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4話 助けてあげます

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『俺が…抜いてあげます!!』


歓迎会でイチャイチャを見せつけられて

俺の頭の中もどうかしてたんだと思う。


俺たちの関係が始まる。



くるっと友也さんの方を向いて、硬くなった友也さんに手を伸ばす。

『えっ!あっ///…ちょっとっ///…遼平っ!!』


『彼女でもいるんですか?いたらこんな状態になりませんよね?』

少し困ったように友也さんは言った。
『…いない…けど…』


『いないなら…大丈夫です!問題ないです!僕も、友也さんもフリーですから!それに、俺オトナなんで!!』

絶対に<好き>を悟られてはいけないと思った。


きっと友也さんは俺の<好き>を知ったら止める

カラダだけでもいい…

友也さんの心があの人を求めていても、カラダだけでいいから…

俺と…。




そんな必死の想いだったんだと思う。


軽く抵抗する様子を見せていた友也さんだったけど…

俺の手の中で逃れられないくらいに昂っていた。

友也さんのモノは熱くて、大きくてっ///

耳元で友也さんの吐息が聞こえて、俺も止められなくなっていた。


『友也さん…すごいっ///…』

ゆっくりと手を動かし始めると…少しずつ俺の手を濡らすように先端から体液が溢れてきた。

こんな状態なのに、まだ微かに残る友也さんの理性が俺に最終確認をする。


『りょうへい…っ///…いいの?』

『抜いてあげるって言ったじゃないですか。』


それでも、ほんの少し迷っている友也さん。

きっと、頭の中には仁さんがいて
仁さんにバレたくなんのだと瞬時に思った。



『誰にも言わないです。…ふたりの…ふたりだけの秘密です!』

硬く大きくなっている友也さんのモノをゆっくりと扱いた。
迷いを断ち切れるように、そして、なにも考えられなくなるくらいに扱いた。

もう…逃げられないように…

今の快楽に溺れてしまうように…

誘ったのは…俺だから。
友也さんは何も悪くありません。

次第に気持ちよくなって、さらに硬くなっていく友也さん。

手の中でムクムクと大きくなって、友也さんの表情から迷いが消えて

『っ///…遼平っ!…キス…していい?』

『はい。もちろんです。』


柔らかな唇がそっと俺の唇を捉えて、甘く包み込む。

こんなに優しいキスをする人はきっと優しい人なのだろう。

ちゅっ///…ちゅっちゅ…っちゅっちゅぱっ///

リップ音が部屋に響いて

その音に誘われて地獄へ落ちていく。



深く深く落ちていくキス。

舌を絡めるほどに甘くて…

大好きな友也さんのキスは極上の蜜の味だった。

カラダだけじゃなくて、心も蕩けてしまいそうな程上手なキス。



俺たちの地獄が始まる…






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