死神のカウントダウン

白夜

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56話 番外編 

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56話 永遠のふたり


しょうside


ずっと逢いたかった

逢いたくて、逢いたくて…


死んでもかまわないと思った

それほどまでに、あなたが全てです。




『もう、離れないっ!!』

『うん、もう離れられないから。ここへ来たら、ずっとここにいるしかないから。』

『いいよ。かずまがいない世界はつまらなかった…。お前がいないと、何をてても楽しくないし…どんなにモテてもお前じゃなきゃ意味がない!!ずっと苦しくて…逢いたくて…』

『うんん、俺も。しょうくんに幸せになって欲しいって言ったけど…。やっぱり俺がしょうくんを幸せにしたいって思った!!』

俺にそっと触れる大きな手はあの頃と何も変わっていない。

暖かい大きな手が、俺の頬にそっと触れる、そして優しい瞳が俺を映す。

唇がそっと重なって、再び見つめ合う

唇の感触も生きている頃と何も変わらなくて、一気にかずまのキスを思い出して、体中が熱くなる。

『もっと…深いヤツがいい…』

『うん。もっともっと深いヤツしような♡』

唇を割ってかずまの舌が侵入してきたかと思うと、くちゅくちゅと俺の口内を犯すように、溶かしていく。

混ざり合う唾液の甘ささえも懐かしい。

キスが気持ちいいって教えてくれたのもかずまだから。
舌を絡めると全身の力が抜けていくような、溶けていくようなそんな感覚に陥る。

『可愛いっ♡』

かずまは俺を目を細めてにこっと笑った。


『っ///…ずっと…欲しかった…』

お前が俺に残した感覚が忘れられなくて、どれほど自分を慰めるのに苦労したか…

『ごめん…これからは、毎日キスしてあげるっ!!』

『毎日はしなくていいしっ』

『嫌だって言っても、毎日するからっ!覚悟しといて!』

こんなやり取りさえも心地よくて

もっと激しく深いキスされて
全身の力が抜けていく

『俺の事気持ちよくしてくれるんじゃなかった?』

かずまのキスが気持ちよくて、力が抜けてとろんとしてしまうのは仕方がないことやと思う。

『っ///…お前が…こんなキスするから…ンンっ♡』

しゃべる隙さえ与えてもらえないくらいに、俺に夢中になるかずまが愛おしい

舌がねっとりと絡みついて、上顎を舌でなぞられると、ぞわぞわとお腹の奥の方から込み上げてくるものがあった。

くすくすと笑うかずまが
『ここも気持ちいいんんでしょ♡とろとろのしょうくんめっちゃ可愛い♡』

『っ///…俺、女の子じゃないから…可愛くなんてないだろ?』

『可愛いよ!他の誰よりも可愛いから!俺の一番はいつだってしょうくんだから!!』

『でも、女の子の方が可愛いだろ?』

『しょうくんの方が可愛いって!女の子はこここんなにしないだろ?』

俺の勃ち上がったものに触れニヤリと笑うかずま

触れられた感覚に全身が反応するみたいにビクンっとなる。

『いちいち反応が可愛いんだよなぁ』

俺の濡れた先端をくるくると指で刺激する、長い指。
溢れ出した愛液が指に絡みついて、さらに快感を連れて来る。

『っンンっ///…あぁっ♡…ンンンっ♡』

扱かれる度にぬちゅぬちゅと音を立てて、恥ずかしいくらいに感じてしまう。
自身から溢れ出す体液は、かずまの手を濡らしてその手が上下に動く度にえっちな音を立てる。

大きな手に包まれて、何度も上下されると何も考えられないくらいに気持ちよくなってしまう

『はぁっ♡…気持ちっイイっ♡…』

『まだまだ!もっともっと気持ちよくなろ♡時間ならたっぷりあるから♡』

『っ///うん。…ナカ…も、触って欲しいっ♡』

『覚えたん?』

『…うんっ///…かずの手…思い出しながら…ひとりで///…ナカ…弄っとった』

『しょうくんのえっち♡』

『違うっっ!お前がっ!お前がそうしたんだからな!!』

『うん!責任とってナカももっともっと良くしてあ・げ・る♡』

もっともっと、逢えなかった分まで、俺を溶かしてっ!!
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