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38話 伝えたくて
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38話 伝えたくて
惇希side
『じゅんくんっ…っ///』
ちゅってキスされて、それから舌を絡ませて深いキスをしていくうちに、それに合わせてゆっくり呼吸をした。
圧迫感で苦しくて、呼吸が乱れていたはずなのに、透弥とキスしていくうちに呼吸は整い、キスに夢中で、圧迫感よりもソコを満たすのは快感に変わっていた。
ふたりの吐息が混ざって、絡み合う舌と、呼吸に合わせてゆっくりと俺の中に沈んでいく透弥。
ゆっくりと俺のナカを支配しながら、俺の心まで溶かしてしまう程の快感を与えながら、奥まで透弥が入って来る。
ーーー俺のナカに、透弥がいる。
それは、叶う事が無いと思っていた夢。
その夢が、今現実となって俺に快感を与えてる。
ぎゅっと抱きしめられて、透弥は優しい声で俺に囁いた。
『全部入った♡少し、こうしていよう。このまま、馴染むまで…、こうして…じゅんくんの体温を感じているから…』
俺たちは無言のまま抱き合って、お互いの温かさを感じてた。
互いの体温を感じながら、俺たちは恋人かと思うくらいに、優しい甘いキスをした、はむっと唇を甘噛みされたかと思えば、舌先を擦り合わせる優しい刺激、それから根元まで吸い取られてしまいそうな程ねっとりと絡みつく舌に翻弄されて、甘い吐息に包まれたふたり。
痛みなんて、感じなくなっていた…
手の掌に芽を出した痛みの根源さえも、キレイに消え去ってしまったかのようだった。
そんなはずないのに…。
透弥はすごく熱くて、硬くて…
キスする度に、俺のナカで熱く、大きくなっていく…
『…じゅんくんの…ナカ…、すごく…あったかい♡…ナカ、うねってっ…絡みついて来るっ///全部、持っていかれそうっ///』
目を細め、狂おしい程に色っぽい表情の透弥を下から見上げる。
俺のナカでムクムクと大きくなっていくのがわかって、動きたいのに俺が馴染むまで我慢してくれようとしていた、そんな透弥に
『…もう、動いてもいいよ…っ///』って、伝えると
『…ごめん、うん、もう耐えられなかったっ///』
透弥は俺の腰を掴んで、ゆっくりと腰を打ちつけ始めた
透弥が動く度に、壁が擦れてっ///
ぐちゅぐちゅって、水音を立てた。
その音にまた興奮を覚えて、より感じてしまう。
えっちで魅惑的な行為…
ふたりでするこの行為は、まるでふたりで踊ってる時と同じ様に、いや…それよりも、もっと気持ちが良い最高の時間だった。
徐々に呼吸が上がっていって、はぁはぁってふたりで呼吸合わせて…
ふたりで昇っていく。
快楽に支配されるみたいに
頭の中、もう透弥しか考えられなくて
与えられる快楽に、飲み込まれて
どこまでもこのまま、ふたりで昇っていけたらいいのに…
高く、高く昇りつめて…
俺たちは一番高いところまで昇っていった…
ふたりで絶頂に達した時、強く想う…
俺、透弥が好きだ!
そして…ふたりで堕ちていく。
透弥の熱い欲が、俺の中に注がれて
俺のカラダに染み渡っていった
俺のカラダはわかりやすく喜んでいて、渇いたカラダが潤っていくのがわかった。
痛みが癒されていくのがわかった。
全身が幸せに包まれて、そこには痛みも苦しみも…なにもなかった。
そのあと、何度もふたりで昇っては堕ちた。
13年分の想いを吐き出すみたいに、俺も何度も欲を放った。
体中がお互いの体液でベトベトになって、それでもまだ、透弥の体液をカラダが欲していた。
こうやって、ずっと俺のナカに居て欲しい…。
俺にたくさんの欲を注いで欲しい。
それに想いが伴っていなくても、かまわない。
ひと時の迷いでもかまわない。
今だけ、今だけでもいいから…
俺に、透弥の全てを、注いで…
甘い行為の最中、ずっとそんな事思ってた。
何度も吐き出して、繋がって…
薄れゆく意識の中で
『とうや…好き…好きなんだよ…とうやっ…。ずっと、好きだった。…とうや、とうやっ…。すき…』
気が付けば、うわ言の様に、呪文みたいに、唱えてた。
言葉と共に、涙が溢れて…俺きっとすごくブサイクだった…
でも、想いが込み上げて、しまい込めないくらいに溢れてしまった。
それが、透弥に伝わったかどうかはわからない。
返事が欲しい訳じゃない。どちらかと言えば返事なんて聞きたくない。
でも、伝えておきたかった
俺の本当の気持ちを…。
伝えておきたかっただけだ。
惇希side
『じゅんくんっ…っ///』
ちゅってキスされて、それから舌を絡ませて深いキスをしていくうちに、それに合わせてゆっくり呼吸をした。
圧迫感で苦しくて、呼吸が乱れていたはずなのに、透弥とキスしていくうちに呼吸は整い、キスに夢中で、圧迫感よりもソコを満たすのは快感に変わっていた。
ふたりの吐息が混ざって、絡み合う舌と、呼吸に合わせてゆっくりと俺の中に沈んでいく透弥。
ゆっくりと俺のナカを支配しながら、俺の心まで溶かしてしまう程の快感を与えながら、奥まで透弥が入って来る。
ーーー俺のナカに、透弥がいる。
それは、叶う事が無いと思っていた夢。
その夢が、今現実となって俺に快感を与えてる。
ぎゅっと抱きしめられて、透弥は優しい声で俺に囁いた。
『全部入った♡少し、こうしていよう。このまま、馴染むまで…、こうして…じゅんくんの体温を感じているから…』
俺たちは無言のまま抱き合って、お互いの温かさを感じてた。
互いの体温を感じながら、俺たちは恋人かと思うくらいに、優しい甘いキスをした、はむっと唇を甘噛みされたかと思えば、舌先を擦り合わせる優しい刺激、それから根元まで吸い取られてしまいそうな程ねっとりと絡みつく舌に翻弄されて、甘い吐息に包まれたふたり。
痛みなんて、感じなくなっていた…
手の掌に芽を出した痛みの根源さえも、キレイに消え去ってしまったかのようだった。
そんなはずないのに…。
透弥はすごく熱くて、硬くて…
キスする度に、俺のナカで熱く、大きくなっていく…
『…じゅんくんの…ナカ…、すごく…あったかい♡…ナカ、うねってっ…絡みついて来るっ///全部、持っていかれそうっ///』
目を細め、狂おしい程に色っぽい表情の透弥を下から見上げる。
俺のナカでムクムクと大きくなっていくのがわかって、動きたいのに俺が馴染むまで我慢してくれようとしていた、そんな透弥に
『…もう、動いてもいいよ…っ///』って、伝えると
『…ごめん、うん、もう耐えられなかったっ///』
透弥は俺の腰を掴んで、ゆっくりと腰を打ちつけ始めた
透弥が動く度に、壁が擦れてっ///
ぐちゅぐちゅって、水音を立てた。
その音にまた興奮を覚えて、より感じてしまう。
えっちで魅惑的な行為…
ふたりでするこの行為は、まるでふたりで踊ってる時と同じ様に、いや…それよりも、もっと気持ちが良い最高の時間だった。
徐々に呼吸が上がっていって、はぁはぁってふたりで呼吸合わせて…
ふたりで昇っていく。
快楽に支配されるみたいに
頭の中、もう透弥しか考えられなくて
与えられる快楽に、飲み込まれて
どこまでもこのまま、ふたりで昇っていけたらいいのに…
高く、高く昇りつめて…
俺たちは一番高いところまで昇っていった…
ふたりで絶頂に達した時、強く想う…
俺、透弥が好きだ!
そして…ふたりで堕ちていく。
透弥の熱い欲が、俺の中に注がれて
俺のカラダに染み渡っていった
俺のカラダはわかりやすく喜んでいて、渇いたカラダが潤っていくのがわかった。
痛みが癒されていくのがわかった。
全身が幸せに包まれて、そこには痛みも苦しみも…なにもなかった。
そのあと、何度もふたりで昇っては堕ちた。
13年分の想いを吐き出すみたいに、俺も何度も欲を放った。
体中がお互いの体液でベトベトになって、それでもまだ、透弥の体液をカラダが欲していた。
こうやって、ずっと俺のナカに居て欲しい…。
俺にたくさんの欲を注いで欲しい。
それに想いが伴っていなくても、かまわない。
ひと時の迷いでもかまわない。
今だけ、今だけでもいいから…
俺に、透弥の全てを、注いで…
甘い行為の最中、ずっとそんな事思ってた。
何度も吐き出して、繋がって…
薄れゆく意識の中で
『とうや…好き…好きなんだよ…とうやっ…。ずっと、好きだった。…とうや、とうやっ…。すき…』
気が付けば、うわ言の様に、呪文みたいに、唱えてた。
言葉と共に、涙が溢れて…俺きっとすごくブサイクだった…
でも、想いが込み上げて、しまい込めないくらいに溢れてしまった。
それが、透弥に伝わったかどうかはわからない。
返事が欲しい訳じゃない。どちらかと言えば返事なんて聞きたくない。
でも、伝えておきたかった
俺の本当の気持ちを…。
伝えておきたかっただけだ。
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