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そういう日②
しおりを挟む抑え切れない欲求が沸き起こる!!
そういう日に限って、だいちゃんが先に寝ちゃうなんて!そんな事ある?
だいちゃんのせいだ!!
だいちゃんの事を好きになり過ぎたせいだ!!
だいちゃんが悪いっ!!
一体この熱どうすればいいのさっ!!
寝ている所…申し訳ないのですが…
こうなったらどうしようもない!!
そういう日なんだから!!
きっと、ヤるまで寝られない!!
治まらない!!
どうしよう…
…ソロプレイ…
なんでだいちゃんが隣にいるのに、ひとりでシなくちゃいけないの!!
頭に浮かんだけど、すぐに却下した。
やっぱり、だいちゃんに抱かれたいから…
だいちゃんがヤる気がないなら…
ヤる気にさせればいいんでしょっ!!
絶対やる気にさせてやるっ!!
くるっと寝返りを打って
『だいちゃん♡』
とびっきりの甘い声で誘う
『ん…んんっ?…どうした?』
返事はしてくれるのに、目を開けてくれない…
『眠れない♡』
だいちゃんの胸の中に潜り込んんだ。
しかも、最高に可愛く!子猫の様に。
『…ん…う~ん…目瞑ってれば…そのうち寝られるから…』
そう言って、あっという間に寝息を立てるだいちゃん。
それでも、諦めない僕!!
『なぁ~だいちゃん♡』
それはそれはチョコレートよりも甘く、はちみつよりも蕩けそうな声で言った。
なのに…
『…ん…?…羊でも…数えて…』
なんだそれっ!!
今時こどもだって眠れないからって羊数えないわっ!!
僕への扱いが雑過ぎだろっ!!
そんな言い方ある?
羊飼いじゃあるまいし!!誰が羊の数なんて数えるかっ!!
そもそも羊数えたからって眠れる?
そして、すべての根源はこのもやもやの性欲のせいなんだよ!!
……付き合いたての頃は、優しく寝かしつけてくれたじゃん!!
僕のことめちゃくちゃこども扱いして、可愛がって…
甘々なえっちして、いつの間にか気を失うくらいに激しくて…
気が付いたら、寝てたみたいな…
そんな激しいヤツが欲しいの!!
あの頃みたいにしてっ!!
自分が眠れない時は、僕の事襲って来てさ!
寝ている僕に甘い言葉を囁いて…
さっさとえっちに持ち込んで、ちょちょって僕の事触って、すっかり僕をその気にさせて、
サクっと出して、寝ちゃうくせに!!
攻めの職権乱用だ!!
受けの僕はどうすればいいんだよ!!
怒りと性欲が相まって…
考えに、考えたのは…
『だいちゃんがその気ならっ!!こっちにだって考えがあります!!』
こうなったら、僕の本気出しちゃうから!
だってそういう日だから、もう抑えられなくて…
だいちゃんをヤる気にしてみせる!!
覚悟して!!
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