最後の思い出に、魅了魔法をかけました

幼い時からの婚約者が、聖女と婚約を結びなおすことが内定してしまった。
愛も恋もなく政略的な結びつきしかない婚約だったけれど、婚約解消の手続きの前、ほんの短い時間に、クレアは拙い恋心を叶えたいと願ってしまう。

氷の王子と呼ばれる彼から、一度でいいから、燃えるような眼差しで見つめられてみたいと。

「魅了魔法をかけました」
「……は?」
「十分ほどで解けます」
「短すぎるだろう」
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