おなじクラスのながおくん!

白夜

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79話 不安と期待を抱き締めて

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79話 不安と期待を抱き締めて


まつえだside


お風呂上がりのまつえだくんは…破壊力抜群だった。

火照った頬がながおくんをピンク色に染めてて、濡れた髪がセクシーだった。

直ぐにでも抱きしめて、キスして…
めちゃくちゃに抱きたいっ!!

でも、ハジメテを大切にしたいからっ!!


逸る気持ちを抑えて、急いでお風呂に入る。

頭の中はながおくんと過ごす甘い夜でいっぱいで、他の事は何も考えられなくなっていた

それでも、人間って不思議なもので…何も考えなくてもいつも通りに髪を洗って、カラダを洗ってお風呂を出ることが出来た

リビングでパジャマ姿で俺を待つながおくん

ちょこんと座っている姿が、これまた可愛い♡


それから、ふたり並んで洗面所で歯を磨いた

鏡に映る俺とながおくんの身長差はちょうど10センチちょい!
時折下から見上げられて、にこっと微笑まれる

その身長差が堪らない!!

最高に可愛い角度!!

歯ブラシを咥えてる姿も、なんて可愛いんだ

歯磨きを終えて、二階の俺の部屋に上がっていく
俺の部屋のドアを開けると、突然大きな雷の音が鳴り響いた

『うわっーーっ!!』

窓の外は激しい雨に打ちつけられて、部屋の中にまでザーザーっと雨の音が聞こえていた

ながおくんは窓に近づいて、窓の外を眺めていた

時折、ピカッピカピカっと光るストロボみたいな光に照らされて、ながおくんのシルエットが映し出される

その背中をふんわり抱きしめると、ながおくんは振り向いて俺を見上げた

少し濡れた色っぽい真っ黒な瞳が、堪らなくて

抑えていた俺の理性を奪いにくる

そっと引き寄せて、キスをした

口内を探るようなキスに

『歯磨き粉の味…するね♡』
なんてながおくんが言ったけど、返事なんて出来ないくらいにながおくんが欲しくなって

もっと、深くキスをした

くちゅっ♡…っちゅっちゅぱっ///
…っちゅっちゅくっちゅん…


『ンンっ♡…はぁっ…まつえだくんっ///…』

キスを止めて

『なに?』って聞くと

『ちゅー♡がっ…///気持ちよくてっ♡…力が入らなくて…立ってられないっ///』
とろんとした表情で力が抜けていくながおくん

『あっ///…ベッド行こっ♡』

両手を広げて抱っこをせがむ子供みたいに、両手を広げて抱っこをねだられて

ほんの数歩のベッドまで、抱きかかえた

満足そうなながおくんを、ベッドに降ろして甘いキスの続きをする

キスしながらふたり、ベッドへなだれ込むようにように転がって、何度もキスを降らせる


もう、ふたりを邪魔するものなんてなにもなくて
ながおくんの体温を感じたい

ながおくんが俺をじっと見つめて来るから…

『怖い?』って聞くと

『ぜんぜんっ♡怖くないよ。だって、ずっとこうなることを望んでいたんだからっ///』

真っ黒な瞳が濡れて、キスで濡れた唇がさらにながおくんを妖艶に見せてた

『俺も…ずっと、したかった♡』

ながおくんは少し表情を曇らせて
『でも…、まだ、まつえだくんの…っ///挿入できるほどじゃ…ないかもしれない。』

俯くながおくんに

『いいよ♡ゆっくりやればいいじゃん。少しずつい俺のカタチになればいいじゃん』

ながおくんはクスクスって笑った

『【俺のカタチ】ってっ///なんかえっちだね♡…でも、僕のナカ…まつえだくんのカタチにしてっ♡』


不安も期待も全部抱きしめて

甘い夜を過ごそう♡

何度も阻まれた甘い夜を今日はしよう。

ながおくんへの最高の誕生日プレゼントにしよう!!


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