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【番外編】5(犬山side)
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しかし、猫宮と俺はクラスだけではなく、寝る場所も同じだ。逃げようとしても顔を合わせるのは必然である。
重い足で部屋まで来て、扉を開けるとベッドで寝そべり漫画を読んでいた犬山が俺を捉えた瞬間、話しかけてきた。
「あ、犬山。実家の犬、大丈夫だった?餅詰まらせたとか言ってたけど」
「あ、あぁあああ!犬な!ワンって吠えた瞬間に餅出てきたんだよ!」
「そっか。良かったな、無事で」
猫宮を前にすると声が裏返ってしまう。
こ、コレは猫宮が不意打ちに話しかけてきたからだ!決して好きとかそういう感情では無い!
また自分に言い聞かせ、平常心を取り戻す為に棚を整頓する。マジで俺ヤバすぎだろ。野郎に好きとか。しかも女顔の後輩とかじゃなくて猫宮だし。でもよく見たら背も小さくて細いし後ろ姿だけだったらあながち女と思っても……いやいやそれは無い。柔らかくねえし。
でもさっき抱き締めた時、石鹸の良い匂いがしたなぁ。無防備に横になりながら漫画読んでるけど、今俺が上に乗ったら抵抗も出来ずにーー
妄想した猫宮の姿に思わず発狂した。
「グァアアアアア!!!」
「うるせっ」
「悪い!」
「おい、犬は大丈夫だったんだろ?てか熱でもあるんじゃない?」
ベッドから降りて、俺に寄ってくる。そして顔を近付けて額にひんやりとした小さな手をくっ付けた。それを瞬時に払い声を放つ。
「ちょ、そう簡単に触んな!危ないだろ!」
「はぁ?」
そんな無防備に男に触っていたら、直ぐに押し倒されて危険な目に遭う。って猫宮を襲う奴とか誰だよ!
猫宮は当然の如く何の事か分からず首を傾げ呆然としている。
落ち着け。第一俺と猫宮は親友だ。俺に襲われるなんて猫宮が思うはずが無い。俺だって猫宮を襲うはずがーーー
しかし、自分がそんな事をする姿を頭に浮かべた刹那、プシュッと沸騰したように顔が熱くなる。また再び胸を早鐘が打つ。俺、ほんっとに変!やべえよ!!
猫宮にどうにか弁解しようと、俺は彼の両肩を掴む。
「ね、猫宮。俺、さっきからお前の事が」
理由を正直に告げようとしたが、突如俺と猫宮の間に誰かが割って入った。
「犬山くん、大丈夫?体調が悪いのかな?さっきまでずっと外にいたみたいだし風に当たりすぎて熱にでもなったのかな?調子悪いなら早く寝た方が良いよ。猫宮くんも移ると危ないし離れた方が良いよ」
平然と笑みを浮かべる眼鏡の男。そういえば猫宮以外も人が居るしワーワー騒いだら悪いな。てかこんな変なことばっか考えるなんておかしいし、やっぱりマジで熱あるかも。
そいつのお陰で冷静になれた俺は、自分の布団に戻り目を瞑った。
しかし、頭から猫宮が離れない。その次の日もずっと猫宮に動揺しまくりだし猫宮を前にすると頭が真っ白になる。ここまで来ると認めざるを得ない。
俺は猫宮が好きなのだ。
男を好きになったなんて初めてだし、今まで女子と付き合ってたのも全部相手に告白されてからだ。自分からどうアプローチすればいいか分からない。
それに、こんなに好きになったのは多分猫宮が初めてだ。隣に居るだけで幸せでドキドキする。だから、まあまだ付き合わなくてもいいか。どうせ男子校だし猫宮は彼女も作れないだろうし興味も無さそうだ。つまり猫宮を狙うのは俺一人!クラスの奴らも何故か俺の気持ちに気づいていて協力してくれると言った。持つべきものは友だ。
しかし、事件は起きた。
「合コン」
そう、突然猫宮が口に出したそのワード。これには俺だけでなく、クラス全体が凍りついた。
「ん?え?ね、猫宮、合コン行きたいってこと?」
半信半疑にそう聞くと、こくりと頷いた。
終わった。ぼとり、と焼きそばパンが地に落ちる。それと同じように俺の気持ちもどん底に落ちた。
猫宮が何故か走り出して俺の前から消える。え、俺何かした?俺が嫌いになったから消えたのか?
「犬山!大丈夫か!」
「ネコミヤガ、オレヲキライに……」
「違ぇよ!お前の焼きそばパン買いに行ったんだよ!」
「ゴ、ゴウコンッテ……」
「お前がぜんっぜん告白しないからこんな事になんだよ!アイツかなりの鈍感だからさっさと告らないと取られるぞ!」
まさか猫宮が彼女をそこまでして作りたいと思っていたなんて全く気付かなかった。ずっと隣に居たのに。何でも俺が一番知っているし、猫宮も俺が一番好きだと思っていたのに。
自分が現状に甘えていた事にやっと気付いた。親友で満足したら猫宮とデートも行けない。勇気を出して早く行動に移さないと。
ずっと持っていたが渡せなかった遊園地のチケットを鞄から取り出す。この遊園地にはジンクスがある。観覧車の一番上で告白したら絶対に成功するってジンクス。もし告白するなら絶対ここだと決めていた。猫宮絶叫系も好きだし。
そして、勇気を出して猫宮に差し出したが予定外のことを言われた。
「よし、行こう!みんなで!」
猫宮は目を輝かせて力強く言うが、みんなって誰だ?おいおい、それじゃ俺の作戦台無しじゃねーか!誰?火虎?鹿島?
しかし、本当に全く予想外の名前が出てきた。
「みんな……?」
「寮のみんなでだよ!偶には外で遊ぼうよ」
「寮って、誰いたっけ」
「熊野と夜鳥しかいないだろ」
誰?
そういえば眼鏡の男いたな。多分どっちかがそいつだろうけど、もう一人いたっけ?部活が忙しくて帰りも遅いし余り寮でいる時間が短いから猫宮以外の相手を気にしたことが無かった。
「熊野、だめ?」
猫宮が視線を横に移す。俺も目を追うと、そこには驚く程のイケメンがいた。え、あんなの一緒に居た?全然気付かなかった。話した記憶が全く無い。
熊野と呼ばれた男は静かに頷く。すると、猫宮は嬉しそうに微笑んだ。可愛すぎる。そんな顔俺もあんまり見せられないのに!
「良かった。多人数で行った方が楽しいよな」
二人で行った方が俺は楽しいけど!?そんな気持ちを必死に抑え、俺は頷いた。想定外だが、その二人は二人で仲良くさせておいて、俺が猫宮と観覧車に乗ればもう実質デートだ。ダブルデートと思えば良い。
絶対に猫宮に告白してみせる!
重い足で部屋まで来て、扉を開けるとベッドで寝そべり漫画を読んでいた犬山が俺を捉えた瞬間、話しかけてきた。
「あ、犬山。実家の犬、大丈夫だった?餅詰まらせたとか言ってたけど」
「あ、あぁあああ!犬な!ワンって吠えた瞬間に餅出てきたんだよ!」
「そっか。良かったな、無事で」
猫宮を前にすると声が裏返ってしまう。
こ、コレは猫宮が不意打ちに話しかけてきたからだ!決して好きとかそういう感情では無い!
また自分に言い聞かせ、平常心を取り戻す為に棚を整頓する。マジで俺ヤバすぎだろ。野郎に好きとか。しかも女顔の後輩とかじゃなくて猫宮だし。でもよく見たら背も小さくて細いし後ろ姿だけだったらあながち女と思っても……いやいやそれは無い。柔らかくねえし。
でもさっき抱き締めた時、石鹸の良い匂いがしたなぁ。無防備に横になりながら漫画読んでるけど、今俺が上に乗ったら抵抗も出来ずにーー
妄想した猫宮の姿に思わず発狂した。
「グァアアアアア!!!」
「うるせっ」
「悪い!」
「おい、犬は大丈夫だったんだろ?てか熱でもあるんじゃない?」
ベッドから降りて、俺に寄ってくる。そして顔を近付けて額にひんやりとした小さな手をくっ付けた。それを瞬時に払い声を放つ。
「ちょ、そう簡単に触んな!危ないだろ!」
「はぁ?」
そんな無防備に男に触っていたら、直ぐに押し倒されて危険な目に遭う。って猫宮を襲う奴とか誰だよ!
猫宮は当然の如く何の事か分からず首を傾げ呆然としている。
落ち着け。第一俺と猫宮は親友だ。俺に襲われるなんて猫宮が思うはずが無い。俺だって猫宮を襲うはずがーーー
しかし、自分がそんな事をする姿を頭に浮かべた刹那、プシュッと沸騰したように顔が熱くなる。また再び胸を早鐘が打つ。俺、ほんっとに変!やべえよ!!
猫宮にどうにか弁解しようと、俺は彼の両肩を掴む。
「ね、猫宮。俺、さっきからお前の事が」
理由を正直に告げようとしたが、突如俺と猫宮の間に誰かが割って入った。
「犬山くん、大丈夫?体調が悪いのかな?さっきまでずっと外にいたみたいだし風に当たりすぎて熱にでもなったのかな?調子悪いなら早く寝た方が良いよ。猫宮くんも移ると危ないし離れた方が良いよ」
平然と笑みを浮かべる眼鏡の男。そういえば猫宮以外も人が居るしワーワー騒いだら悪いな。てかこんな変なことばっか考えるなんておかしいし、やっぱりマジで熱あるかも。
そいつのお陰で冷静になれた俺は、自分の布団に戻り目を瞑った。
しかし、頭から猫宮が離れない。その次の日もずっと猫宮に動揺しまくりだし猫宮を前にすると頭が真っ白になる。ここまで来ると認めざるを得ない。
俺は猫宮が好きなのだ。
男を好きになったなんて初めてだし、今まで女子と付き合ってたのも全部相手に告白されてからだ。自分からどうアプローチすればいいか分からない。
それに、こんなに好きになったのは多分猫宮が初めてだ。隣に居るだけで幸せでドキドキする。だから、まあまだ付き合わなくてもいいか。どうせ男子校だし猫宮は彼女も作れないだろうし興味も無さそうだ。つまり猫宮を狙うのは俺一人!クラスの奴らも何故か俺の気持ちに気づいていて協力してくれると言った。持つべきものは友だ。
しかし、事件は起きた。
「合コン」
そう、突然猫宮が口に出したそのワード。これには俺だけでなく、クラス全体が凍りついた。
「ん?え?ね、猫宮、合コン行きたいってこと?」
半信半疑にそう聞くと、こくりと頷いた。
終わった。ぼとり、と焼きそばパンが地に落ちる。それと同じように俺の気持ちもどん底に落ちた。
猫宮が何故か走り出して俺の前から消える。え、俺何かした?俺が嫌いになったから消えたのか?
「犬山!大丈夫か!」
「ネコミヤガ、オレヲキライに……」
「違ぇよ!お前の焼きそばパン買いに行ったんだよ!」
「ゴ、ゴウコンッテ……」
「お前がぜんっぜん告白しないからこんな事になんだよ!アイツかなりの鈍感だからさっさと告らないと取られるぞ!」
まさか猫宮が彼女をそこまでして作りたいと思っていたなんて全く気付かなかった。ずっと隣に居たのに。何でも俺が一番知っているし、猫宮も俺が一番好きだと思っていたのに。
自分が現状に甘えていた事にやっと気付いた。親友で満足したら猫宮とデートも行けない。勇気を出して早く行動に移さないと。
ずっと持っていたが渡せなかった遊園地のチケットを鞄から取り出す。この遊園地にはジンクスがある。観覧車の一番上で告白したら絶対に成功するってジンクス。もし告白するなら絶対ここだと決めていた。猫宮絶叫系も好きだし。
そして、勇気を出して猫宮に差し出したが予定外のことを言われた。
「よし、行こう!みんなで!」
猫宮は目を輝かせて力強く言うが、みんなって誰だ?おいおい、それじゃ俺の作戦台無しじゃねーか!誰?火虎?鹿島?
しかし、本当に全く予想外の名前が出てきた。
「みんな……?」
「寮のみんなでだよ!偶には外で遊ぼうよ」
「寮って、誰いたっけ」
「熊野と夜鳥しかいないだろ」
誰?
そういえば眼鏡の男いたな。多分どっちかがそいつだろうけど、もう一人いたっけ?部活が忙しくて帰りも遅いし余り寮でいる時間が短いから猫宮以外の相手を気にしたことが無かった。
「熊野、だめ?」
猫宮が視線を横に移す。俺も目を追うと、そこには驚く程のイケメンがいた。え、あんなの一緒に居た?全然気付かなかった。話した記憶が全く無い。
熊野と呼ばれた男は静かに頷く。すると、猫宮は嬉しそうに微笑んだ。可愛すぎる。そんな顔俺もあんまり見せられないのに!
「良かった。多人数で行った方が楽しいよな」
二人で行った方が俺は楽しいけど!?そんな気持ちを必死に抑え、俺は頷いた。想定外だが、その二人は二人で仲良くさせておいて、俺が猫宮と観覧車に乗ればもう実質デートだ。ダブルデートと思えば良い。
絶対に猫宮に告白してみせる!
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