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第二章
広大の就職
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子供が生まれて3ヶ月後、広大の就職が決まった。
嬉しかった…
私たちの為に一生懸命頑張ったんだろう。。
ついに3人での生活が始まった。
お金はなかったが…
節約して栄養バランスが良いものを作った。
朝起きたら子供にご飯を食べさせて、午前中に公園に行った。
ママ友も出来た。
楽しかったし、私は幸せだった。
私にこんな日が来るなんて…
あの地獄は終わったのだ。
この時の私は本当にそう思っていたのだ。
数ヶ月後、身体の異変を感じた。
これは妊娠だろうとすぐに分かった。
夫は喜び、私も嬉しかった。
しかし、妊娠3ヶ月で切迫早産。
安静にしつつも…
だめだった。。。
申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
この子を一人ぼっちであっちに行かせるわけにはいかない…
と、馬鹿な考えもした。
夫は一緒に泣いてくれた。
泣いて泣いて…
供養をした。
私はすぐにでも子供が欲しかった。
だが夫はそれは反対した。
「何で!?」
「今は冷静じゃない。もう少し落ち着いてからにしよう。伊織の身体のこともあるし…」
「何で分かってくれないの!?」
私は発狂した。
それでも夫は私の思いを否定した。
この時、何故夫が反対したのか…
この時の私には全く分からなかった。
お腹にいた赤ちゃんが私のお腹で死んでしまう。
こんなに苦しいことはない。
男だから私の気持ちなんて絶対に理解してもらえない。
そう思っていたのだ。
嬉しかった…
私たちの為に一生懸命頑張ったんだろう。。
ついに3人での生活が始まった。
お金はなかったが…
節約して栄養バランスが良いものを作った。
朝起きたら子供にご飯を食べさせて、午前中に公園に行った。
ママ友も出来た。
楽しかったし、私は幸せだった。
私にこんな日が来るなんて…
あの地獄は終わったのだ。
この時の私は本当にそう思っていたのだ。
数ヶ月後、身体の異変を感じた。
これは妊娠だろうとすぐに分かった。
夫は喜び、私も嬉しかった。
しかし、妊娠3ヶ月で切迫早産。
安静にしつつも…
だめだった。。。
申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
この子を一人ぼっちであっちに行かせるわけにはいかない…
と、馬鹿な考えもした。
夫は一緒に泣いてくれた。
泣いて泣いて…
供養をした。
私はすぐにでも子供が欲しかった。
だが夫はそれは反対した。
「何で!?」
「今は冷静じゃない。もう少し落ち着いてからにしよう。伊織の身体のこともあるし…」
「何で分かってくれないの!?」
私は発狂した。
それでも夫は私の思いを否定した。
この時、何故夫が反対したのか…
この時の私には全く分からなかった。
お腹にいた赤ちゃんが私のお腹で死んでしまう。
こんなに苦しいことはない。
男だから私の気持ちなんて絶対に理解してもらえない。
そう思っていたのだ。
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