かと思ったじゃないか」
「あ、ごめんね」
「いや、いいんだ」
それから再びお化け桜の方を覗き見ながら、
「あの女の人、宮野首の姉ちゃんか?」
「……えっ?」
玲奈も同じように第二校舎の影からお化け桜の方に視線を向けると、そこには見覚えのあるタマモの姿があって、茫然としている矢野桜の傍らに立ち、学ランの男子を前にして、何かを話している様子だった。
「お姉ちゃん、ではないけど、昔から一緒に遊んでくれてる――親戚の人」
玲奈はタマモをどう説明したらいいのか悩み、とりあえずそう説明しておくことにした。そのタマモの正体まで教える必要は、今のところはないだろう。
「あの人、いったい何と話をしてるんだ? さっき突然やってきてから、ずっとああやってお化け桜と話し続けてるんだ。それっきり桜はぼうっとして何も喋らなくなるし、いったい何が起こってるわけ? 桜は大丈夫なのか? あの人が助けてくれるってことでいいんだよな?」
「う、うん」と玲奈は頷いて、「たぶん、大丈夫だと思うんだけど……」
ここからでは学ランの男子とタマモがいったいどんな話をしているのか、まったく聞き取ることが出来なかった。グラウンドや校舎から聞こえてくる叫び声や楽器の音にかき消されて、平日以上に音や声を聴きとれそうになかった。
それでもタマモの身振り手振りで凡その想像はできそうだった。あの様子だと、タマモは必死に学ランの男子を説得しているようだった。今すぐに襲い掛かって何かをしてやろうといった攻撃性は感じられない。けれど説得が叶わなかったとき、果たしてタマモはどうするつもりなのだろうか。
「あの人、さっき俺の横を通り過ぎていくときに言ってたんだ。私が何とかしてやるから、お前は絶対に出てくるなって。宮野首、お前もあっちに加勢するのか?」
その問いかけに、玲奈は首を横に振って、
「ううん、私も、お前は関わるな、放っておけ、私に任せろって言われちゃって」
「それなのに、来てくれたのか?」
「だって、気になるから…… 村田くんに頼まれたのは私だし…… 最後まで見届けたいって思ったっていうか、なんていうか……」
「責任感ってやつ? いいやつだな、お前」
「そ、そういうわけじゃないけど……」
何となく恥ずかしくて、玲奈ははぐらかすように話題を変える。
「……矢野さん、大丈夫かな」
「わからない」と村田は眉間にしわを寄せて、「あの人には、お前は絶対に出てくるなって言われたけど、隙を見て桜を連れ出そうかなって思ってる」
「なんで?」
わざわざ注意されたのに、なんでそんな余計なことをしようと考えているんだろう。けれど、そう言ってしまうと今の自分だって『関わるな』『放っておけ』と言われたにもかかわらずここにいる。結局は村田と同じだ。関わるなと言われたって、放っておけと言われたって、ここまで知っておきながら何もしないなんてこと、できるはずもない。それが責任感からくるものなのか、興味本位からくるものなのか、玲奈自身にも判らなかったけれども。
「宮野首、今どうなってる?」
問われて、玲奈はタマモと学ランの男子を見つめながら、
「ずっと何かを話してる。でも、うまくいってないみたい」
学ランの男子は不敵な笑みを浮かべたまま、しゃべり続けているタマモに対して、二言三言程度の短い言葉しか返していなかった。時には首を横に振り、拒絶する意思を示していた。
やがてタマモも痺れを切らしたのだろうか。突如その姿を輝かせて、トラ――白い大きな狐に変化し、学ランの男子に飛びかかった。
「――あっ、タマちゃん!」
「タマちゃん? おい、なんだよ、何が起きてるんだよ。なんか、あの人、犬にならなかったか? 何がどうなってんだよ、意味が分かんねぇよ! いったい何と戦ってるんだ? 例の学ランを着た男か?」
袖を引っ張られて説明を求められたって、玲奈にも何が何だか解るはずもない。ただ判るのは、タマモの説得がまったくきかなかったのだろうということだけだった。
タマモは爪や牙で学ランの男子に襲い掛かるも、しかし彼は起用に枝から枝へ飛び、跳ね、その攻撃を全て躱していく。嘲笑するような笑みを浮かべながら、彼は激しく散りゆく桜の花びらの中で、自由自在に動き回る。それは何だか幻想的で、非現実的で、タマモと学ランの男子が争っているというのに、まるで絵の中の世界のように玲奈には見えた。
「――くそっ!」
突然、村田はそう口にして駆け出した。
「あ、村田くん!」
玲奈も慌てて村田のあとを追う。
村田はいまだ茫然と佇むだけの桜のところまで全速力で走り続けると、その肩をぎゅっとつかみながら、
「おい、桜! 大丈夫か?」
「……はじ、め?」
光を宿さない瞳で、表情のない口元がそう声を発した。明らかに何かがおかしい。違和感がある。心ここにあらずで、ただ知っているものの姿に反応しただけという感じだった。何かをどこかに置いてきた、玲奈の受けた印象はそれだった。
「おい、どうしたんだよ、しっかりしろよ! 何があったんだ? おい、桜!」
村田は桜に詰め寄るように問いかけるも、けれどそれ以上の反応がまるでない。
いったい何が、矢野さんの身に起こっているの?
眉間にしわを寄せる玲奈に、
「馬鹿! 関わるなと言っただろうが!」
タマモの声が背後から聞こえてきて、振り返ったその瞬間。
「――ここに、ちょうど良い奴がいるじゃないか」
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