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いろんな意味での初イベントに参加しますよ!
186:新年会のツマミを作成しよう
しおりを挟む今年も残り後5分。
ただし、幻想世界では、後40分。
何をするか。
料理である!
さすがに凝った正月料理は作れないが、彩りの良いツマミくらいは作りたい。
ここでは酒が飲めるからな!
まず獣魔用に、炊飯器ホットケーキを作る。
今回は、豆乳バージョンとトマトジュースバージョンの両方の「チーズ倍量」を作成。
リンゴは倍にして上手くいく自信がないので今回はスキル[料理]で大量作成。
ホットケーキの出来上がりを待っている間に、ちくわ巻き作成。
切り開いて裏返したちくわに、シソ、ハム、四つ割りキュウリを置いて巻き巻きして楊枝を均等に4本プスリ。
ハムをスライスチーズに変更して、また巻き巻きプスリ。
シソ、叩き梅、キュウリで同じく巻き巻きプスリ。すぐに食べない時はシソと梅を逆にするが、幻想世界ではマジックボックスやインベントリがあるから気にしない。
今度はキュウリをスティック状チーズに変更。
キュウリを魚肉ソーセージに変更したのも作ろうか。
楊枝の間を切って、一口サイズにして完成。
見た目が華やかなのに、簡単なのでよく作る定番のツマミだ。
「皆、梅干しは食べられるのか?」
鳥ご飯は食べていたが、あれはダイレクトに梅干しの味がしないからな。
<梅干し自体を、食べた事が無いと思うのだけれど?>
リルが言う。今のサイズは超子狼。
どうやらこのサイズなら、俺に乗れると学習してしまったようだ。
「ガルムも?」
<直接食べた事は無いと思うぞ>
ガルムが食べた事ないなら、間違いなく全員食べた事ないな。
「よし。じゃあ食べてみるが良い!」
楊枝ごといけるヨミとテラには、手渡して好きに食べてもらう。
リルは一旦咥えさせてから、楊枝を引き抜いた。
「じゃあ、ガルムもあ~ん」
ガルムの大きな口に、この小さなちくわ巻きで味がわかるのか?
とりあえず楊枝を引き抜き、口の中へと落とした。
「どうだ?」
<そのまま食べろと言われたら困るが、他の物と食べるなら美味いと思うぞ>
うん。俺も梅干しだけはさすがに困る。せめて白米が欲しい。
結果。
梅干しが駄目なのは、ヨミでした。
鳥ご飯は大丈夫だから、ガッツリ梅干しの味がしなければ大丈夫だろう。
これは、給餌係のジルドに伝えておかなくてはな。
のんびりしてたら、ここでも10分前に!!
スキル[料理]で鳥ご飯や玉ねぎご飯も作り、ちくわ巻きもありったけ作った。
ダイコンとニンジンと油揚げを和風ダシで煮たのも作る。味調整に、醤油も入れるけどな。実は、芋煮会の時に、双子にコッソリ習っていたのだ。
作る端からマジックボックスに入れていたので、総量がいまいち判らないが、まぁ大丈夫だろう。
足りなくなる事は無い……と思う。
とりあえずテーブルに出す分だけをマジックボックスからインベントリへ移す。
しかし、なぜ誰もリビングに居ないのか。
ログインはしている。
しかもジルドとレイと咲樹は、さっきまで俺の部屋に居たのにな。
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