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いろんな意味での初イベントに参加しますよ!
227:(閑話):買い出しだよ!クリスマス!(季節話)
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本編とは、全く切り離して読んでください。
温かい目で読んで頂ければ幸いです。
―――――――――――――――
この世界にもイルミネーションってあるんだな。
魔法があるからそんなに喜ばれないのかと思ったけど、異界人だけでなく、住人もテンション上がってるし。
あのタコ焼き屋がある広場が見事なイルミネーションで飾られていたのだ。
いつもよりかなり多くの屋台が出ている。しかもクリスマス仕様なのか、オシャレな串焼きとかプチケーキとか、誘惑が凄い。
シシカバブ?ケバブ?なんかクリスマス関係ないけど、美味そう!
<主、混んでおるから背中に乗れ>
はい。お世話掛けます。
一際混んでいるのは、いつものタコ焼き屋だ。クリスマス関係ない商品なのに混んでるって、本当に美味いからだろうな。
眺めていたら、お姉さんと目が合った。
まぁ、俺は潰されないようにガルムの上だからな。
「坊~!!」
タコ焼き屋のお姉さんが人垣の向こうから手を振っている。振り返しておこう。
周りから「可愛い」やら「トナカイ」やら聞こえるが、俺の事ではないはずだ。違う。違うったら違う。きっとコスプレしてる店員の事だ!
ん?タコ焼き3箱を持ち上げて指差してるけど、取り行けないし、稼ぎ時なんだから売りなさい。
「投げるで!」
「馬鹿か!?」
本気で投げそうだから、テラに取りに行ってもらった。
<<は~い、貰って来た~>>
「ありがとうな、テラ」
タコ焼きを受け取って、頭を撫でる。
今日はテイクアウトの人が多いからか袋を用意してあるようで、テラでも運べて良かったよ。
そうじゃなかったら、マジで投げそうだからな。
「ショ~~トケーキ、チ~ズケーキ、モンブラン~、苺のタルトにフルーツロォールケーキ!」
買ったケーキの名前を適当なリズムを付けて歌っているのは綺羅だ。
「ベイクド、ニューヨ~~ク、レアとスフレにフロマージュ~」
今度はチーズケーキの種類になったらしい。
全部俺のインベントリの中だけどな。
「アルコール類は足りるかのぅ?」
酒類は、爺さんがお勧めの物を持参している。まぁ、クランの冷蔵庫にもかなりの本数が入っているから大丈夫だろう。
「お待たせしました」
別行動だったレイとジルドが戻って来た。
周りの反応が俺に対するモノと全然違うが、基が違うからしょうがないのか?普通、サンタコスなんて、うっとり眺められたりしないはずなのにな。
ジルドは小さいクリスマスツリーを手に持っている。インベントリに入れずに持っているのは、見せびらかす為なのだろうか?
違った。生きてたよ。
木が生きてるんじゃなく、ツリーに付いてるキラキラが生きてたんだよ!いや、木も生きてるけど、そうじゃない。
ライトではなく、虫?羽あるし。
あ、すみません。妖精でした。
<きゅ~きゅ!>
レイの頭の上にいるヨミが楽しそうに眺めていて、癒された。
冒険者ギルドから、クランハウスへと転移屋に頼んで転移する。
ジルドとレイがいるから、爺さんと綺羅もクランハウスに入れるし、問題なし!
転移部屋からリビングへ向かう。
途中の応接室辺りから綺羅のテンションがおかしかったが、リビングに入った瞬間に落ちた。
「えぇ~!?何してんの、綺羅」
多分、身体的理由での強制ログアウトだな。興奮し過ぎだろう。
応接室の時点でレッドアラーム鳴ってたのかもな。
そのうち戻って来るだろう。ログインしたら連絡するようにメッセージしておくか。
「何か、今、目の前で人が消えた~?」
リビングで寛いでいたらしいオーベが目を見開いて固まっていた。
今日、綺羅と爺さんを呼ぶ事は悪友達には許可を得ている。
「気にするな」
実際気にせず、レイはインベントリから料理を取り出してテーブルに並べているし、ジルドはあのキラキラツリーを部屋のど真ん中に設置してる。
「お邪魔しますよ」
爺さんもテーブルに酒を並べだした。
お、日本酒じゃん!良いねぇ。
温かい目で読んで頂ければ幸いです。
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この世界にもイルミネーションってあるんだな。
魔法があるからそんなに喜ばれないのかと思ったけど、異界人だけでなく、住人もテンション上がってるし。
あのタコ焼き屋がある広場が見事なイルミネーションで飾られていたのだ。
いつもよりかなり多くの屋台が出ている。しかもクリスマス仕様なのか、オシャレな串焼きとかプチケーキとか、誘惑が凄い。
シシカバブ?ケバブ?なんかクリスマス関係ないけど、美味そう!
<主、混んでおるから背中に乗れ>
はい。お世話掛けます。
一際混んでいるのは、いつものタコ焼き屋だ。クリスマス関係ない商品なのに混んでるって、本当に美味いからだろうな。
眺めていたら、お姉さんと目が合った。
まぁ、俺は潰されないようにガルムの上だからな。
「坊~!!」
タコ焼き屋のお姉さんが人垣の向こうから手を振っている。振り返しておこう。
周りから「可愛い」やら「トナカイ」やら聞こえるが、俺の事ではないはずだ。違う。違うったら違う。きっとコスプレしてる店員の事だ!
ん?タコ焼き3箱を持ち上げて指差してるけど、取り行けないし、稼ぎ時なんだから売りなさい。
「投げるで!」
「馬鹿か!?」
本気で投げそうだから、テラに取りに行ってもらった。
<<は~い、貰って来た~>>
「ありがとうな、テラ」
タコ焼きを受け取って、頭を撫でる。
今日はテイクアウトの人が多いからか袋を用意してあるようで、テラでも運べて良かったよ。
そうじゃなかったら、マジで投げそうだからな。
「ショ~~トケーキ、チ~ズケーキ、モンブラン~、苺のタルトにフルーツロォールケーキ!」
買ったケーキの名前を適当なリズムを付けて歌っているのは綺羅だ。
「ベイクド、ニューヨ~~ク、レアとスフレにフロマージュ~」
今度はチーズケーキの種類になったらしい。
全部俺のインベントリの中だけどな。
「アルコール類は足りるかのぅ?」
酒類は、爺さんがお勧めの物を持参している。まぁ、クランの冷蔵庫にもかなりの本数が入っているから大丈夫だろう。
「お待たせしました」
別行動だったレイとジルドが戻って来た。
周りの反応が俺に対するモノと全然違うが、基が違うからしょうがないのか?普通、サンタコスなんて、うっとり眺められたりしないはずなのにな。
ジルドは小さいクリスマスツリーを手に持っている。インベントリに入れずに持っているのは、見せびらかす為なのだろうか?
違った。生きてたよ。
木が生きてるんじゃなく、ツリーに付いてるキラキラが生きてたんだよ!いや、木も生きてるけど、そうじゃない。
ライトではなく、虫?羽あるし。
あ、すみません。妖精でした。
<きゅ~きゅ!>
レイの頭の上にいるヨミが楽しそうに眺めていて、癒された。
冒険者ギルドから、クランハウスへと転移屋に頼んで転移する。
ジルドとレイがいるから、爺さんと綺羅もクランハウスに入れるし、問題なし!
転移部屋からリビングへ向かう。
途中の応接室辺りから綺羅のテンションがおかしかったが、リビングに入った瞬間に落ちた。
「えぇ~!?何してんの、綺羅」
多分、身体的理由での強制ログアウトだな。興奮し過ぎだろう。
応接室の時点でレッドアラーム鳴ってたのかもな。
そのうち戻って来るだろう。ログインしたら連絡するようにメッセージしておくか。
「何か、今、目の前で人が消えた~?」
リビングで寛いでいたらしいオーベが目を見開いて固まっていた。
今日、綺羅と爺さんを呼ぶ事は悪友達には許可を得ている。
「気にするな」
実際気にせず、レイはインベントリから料理を取り出してテーブルに並べているし、ジルドはあのキラキラツリーを部屋のど真ん中に設置してる。
「お邪魔しますよ」
爺さんもテーブルに酒を並べだした。
お、日本酒じゃん!良いねぇ。
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