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フラグとは、回収する為にあるのだ……と知った

第408話:いざ行かん!戦いの場へ?

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「はい!ちゅうもーく!」
 引率の先生の気分で手を上げる。
 注目してくるのは、うちの従魔達。
 そしてオパールとピリリ。
 ペットが居るので、その飼い主達。
 更に属性オコジョ達。

 え?属性オコジョ!?
 お前達は駄目だろ。最弱魔獣モンスターだよな?

 今居る場所は『commerce(コマース)』の噴水広場である。
 クランハウスから、転移陣で転移して来たのだ。
 従魔達は、転移後に俺の影から呼んだのだが、ペットは飼い主達が連れて来ていた。
「ユズコ!ジルド!なぜオコジョ達を連れて来た!?」
 今日の目的は、斗苫斗的のレベル上げだと説明したよな?
 ガッツリ戦闘バトルがメインですけど!?

「ヴィンの側に居れば安全だろ?」
 ジルドがチラリとガルムを見る。
 うん。まぁ、うちの執事さん優秀だからね。
「俺もペットとピクニックに行きたくてな!」
 自分のペットであるオコジョを全匹肩に乗せてるユズコ。お行儀良く五匹ずつ肩に並んでいる。
 因みにジルドの方は、好き勝手に体に登っている。
 ベストからチョコンと顔を覗かせていたり、首周りに巻き付いていたり、ポケットに半身入っていたり……もう後は探すのが面倒だからいいや。


「おはようございます!何してんですか?」
 本日の主役、待ち合わせ相手の斗苫斗的が声を掛けてきた。
 ああ、斗苫斗的が来る前に悪友達には色々説明したかったのに。
 とりあえず悪友達とは同盟を組まない事、戦闘はうちの従魔達中心にする事、狩場はリルが居た森である事を説明する。

「ピリリも戦いたいって言うんだけど~」
 オーベが手を上げて発言する。
「じゃあピリリはムンドとテラと一緒に、どこか遠くまで行って来て」
 本来ペットは死ぬ危険があるけど、ピリリだからな。
 この辺に火蜥蜴サラマンダーの変異種を倒せる敵は居ないだろう。
 フロアボスも倒せそうだよな。
 ペットだからボスフィールドへ行けないだろうけど。

 一応、ムンドとテラには、海まで行かないように注意した。クラーケン(烏賊イカ)とか狩って来そうで怖いから。
 三匹が出発してから『しきしま』から出ないように注意すれば良かったと思ったが、後の祭りである。


「随分大きくなりましたね」
 斗苫斗的がプーリを抱えながら言う。
 彼は俺と同じハーフリングだから、プーリを抱えていると大きな鳥のぬいぐるみを抱えているようで微笑ましい。
<ぴぃ>
 あ、これは俺にも判るぞ。『離せ』だな。
つついちゃいかぬぞえ、プーリ>
 ユキが恐ろしい事を言いました。
『離せ』より上位互換?でしたよ。

 斗苫斗的が地面にそうっとプーリを下ろす。
「こっわ!フレースヴェルグ怖っ!」
 正確にはフレースヴェルグはプーリの親の名前で、種族は鷲の巨人なのだけど、今は訂正しなくていいか。
 俺もプーリが孵化してステータス見るまでは、『フレースヴェルグ』が種族名だと思ってたからな。

あるじ。まだ歩くのかい?日が暮れてしまうよ?>
 どうやらのんびり行くのにリルが飽きたようだ。
 でもムンドが別行動だから、が居ないのだが。
 いくらリルとガルムでも、咲樹を除いた【sechs(ゼクス)】と斗苫斗的を乗せきれないだろう?

「そうだな!急ぐか!獣化!」
 あ、ユズコが白虎になりました。
「……獣化」
 悩んだ末に、レイも獣化して銀狼になりました。
 ガルムに俺とオーベが乗り、リルにジルドと斗苫斗的が乗った。
 咲樹が居なくてゴメンな、斗苫斗的。



────────────────
最近、題名が決まらない。
そして属性オコジョの名前(ジルド側10匹)も決まらない
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