228 / 506
いろんな意味での初イベントに参加しますよ!
228:(閑話):パーティーだよ!クリスマス(季節話)
しおりを挟む
本編とは、全く切り離して読んでください。
ホワッと読んで頂ければ幸いです。
―――――――――――――――
「Merry Christmas!!」
レイの部屋からテーブルを持ってきて、料理とケーキを並べた。
ローストビーフ…ではなく、ローストリッチブルやデストラウトのカルパッチョ。
死鮭!?食って良いのか?
ケーキは小さいサイズをたくさん買ったので、並べるとスイーツビュッフェのようだ。
テンション上がる!
貰ったタコ焼きも山型に積み上げて、マヨネーズや青ノリ、花鰹でツリーっぽくデコレート。
ケバブとシシカバブも買ったのだ!
後は竜田揚げと唐揚げ。
サラダは昨日のうちに収穫して作っておいたのを出す。
「シャンパン開けますよ」
レイが冷蔵庫からシャンパンを持って来る。
「待って待って!コレ使って!」
咲樹が自室から飛び出して来た。
そしてインベントリから取り出したのは、見るからに高そうなシャンパングラス。
現実だったら、怖くて使えないレベルのグラスだ。
「今年は合コンは良いのか?」
コッソリ聞くと、「絶対こっちのが楽しいわよ」と返された。
あ、綺羅からの連絡だ。転移陣の使用許可をくれと。ジルドに丸投げしちゃえ。
咲樹へグラスの追加を頼む。
綺羅がジルドと戻って来るのと同じタイミングで、ユズコの部屋の扉も開いた。
「乾杯に間に合ったな!?」
間に合ったけど、何してんの?クリスマスに。
彼女に怒られるんじゃないか?
「15分貰った!」
こっちで2時間か。それくらいなら、彼女も待て……るか?
「Happy Merry Christmas!!」
グラスが澄んだ高い音をたてる。
さすがに咲樹のグラスは使ってないが、従魔達にもわける。乾杯だし!
子供組には、シャンパンもどきをあげる。
因みに、オーベもこっちだ。
未成年の異界人が幻想世界で飲酒しようとすると、周りにわかる警告音が鳴るので、綺羅も爺さんも成人してるようだな。
うんうん。なんて頷いてたら、その二人もこっちを見ていた。
「ホントに成人してるんだ」
おい、まだ疑ってたのか!
「ヴィンはね~、こう見えて六人の中じゃ1番の酒豪だよ~」
ほぼ下戸なオーベが綺羅に言う。
「こう見えて、日本酒の辛口が好きですよね。しかも高くないもの」
レイが補足する。その枕詞は必要ですか?
ツリーの前にもシャンパン入りの皿を置いたら、単なるモミの木になった。すまん。
あんなに楽しそうに歌ってたのに、実は甘い物が大して好きじゃない事が判明した綺羅。なんでやねん。
逆に爺さんは、大福で酒が飲めるタイプだとか。いや、それは俺も嫌だな。
「これは、久◯田の千寿と似ている味がする酒じゃ」
それ、間違いないヤツ!
万寿より千寿派な俺。
<確かに美味い酒だの>
お、ガルムもイケるクチだね。
<きゅ!>
いやいやいや、ヨミはダメだぞ!?
<<良いな~飲んでみたいな~?>>
テラまで!!ダメだぞ!ダメ……だよな?あれ?魔獣ってどうなの?
「ガルム、飲まして大丈夫?」
<まぁ、大丈夫だろうが酒の美味さはわからんと思うぞ>
まぁ、ガルムが大丈夫って言うなら、これも経験だ。飲め!
―――――――――――――――
※トラウトが鱒ではなく鮭なのは、サケ科全体を指すとの事なので、仕様です。
実はリッチブルは、「なろう」の感想でネタをいただきました。
ホワッと読んで頂ければ幸いです。
―――――――――――――――
「Merry Christmas!!」
レイの部屋からテーブルを持ってきて、料理とケーキを並べた。
ローストビーフ…ではなく、ローストリッチブルやデストラウトのカルパッチョ。
死鮭!?食って良いのか?
ケーキは小さいサイズをたくさん買ったので、並べるとスイーツビュッフェのようだ。
テンション上がる!
貰ったタコ焼きも山型に積み上げて、マヨネーズや青ノリ、花鰹でツリーっぽくデコレート。
ケバブとシシカバブも買ったのだ!
後は竜田揚げと唐揚げ。
サラダは昨日のうちに収穫して作っておいたのを出す。
「シャンパン開けますよ」
レイが冷蔵庫からシャンパンを持って来る。
「待って待って!コレ使って!」
咲樹が自室から飛び出して来た。
そしてインベントリから取り出したのは、見るからに高そうなシャンパングラス。
現実だったら、怖くて使えないレベルのグラスだ。
「今年は合コンは良いのか?」
コッソリ聞くと、「絶対こっちのが楽しいわよ」と返された。
あ、綺羅からの連絡だ。転移陣の使用許可をくれと。ジルドに丸投げしちゃえ。
咲樹へグラスの追加を頼む。
綺羅がジルドと戻って来るのと同じタイミングで、ユズコの部屋の扉も開いた。
「乾杯に間に合ったな!?」
間に合ったけど、何してんの?クリスマスに。
彼女に怒られるんじゃないか?
「15分貰った!」
こっちで2時間か。それくらいなら、彼女も待て……るか?
「Happy Merry Christmas!!」
グラスが澄んだ高い音をたてる。
さすがに咲樹のグラスは使ってないが、従魔達にもわける。乾杯だし!
子供組には、シャンパンもどきをあげる。
因みに、オーベもこっちだ。
未成年の異界人が幻想世界で飲酒しようとすると、周りにわかる警告音が鳴るので、綺羅も爺さんも成人してるようだな。
うんうん。なんて頷いてたら、その二人もこっちを見ていた。
「ホントに成人してるんだ」
おい、まだ疑ってたのか!
「ヴィンはね~、こう見えて六人の中じゃ1番の酒豪だよ~」
ほぼ下戸なオーベが綺羅に言う。
「こう見えて、日本酒の辛口が好きですよね。しかも高くないもの」
レイが補足する。その枕詞は必要ですか?
ツリーの前にもシャンパン入りの皿を置いたら、単なるモミの木になった。すまん。
あんなに楽しそうに歌ってたのに、実は甘い物が大して好きじゃない事が判明した綺羅。なんでやねん。
逆に爺さんは、大福で酒が飲めるタイプだとか。いや、それは俺も嫌だな。
「これは、久◯田の千寿と似ている味がする酒じゃ」
それ、間違いないヤツ!
万寿より千寿派な俺。
<確かに美味い酒だの>
お、ガルムもイケるクチだね。
<きゅ!>
いやいやいや、ヨミはダメだぞ!?
<<良いな~飲んでみたいな~?>>
テラまで!!ダメだぞ!ダメ……だよな?あれ?魔獣ってどうなの?
「ガルム、飲まして大丈夫?」
<まぁ、大丈夫だろうが酒の美味さはわからんと思うぞ>
まぁ、ガルムが大丈夫って言うなら、これも経験だ。飲め!
―――――――――――――――
※トラウトが鱒ではなく鮭なのは、サケ科全体を指すとの事なので、仕様です。
実はリッチブルは、「なろう」の感想でネタをいただきました。
164
お気に入りに追加
1,461
あなたにおすすめの小説

国外追放ですか? 承りました。では、すぐに国外にテレポートします。
樋口紗夕
恋愛
公爵令嬢ヘレーネは王立魔法学園の卒業パーティーで第三王子ジークベルトから婚約破棄を宣言される。
ジークベルトの真実の愛の相手、男爵令嬢ルーシアへの嫌がらせが原因だ。
国外追放を言い渡したジークベルトに、ヘレーネは眉一つ動かさずに答えた。
「国外追放ですか? 承りました。では、すぐに国外にテレポートします」

【完結】『飯炊き女』と呼ばれている騎士団の寮母ですが、実は最高位の聖女です
葉桜鹿乃
恋愛
ルーシーが『飯炊き女』と、呼ばれてそろそろ3年が経とうとしている。
王宮内に兵舎がある王立騎士団【鷹の爪】の寮母を担っているルーシー。
孤児院の出で、働き口を探してここに配置された事になっているが、実はこの国の最も高貴な存在とされる『金剛の聖女』である。
王宮という国で一番安全な場所で、更には周囲に常に複数人の騎士が控えている場所に、本人と王族、宰相が話し合って所属することになったものの、存在を秘する為に扱いは『飯炊き女』である。
働くのは苦では無いし、顔を隠すための不細工な丸眼鏡にソバカスと眉を太くする化粧、粗末な服。これを襲いに来るような輩は男所帯の騎士団にも居ないし、聖女の力で存在感を常に薄めるようにしている。
何故このような擬態をしているかというと、隣国から聖女を狙って何者かが間者として侵入していると言われているためだ。
隣国は既に瘴気で汚れた土地が多くなり、作物もまともに育たないと聞いて、ルーシーはしばらく隣国に行ってもいいと思っているのだが、長く冷戦状態にある隣国に行かせるのは命が危ないのでは、と躊躇いを見せる国王たちをルーシーは説得する教養もなく……。
そんな折、ある日の月夜に、明日の雨を予見して変装をせずに水汲みをしている時に「見つけた」と言われて振り向いたそこにいたのは、騎士団の中でもルーシーに優しい一人の騎士だった。
※感想の取り扱いは近況ボードを参照してください。
※小説家になろう様でも掲載予定です。

辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~
雪月夜狐
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】
『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】

人間だった竜人の番は、生まれ変わってエルフになったので、大好きなお父さんと暮らします
吉野屋
ファンタジー
竜人国の皇太子の番として預言者に予言され妃になるため城に入った人間のシロアナだが、皇太子は人間の番と言う事実が受け入れられず、超塩対応だった。シロアナはそれならば人間の国へ帰りたいと思っていたが、イラつく皇太子の不手際のせいであっさり死んでしまった(人は竜人に比べてとても脆い存在)。
魂に傷を負った娘は、エルフの娘に生まれ変わる。
次の身体の父親はエルフの最高位の大魔術師を退き、妻が命と引き換えに生んだ娘と森で暮らす事を選んだ男だった。
【完結したお話を現在改稿中です。改稿しだい順次お話しをUPして行きます】

侯爵家の愛されない娘でしたが、前世の記憶を思い出したらお父様がバリ好みのイケメン過ぎて毎日が楽しくなりました
下菊みこと
ファンタジー
前世の記憶を思い出したらなにもかも上手くいったお話。
ご都合主義のSS。
お父様、キャラチェンジが激しくないですか。
小説家になろう様でも投稿しています。
突然ですが長編化します!ごめんなさい!ぜひ見てください!

聖女の力を隠して塩対応していたら追放されたので冒険者になろうと思います
登龍乃月
ファンタジー
「フィリア! お前のような卑怯な女はいらん! 即刻国から出てゆくがいい!」
「え? いいんですか?」
聖女候補の一人である私、フィリアは王国の皇太子の嫁候補の一人でもあった。
聖女となった者が皇太子の妻となる。
そんな話が持ち上がり、私が嫁兼聖女候補に入ったと知らされた時は絶望だった。
皇太子はデブだし臭いし歯磨きもしない見てくれ最悪のニキビ顔、性格は傲慢でわがまま厚顔無恥の最悪を極める、そのくせプライド高いナルシスト。
私の一番嫌いなタイプだった。
ある日聖女の力に目覚めてしまった私、しかし皇太子の嫁になるなんて死んでも嫌だったので一生懸命その力を隠し、皇太子から嫌われるよう塩対応を続けていた。
そんなある日、冤罪をかけられた私はなんと国外追放。
やった!
これで最悪な責務から解放された!
隣の国に流れ着いた私はたまたま出会った冒険者バルトにスカウトされ、冒険者として新たな人生のスタートを切る事になった。
そして真の聖女たるフィリアが消えたことにより、彼女が無自覚に張っていた退魔の結界が消え、皇太子や城に様々な災厄が降りかかっていくのであった。

辺境地で冷笑され蔑まれ続けた少女は、実は土地の守護者たる聖女でした。~彼女に冷遇を向けた街人たちは、彼女が追放された後破滅を辿る~
銀灰
ファンタジー
陸の孤島、辺境の地にて、人々から魔女と噂される、薄汚れた少女があった。
少女レイラに対する冷遇の様は酷く、街中などを歩けば陰口ばかりではなく、石を投げられることさえあった。理由無き冷遇である。
ボロ小屋に住み、いつも変らぬ質素な生活を営み続けるレイラだったが、ある日彼女は、住処であるそのボロ小屋までも、開発という名目の理不尽で奪われることになる。
陸の孤島――レイラがどこにも行けぬことを知っていた街人たちは彼女にただ冷笑を向けたが、レイラはその後、誰にも知られずその地を去ることになる。
その結果――?

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる